randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

山小屋からプチ湖(2400m)へ

今からちょうど1週間前のハイキング記です。受験を無事に終えた長男も久々に参加して1泊の山歩きです。サヴォア県のタランテーズ地方、有名なヴァノワーズ国立公園の最北部に接しており、イタリアとの国境からもすぐです。


今回のお宿、リュイトール山小屋。夏山シーズン入りしているとはいえ日曜夜だったためか、宿泊客はわたし達3人だけでした。
お昼頃に山小屋に一度戻ってから駐車場に下りるつもりなので、荷物は置かせてもらってわたしだけ小さなリュックを持ち子供たちは手ぶらで散策にでかけることにしました。


行き先はこちらの小さな谷を上がっていったところにある湖です。こちらにはハイキングコース通りに行けて、コースを外れて30分ほど歩いたところにも別の湖がふたつあります。とりあえずコース通りに行ける湖に向かうことにしました。


ちょうど山の裏側からお日様が昇ってきて眩しい✨


緑が深いですが、高い木はなく、山ツツジ、ネズの実(ジュニパーベリー)、ブルーベリー、レザン・ドゥルス(”熊のブドウ”木の実のなる低い木)、あとは草花です。


緩やかでとっても歩きやすいハイキング道です。


常に川のすぐ隣を歩くので気持ちいいです。


川幅が少し広くなる場所もあります。日陰になっている時間帯が長い地点では雪がまだだいぶ残っています。


ちょっとアドベンチャー気分が味わえる岩々地帯になりました。
このあと、ちょっと無理なくらいアドベンチャーっぽくなってきて、というのも川の右側と左側に道があったのですが、気が付くとメインでない方の道を歩いていたようです。雪で見えないところでメインの道を見失っていました。雪融け水で水量が増した川をこわごわ越えて反対に移りメインの道に戻ることが出来ました(;'∀')


雪渓も人が歩いた跡があるので歩きやすいです。次男と春の終わりから何度か雪の多いところを歩きましたが、たいていトレースがなく道が分からないばかりか滑りやすくて大変なところが多かったので(アイゼン必須)、今回のようなところはとても歩きやすく感じます。


とはいえ、少し傾斜もあるのでツルツルと滑りますが、転んだところで危ないことはないのでさっさと進んでいく子供たち。
もうそこをちょろっと上がった所っぽいです。


わわわ。きれいΣ(゚Д゚)

プチ湖(Lac du Petit 2400m)です。


昨日行った湖よりもだいぶ氷が解けています。


長男と。この奥の峠、イタリアとの国境になりますが2705mと手ごろな感じだったので、うちを出る前には湖で子供たちを待たせてひとりで往復してこようかな、とも考えていました。それもあってアイゼン持って来てたんですけど、昨日の晩に調子が悪かったので(朝はほぼ良くなっていましたが)、今回は止めておこうと諦めました。アイゼンも山小屋に置いているザックの中です(^^;
10分ほど座って休憩したり写真を撮ったりしましたが、次のふたつの湖にも行くならあまりゆっくりもしていられません。この日はあとは駐車場に下りるだけとはいえ、翌日から日本に里帰りで朝7時半にはうちを出発の予定。そして荷物の準備は全くできていません(~_~;)いや、山行きの準備が優先になって。。なので、できるだけ夕方あまり遅くならないうちに帰りたいのです。3時間近くかかるちょっと遠い場所だしね・・


ふたつの湖に行くのに道はありません。前夜に管理人さんに聞いたら、まずそこの小高いところを越える必要があるようです。
そっちまでの地形の感じ、歩きやすそうかどうかがよく分からないので長男とふたりで様子を見るために登ってみることにしました。もし止めとこう、となったときにショックが大きいので😅次男にはすぐ下で待っててもらいます。


こうやって見ると人が歩いた跡っぽくなってるところはあります。


えーと、そこら辺の斜面にあるはずなんだけど。どこだどこだ、湖・・・


地図と見比べるとおそらくその窪み当たりのはずです。
そう大変そうではないけれど、山小屋まで即降りるよりは1時間以上は余計にかかるでしょう。わたし的には行きたいし体調も回復してるので長男に聞いてみました。そしたら「うーん、僕はもう昨日と今日で湖二つ見たからもういい。もしお母さん、行きたいんだったら山小屋で待ち合わせしよう」と言われました。見に行きたいのと同じくらい、早くうちに帰って今回の山行きの荷物も片づけて日本行きの荷物も準備したいという気持ちも強いため💧今回は諦めて3人で山小屋まで下りることにしました。


