randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

クロワ・ド・ベルドンヌ(2926m)へ その4

先月末、ベルドンヌ山塊の中でハイキングで登れる山としては一番高いクロワ・ド・ベルドンヌに日帰り周回コースで挑戦しました。ソロで出発しましたが途中で会った二人組のハイキング客としばらく一緒に歩きます。少し下にある山小屋の管理人を以前していたという初老の男性と中学生くらいの孫のコンビでした。


フレダーン峠(2645m)に到着しました。今歩いて来た方向を振り返って。


峠で風が強そうだったのでその少し手前で休憩したため、峠ではノンストップです。


峠を振り返って。


そろそろ僕たちは違う方向に向かうことになるよ、と元管理人の男性。彼らは向かって左側にある別の峠を越えて下の村まで下りていくそうです。で、そこには自転車が停めてあるんだとか。 自宅から自転車でその村まできたそうなのですが、車で1時間以上かかる町です。自転車プラス山登りとはすごい体力です(◎_◎;)


おじさま&孫。カッコいいっす✨ (*´▽`*)


振り返って。わたしはこの写真でいうと谷の底からでなく右側からやって来たことになります。
さて、ここからはひとりです。何人か降りてくる人たちがあります。少し離れ離れに歩いてはいるものの声を掛け合っているのでグループのようです。そのうち一人と話をしましたがみんなで山小屋に1泊しての登頂だったそうです。先ほどまで一緒にいた男性が以前管理人をしていたというジャン・コレ山小屋ではなく、もっとここから近い位置にあるラ・プラ山小屋だそう。彼らがピストンで降りてきている真下の谷にわたしも周回して後ほど降りていくことになります。


歩いていく方向はこんな感じです。


振り返って。


ケルンもしっかりあるし、雪に大勢の足跡があるので迷う心配なしです。先ほど歩いた氷河からフレダーン峠まではハイキング客がずっと少ないためか足跡もケルンも少なく分かり辛いものでした。おじさま+孫コンビと一緒でなければあんなにさっさと進めたかどうかわかりません。


最近2回連続で雪のほとんどないところへハイキングしに行ってたのでこの景色はちょっと新鮮です。これだけ雪がある場所はもう今シーズンは来ないと思っていました。ちなみにアイゼンは持って来ていましたが、雪の状態が良かったので歩きやすく、必要ありませんでした。


振り向くと遠くに小さな湖というか水たまりが見えました。わたしが歩いたところからは全く見えませんでした。帰りにそばを通ってみようと思います。


もうひとつあります。これも帰りにすぐ畔を歩いてみよう・・・
こんな融けかけの湖も今年はもう見ることがないと思っていたのでちょっと嬉しいです。


フレドーン氷河からしばらくの間は高山植物が見られたものの、この辺りは荒涼としていて何も生えていません。


ところどころに雪渓が残るものの、避けて通れるところがほとんどです。


エクラン国立公園方面。今登っている山は北エクランのオワザン地方などからもくっきりとよく見えます。ということは、天気さえ良ければそちらの山もよく見えるはずなんだけど・・この分では難しそうです。


頂上方面に少し晴れ間が出てきています。


おおっ、頂上の十字架(クロワ)が見えてきました。


しかもかなり青空が覗いてます。いっ、急げ~~晴れてるうちに頂上に着きたい!!


