フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

仏北西部、アンジェに出発

先週末、長男のディプロマ授賞式(日本的には卒業式のようなもの)に行ってきました。


授賞式が行われたのは、長男が5年間の学生生活の最後の1年間を過ごしたフランス北西部の町アンジェです。うちからは高速道路を使っても約7時間もかかります。同じ学校で学んだ長男の彼女Mちゃんのお母さまの車で2家族一緒に出発しました。
小型車なので、トランクは荷物でギューギューです(;^_^A


後部座席もギューギュー(≧∇≦)
右から長男、わたし、次男。運転席にMちゃんのお母さま、助手席にMちゃん。満員御礼です。わたしが足に挟んでいるのは😅ハーブティーの入った保温マグです。


運転は時々長男と交代していました。オートマ車で、わたしはあまり運転したことがないので(多分出来るけど)遠慮しておきました。


600㎞ほどもあるので、途中で3回ほど休憩しました。
オーヴェルニュ地方のサービスエリアにあった、ライオールナイフのショーウィンドー。


おもちゃ売り場でミニカーのセットを嬉しそうに手にする次男。
ほんとに買うのかと思ったけど😅売り場に戻してました。我慢できるお年頃になったってことなんでしょうね(≧∇≦)


お昼前に停まったSAでランチにしました。
わたしが準備したのは、チーズ2種類、パン、サラミ、ひよこ豆ペースト、レバノンパン、ポテチ、キャベツサラダにゆで卵、前夜のデザートの残りのクランブル、みかん、リンゴ。「ピクニックって、こんな感じ?スキーや自転車と違って車だから色々持って行けるしね」と思ったんですが、Mちゃんとお母様は手作りサンドイッチひとつずつで、逆に恥ずかしくなりました😅


休憩込みで約8時間のドライブの末、授賞式の会場となるエキスポ会場に到着。
父兄の車は全体的に高級車が多かったです(・・;) 


長男とMちゃんは中央の入り口から、わたし達父兄は奥の入り口から入ります。


会場内で長男とMちゃんに合流。
卒業生たちは黒いケープと、赤いスカーフ、麦藁帽を着用しますが、この時点ではまだケープだけしか渡されていませんでした。身長によって4つくらいサイズがありました。
Mちゃんは友人の写真の入った額を持参。昨年末に病気で亡くなってしまった同じ学部で仲の良かった友人の遺影でした・・・


ディプロマ授賞式&パーティー編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。

帰省中の長男と自転車

一週間前のスキーハイキング記を書き始めたところですが、別の話題です。
めったにうちにいない長男と、以前から約束していて昨日一緒に自転車に乗りました。
天気予報ではまあまあなお天気ということだったので、郊外の丘陵地まで行こうと言っていたのに・・・


うちを出る時に、にわか雨的に少し降っていたけど、気にせずに出掛けました。
しかし、結構な雨脚になってきて、止みそうにもありません。30分くらい漕いだところで無念のUターン😓これは帰りに市庁舎の前を通ったところ。


わたしにしては珍しい街中ショット。


うちに帰ってクレープを焼きました。
小さなバケツはフロマージュ・ブラン(フレッシュチーズ)が入っていたもので、クレープの生地を作るのにとても便利で使いまわしています。いっぱい作ったスープをストックするのにも(^^♪


いっぱい焼いたので、大してカロリー消費していないけれどいっぱい食べました(≧∇≦)


お読みいただいてありがとうございました。

新雪の中、別荘に泊まる旅

このブログを以前から読んで下さっている方には分かるかもしれませんが、避難小屋のことを勝手に我が家扱いしているわたしです😂別荘のような気がしてくるくらい、居心地が良くて大好きな避難小屋がいくつかあるのですが、そのうちのひとつに先週遊びに行ってきました。同行したのは、わたし以上に避難小屋LOVEな山友のCさんです。


まずは、今日明日食べるチーズを買い求めるために、ハイキング出発地点から遠くないチーズ農協に寄ります。
先週はこの辺りの地方がバカンス期で、店内にはお客さんが行列していたので、外にある自動販売機で買うことに。フランスではスキー場やホテル、道路が込み過ぎないよう、全土を3つにゾーン分けしてバカンスをずらしています(それでも売店は混む💦)。


自動販売機では、店内と違ってあまり大きくないチーズは丸々ひとつ買う必要があります。これは約1200gのもので、さすがに大き過ぎたので、4分の1強を紙(日本の肉屋さんの紙🤣)につつんで、残りは車に置いていくことにしました。


出発地点の集落に到着しました。5月くらいから晩秋にかけて何度もクライムしている峠道の途中になります。この辺りは通年で住んでいる人がいるので、毎日除雪されています。


新雪は滑り止めにこびりついて歩きにくくなるので、ロウソクを擦り付けています。


集落の中心に入り・・・


ほんだら(そうしたら)、レッツゴー。


谷底に下りていきます。登るのは反対側の斜面なのです。
ところで、滑り止めを付けたまま滑るのは苦手(;´Д`)


谷底へ下りたら、橋を渡ります。


積雪から3日くらい経っていたと思いますが、まだわたし達以外にここの地点からハイキングに出発した人はいないようで、どこも動物の足跡しか見られませんでした。


橋その2を渡った後は・・・


カラマツ林の中の単調な山道をひたすら2時間弱登りました。夏山だと、1時間半くらいだったのですがベストな通り道が分からず、ちょっと歩きにくいところを通ってしまったり、急斜面では雪が崩れて登りにくかったりで、思いのほか時間を取られました。


1時間くらい登った地点から見下ろして。


積雪からあまり経っておらず雪崩の危険が高い時期だったので、急斜面をできるだけ避けたコースですが、唯一ちょっと危ないかも、とCさんが懸念していた斜面。
ビーコンやスコップなどのグッズはもちろん携帯していますが、念のため距離を十分にとって歩きます。万が一雪崩に巻き込まれた時に、ふたりとも埋まってしまうのを避けるためです。


ちょっと怖い斜面を渡り終えて到着した地点。夏に羊の放牧をする方が滞在するシャレーがあります。


大体同じ辺りで。


何となく朝日っぽい写真に見えますが、夕方です(;^_^A


途中で一度立ち止まっておやつ休憩しました。
雪山だと、休憩といっても大抵、座れないんですよね・・・


これまた、爽やかな朝日っぽい夕方の一枚です。


徒歩での登山の時は、歩くのに一番効率の良い稜線の低い位置(峠っぽいところ)を目指すんですが、今回はスキーなので、滑る楽しみというのもあるため、稜線の高いところまで登ることにしました。稜線近くはシュカブラ(風紋、雪紋)になっていましたが、よくあるガチガチのシュカブラではなくて、意外にも柔らかいシュカブラでした😻ガチガチのシュカブラ、徒歩やスノーシューだと特に問題ないんですけど、スキー、特に下りではかなり辛いんですよね・・・


この辺から下りていくことにします。


避難小屋到着編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。