次男を待たせているのですぐに下まで下りました。他の湖に寄らないことで余裕が出来たのであと少しだけここでゆっくりすることに。


わたしひとりだけ意味もなく別の小高い丘に(;・∀・)
そこに浮いている雪というか氷は今日明日にでも融けてしまいそうですね。


水切り大会が開催されましたが、石不足で😅すぐに終了💦


合計30分くらいは湖の畔でゆっくりしました。そろそろ荷物を置いている山小屋まで下りたいと思います。


最終回に続きます。


































リュイトール山小屋(2038m)に1泊

子供たちふたりと一緒に出掛けた7月8、9日のハイキング記です。
ヴァノワーズ国立公園のすぐ隣に位置するタランテーズ地方、イタリアとの国境ともすぐ近くです。
夕方4時ごろ今晩のお宿リュイトール山小屋に到着しました。


あれ、15歳の次男(手前)がやたら老けて写っています(@_@)
写真を見た長男、「お前24歳って感じ!」って爆笑・・


山小屋にロゴがあるって珍しいです。しかもパンフレットもバーかなにかみたいにカッコいい。


山小屋の管理人さん。ファンキーなサングラスがお似合いの若者です。
靴箱&ザックやストックなどを置くスペースに案内してくれました。


上履きがサイズごとにたくさん準備されています。


普通の洗面台や水洗トイレ!!そんなのある山小屋に泊まったのは久しぶりです(^▽^;) しかも感知センサーで電気まで点きます✨大きなソーラーパネルがあるだけのことはあります。


入口にある黒板
「伝統的に作られている生ビール、ここの山小屋オリジナルのレシピ」と書かれているのを見逃しませんよ~


 

料金表です。素泊まりは16ユーロ、朝夕2食付きが41ユーロです。
生ビールは4ユーロ。


オリジナルレシピってどういうことですか?と管理さんに聞くと、ここからほど近いヴァノワーズ国立公園の麓の村で生産されているビールで、発注者の希望を取り入れたオリジナルのビールを作ってくれるんだそうです。
ちなみにこの窓のある部分が寝室になっています。


管理人さんカップル。生後3か月の男の子がいました。今日初めて山小屋に連れてきたんだそうです。きっと山好き、いや山のプロに育つんだろうな~


明日朝は湖のあるところまで登るつもりです。湖は3つほどあり、ハイキングコース上にある湖と他のふたつの湖はこれといった道はないものの、歩いて行けるそうです。地図上に鉛筆で大体の通り道を書き込んでもらいます。


今日の泊り客はわたし達だけです。日曜の晩だけど夏山シーズンに入ってるのでそれなりに宿泊客はいると思っていたので意外でした。


最近日本に帰っていた友達がお土産にくれたおせんべいとサラミをつまみつつご飯の支度です。


食堂の隣に自炊スペースがあります。ガス台もあり、使ってもいいよ、と言ってくれましたがバーナーとか調理器具は持って来ているので大丈夫です、と断りましたが食器はわたしたちのよりも大きくて使いやすそうだったので借りることにしました。


牛肉を焼きました。お肉は保冷ポーチに凍ったペットボトルと一緒に入れていたので無事夜まで保存できていました。


冷凍庫にあったガトー・バスクを持ってきました。10日ほど前にバスク地方の友達が遊びに来たときに手土産に持って来てくれたのを半分冷凍しておいたのでした。


ガトー・バスクとはサブレのような生地にアーモンド風味のカスタードクリームがたっぷり詰まっているバスク地方の名産品で、これはわたしも前回に行ったとってもおいしいお店のやつです😻
それにしても遠くにやって来たものです、ガトーバスク(^▽^;)1000キロくらい移動してますよ・・・スペインとの国境すぐ近くから、ここはイタリアまで2、3キロの地点です。


寝室。ここにわたし達3人だけ(^▽^;)
今の管理人さん夫妻は3年前にやってきたそうで、それまでしばらくの間は誰も管理する人がおらず無人山小屋(避難小屋)となっていたそうです。鍵は開けっ放しではなく、近くの集落に住んでおられる方が預かっていたのだとか。常駐する人がいない状態で建物も傷みが激しかったため、この3年間で少しずつ修理を進めてきたそうです。


夕食の準備をしているくらいの時からちょっとしんどくて、少し寒気さえします。あ、まずい。風邪の引きかけに近いしんどさです。心当たりはあります。最近猛暑のせいで職場の冷房がかなり効いていて、ここ2,3日喉の調子がおかしく前日位からはお腹も何となく痛くなってきてたのでした。しかも昨晩は(今回に限ったことじゃないけど)準備に時間を食って2時間弱しか寝ていません。