ええぇΣ(゚Д゚) また掻き曇ってきました。


11時50分、クロワ・ド・ベルドンヌ頂上に到着です。駐車場を出発して5時間50分が経過しています。残念ながらまたガスの中です。
ちょうどこれから降りようとしていた男性二人組が写真を撮ってくれました。「君は山小屋に1泊せずに登頂した『頑張り組』だね」と言ってきたので「なんで分かるんですか?登頂の時間が遅いから?」と聞くと「僕達やさっき降りて行ったグループは山小屋に泊まったけど、君は見かけなかったからね」な、なるほどね。でも少し遠くにもうひとつ山小屋はある(ジャン・コレ山小屋)ので、そっちに泊まってたという可能性もあるんですが(^^;


山の裏側にも湖がありました。




登頂してきりのいいところでその4はお終いです(*´▽`*)

一乗寺

兵庫県加西市の一乗寺に行ってきました。2年前にも来たのですがどうしてもまた行きたくなりました(^^;


もみじがたくさんあったので紅葉の季節は美しいことでしょう。


国宝の三重の塔は平安時代のもの。複雑に組み合わさった木材が美しい♡


本堂の手前にある常行堂


何よりうっとりするのは舞台造の本堂です。ミニ清水寺です(^^;


子供たちもこのお寺の事はよく覚えていて、今回もあちこちで感嘆の声をあげていました。

あまりに素敵なのでぐるぐると2周してしまいました(^^;

本堂の中。


前回は行かなかった少し離れたお堂にも行ってみます。 


ハイキングっぽくなってきました(^^;


しかしアッチィぃ~(;´Д`)


車で10分もかからないところに酒蔵元&レストランがあります。

こちらを曲がると駐車スペースがあります。


ここはもう敷地内。日本家屋も酒蔵の一部です。


こちらがレストランとブティックになっています。



日本酒の他に梅酒、ゆず酒などあり、試飲できます。遠慮なく試飲をさせてもらいました。「Fu」(酒造元は「富久錦」なので)は発酵の中途段階で瓶詰めしてアルコール度数の低いとてもフルーティーなアペリティフワインに似たような風味に出来上がっています。これを2本とゆず酒を1本買いました。

2階がレストランになっています。予約も入っていたためすぐに入れず15分ほど下のブティックで買い物をしつつ待ちました。平日なのに人気があるようです。


2階もおしゃれな造りです。


お豆腐がメインのお膳、焼き穴子がメインのお膳。粕汁がお味噌汁の代わりに出てそんなものの存在をすっかり忘れていたわたしは大感動(;´∀`)
粕汁は大好物なのですが、里帰りはいつも夏なので酒粕がお店に売っていません。食事の後で聞いてみましたが、ここでも今の季節売っていないとのことでした(つд⊂)エーン 粕汁出してんだから、あるんだろ!!??って詰め寄りたかったけど我慢しました(-_-;)


素敵な日本の風景に出会えて大満足の一日でした。

クロワ・ド・ベルドンヌ(2926m)へ その3

ブラン湖(2161m)と奥にグランド・ピック・ド・ベルドンヌ(左・2977m)。一番右が目的地のクロワ・ド・ベルドンヌ(2926m)。
時間は9時前。駐車場を出発して3時間弱経っています。


この後は湖の左側の畔を通って3つの山の麓にあるフレダーン氷河が残る窪みに向かうことになります。そして氷河の右側を歩きフレダーン峠に向かいます。


湖の畔以降、道が急に細くなり消えてしまいました。湖以降はコース外となるので十分に踏みならされていないのでしょうか。それに加えて土+草でなくガレ場になってくるので(氷河だった場所は大抵はガレ場かザレ場)道が見えにくいのは当然です。ケルンがもっとあると期待してたのですが…仕方ない、自分でこれだと思うところを歩くしかありません。


少し歩いていると、話し声が下の方から聞こえてきました。男性2人が登ってきます。この日初めて出会うハイキング客です。彼らはわたしが歩いてきたのより少しずれた位置を氷河方向に向かって登っていきます。その先を眺めていると大きめのケルンがここからでも見えたのでわたしもそちらに方向を調整しながら進んでいきました。


ふたりの男性ハイキング客とあいさつを交わします。どこに行くのと聞かれたので返事をすると自分たちも途中まで同じところを歩くから一緒に行く?と言ってくれました。「いいですけど、あなたたちと同じスピードで歩けるか分かりませんよ💦」と答えると「いいよ、ゆっくり目に歩くから」