日の入り・日の出見たいけれど、明日しんどくて駐車場に速攻下りるだけ、になってしまったら面白くありません。いや、それどころか運転さえしんどくなる可能性だってあるわけです。思い切ってすっぱり諦め、さっさと寝床に入ることにしました。
翌朝は6時ごろに目が覚めました。山小屋ではどうもよく寝られなくて夜中に2、3回目が覚めたりするのですがぐっすりと朝まで眠ることが出来ました。そして体調は100%ではなくともほぼ回復していました。(´▽`) ホッ


朝ごはんです。
バターを持って来てないのでチーズを出しました。


日焼け止めを塗って出発です。


イタリアとの国境になる山々の後ろから日が昇ってきました。


リュイトール山小屋。


昨日はこちら側から山小屋へ下りて来ました。



次に続きます。

ノワール湖から山小屋へ

日本に出発直前の7月8日、9日に家族3人で出掛けたハイキング記です。
行き先はヴァノワーズ国立公園のすぐ隣に接するエリア、タランテーズ地方。山塊的には国境をまたいでイタリアにも広がるアルプ・グレ山塊に含まれます。


標高2400mの地点にあるノワール湖。雪融けの真っ最中でした。すぐ後ろはベック・ダーン(3213m)。普通には登ることができませんがアルピ二スムまたは雪のある時に山スキーで登ることは可能なようです。


湖畔でお昼ご飯を食べ、軽くお昼寝をしたあとは今晩泊まる山小屋に向けて周回を続けます。


途中登ってくる斜面にはほとんど雪は残っていませんでしたが、この平たい場所にはそこそこ見られます。


しばらく峠に向かって登っていきます。


湖に着くまでは暑かったのですが、ご飯を食べているときに風が強くなってきて急に寒くなりみんな上着を着ています。


小さくなっていくノワール湖。先ほどはこの画像の左手から歩いてきました。


高くなったところにシャレーの廃墟がありました。


絵になる場所にあります。


ヴァノワーズ国立公園、ボーフォータン山塊方面のパノラマを楽しむ次男。


受験があったのでしばらくお出かけに不参加だった長男も久しぶりの山歩きを楽しんでくれているようです。


湖とは呼べない水たまり的池のいくつかが雪融けの最中でした。


ここは峠の直前になります。コースからは外れますが、水面が融けるのを見るのが大好きなわたしはちょっと奥まで見に行きます。
子供たちはすぐそこに見えている峠で待っていると言います。


その一番奥まで行こうかな・・


雪渓の水たまりと谷の反対側にそびえるモン・プーリ(ヴァノワーズ国立公園)の両方が入る構図で写真を撮れて満足✨


子供たちの待っている峠へ。


モンセッチ峠(2571m)に到着。
・・・なんか食べてます。


IKEAのキャンディーでした(;・∀・)


この辺りは窪みになっていないので雪も残っておらず水たまりも融けています。


一時、道がはっきりしなくなりましたが、基本的にその奥の谷に下りていくことになるはずなのでそちらに向かいます。


またいくらか雪渓を通り・・・


谷底に向かって下りていきます。峠以降、次男が先頭をきります。雪がかなり残っていて道も見えないのですが、立ち止まることなく進んでいきます。ここ2か月ほど雪が多くトレースもない道もよく分からないところをわたしといっぱい歩いている次男は目的を定めて歩く場所を自分で決めて進む癖が自然についてきたようで嬉しく思いました。


まとまって雪が残っている場所があります。
ハイキング道的には写真の左の辺りを通って下りていくようですが・・・


わ~~い\(^_^)/
雪渓の斜面を走り下ります。


えーと、じゃあわたしは・・・


やっぱりこれでしょ(≧▽≦)
傾斜が緩やかだったためあまりスピードは出ませんでしたが(^^;


続いて長男が駆け下りてきました。
は~楽しかった(*´▽`*)


相変わらず次男が先頭で下りていきます。


斜面の左側にハイキング道が見えているので合流しつつ下りていきます。


平和そのものの谷底です。川の反対側に建物がいくつかみえます。
その小さな橋を渡ります。


あれ、子供たち立ち止まっています。


あ、大きなカエル。


シャレーの廃墟。その隣には再建されたシャレー、テラスでは一家がくつろいでいました。貸し別荘として利用されているのか持ち主なのか分かりませんが、いい場所でバカンスを過ごしておられますね。


川の下流に向かって進みます。振り返ると小さな谷になっている部分があります。明日朝歩くつもりをしている方面です。


どうやらこれの奥の建物が今晩泊まる山小屋のようです。


到着しました。リュイトール山小屋(2032m)。
テラスで何人かの方が飲み物のを片手に休んでおられます。ドイツ人ハイキング客が出発するところでした。


次に続きます。