ブラン湖を振り返って


年配の方の男性は、先ほどすぐそばを通ったジャン・コレ山小屋の管理人を数年前までしていたそうです。中学生の孫とハイキングに来ていて、昨晩はジャン・コレ山小屋に1泊したとのことです。わたしがこの日歩くコースも累計高低差が1700m以上になるので2日間で歩く方が余裕があっていいのですが、あいにく今週は1日しか休みがありませんでした(;´Д`)


これは氷河?と聞くと「ここは昔僕が山小屋の管理人をしていた頃は氷河だったけれど現在はもっと後退してしまったよ、これはただの残雪。正確に氷河と呼べるのはもう少し上のほんの一部分しか残ってないんだよ」とのことでした。


ブノワット・ランポント。花が咲いている状態ですが、枯れつつあります。
花弁が落ちた後は下の写真のようになります。


くるくると綿菓子のようでかわいいです。ガレ場ザレ場に7,8月によく見られます。


rampant(女性形でrampante)とは「這った」という意味。その名の通り、茎なのだか地上に出た根なのだか知りませんが、あちこち這って伸びています。いつも思うのですが、水気のないガレ場ザレ場にもこんなにきれいな花が咲くのはとても不思議です。


氷河の部分に近づいてきます。


この上の平たい部分、これが現在残っているわずかな氷河。思っていた以上に小さな面積です。同時にこのような標高のそんなに高くない場所、しかもそんなに山深いわけでもない山塊に氷河が残っていること自体、奇跡のような気もします。



元・山小屋管理人だけあって自分ちの庭のようなものなのでしょう。この地を知り尽くしている印象を受けました。


この奥が峠です。


歩いて来たほうを振り返って。晴れてます・・悔し~~(;´Д`)


こちらも時折晴れ間は除くのですが、ほんの数十秒もすれば青空は雲に支配されてしまいます。


黙々と登り続けます。確かにわたしに気を遣ってくれて少しゆっくり目に歩いてくれている気がします。ほんとはもう少し早くてもいいんですが・・・それを言って今度はついて行けないほど早く歩かれても困るので黙ってついていきます(^^;


この辺りより左側がフレダーン氷河(Glacier de Freydane)ということになります。


今まで色んなところから見てきたベルドンヌ山塊のシンボルである3つのとんがりが、今目の前にあります。


ブノワット・ランポントが群生しています。もうじき綿菓子だらけになるのでしょう(*´ω`*)


峠はもうすぐです。


頂上に着く昼前には晴れるだろう、と何の根拠もなく楽天的に考えていましたが一向に雲が消える様子はありません。風があるので雲の動きは速いのですが・・・流れて消えたかと思うと次から次へと新しいのが下から生まれてくる感じです。


今日は峠ではとても風が強いだろう、と元管理人さんが言います。少し手前のここで休憩をすることにしました。山男らしく自分でミックスしたドライフルーツやナッツを勧めてくれました。その中にはガチガチの黒い物体が混じっていて「なんですか、これは💦」と聞くと自分の庭になっていたスモモを乾燥させたもの、つまり手作りプルーンでした。こわごわ味見させてもらいましたが、あまりに固くて噛める状態まで柔らかくなるのに1分くらいかかり、でもまあじわじわと甘みが染み出てきてそれはそれでおいしかったです。しかし後味がなぜか梅干しのようでした(;´∀`)


10分ほど休憩したのち再び歩き始めます。峠まではもうすぐのはずです。


どうやら峠はこの辺りのようです。


Col de Freydane(フレダーン峠2645m)に到着です。


こちらは先ほど畔を歩いた湖ではありません。これは帰りに通るつもりの谷で、湖はプチ・ドメノン湖です。


目的地の方向も、青空の出る機会が増えてきている気はします。


1枚撮ってもらいました。