念願のヴァノワーズ国立公園でミニハイキング
ダラダラしてるうちにもう1か月も経ってしまった週末ドライブ記です。
今では標高の高い峠道路は全て冬季閉鎖期間に入ってしまいましたが、10月半ばのこの時点ではまだどこも開いていて、ヨーロッパで一番の標高のイズラン峠道路(2770m)の麓の村に一泊しました。
テルミニョン村の農家で珍しいチーズを買った後は、次の目的地へと向かいます。
峠道路ではないのですが、標高2300mまで上ることができる県道があります。道路に分岐する地点には、峠道路と同じようにアクセス可能かどうかを知らせる看板がありました。11月半ばの今ではこの道路も積雪のため閉鎖されています。
初めはこんな感じです。
国立公園内の中心部(coeurクール、ハートという意味)に入ります。
公園の中心部で一般車両が走ることが出来る道路というのは珍しいです。放牧業者や山小屋、公園の職員のみ通行できる道路は時々見かけます。
しばらく進むと目の前を・・・
野原を横切って下りてくる男女。ハイキング客かな、と思ったら後ろから羊さん達が。放牧の羊たちが山から下りてくる最中のようです。
基本的に道路を歩いているようなのですが、ヘアピンの部分だったのでショートカットしたみたいです。このショートカットが運命の分かれ目になるとはまだわたし達も気付いていませんでした。
だって・・・
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ショートカットせずに道路の正面からやってくる御一行と対面すると・・・
羊まみれΣ( ̄□ ̄|||)
犠牲者はわたし達の後続の車でした(^_^;)
アブナイところだった・・・
放牧のためなどのシャレーがポツポツとありますが、多くは朽ち果てています。
最終駐車場に到着します。なんと標高2307mです(^^;)
国立公園の紹介の看板。
サヴォア地方原産のタリーヌ種の牛の絵。実際、ヴァノワーズの放牧で見かけるのは大体タリーヌか、眼鏡模様の白ぶちのアボンダンス種のどちらかです。
わたし達が先ほどチーズ農家で買ったばかりのブルー・ド・テルミニョンの絵も。生産農家が現在では5軒しか残っていないという貴重なチーズです。
ここからハイキングで行ける山小屋(Refuge)がいくつもあります。
一番上に書いてあるRefuge de Plan du Lac方面に向かおうと思っています。とてもなだらなハイキング道なので骨折が治っていないわたしにも大丈夫そうです。
緩やかでデコボコもなさそうですが、距離も少しあるので杖で歩きます。
間もなくすんげー綺麗なものが見えてきました。
ヴァノワーズ最高峰のグランド・カッス(3855m)です。右はグランド・モット(3653m)。どちらもアルピニストでないと登ることのできない高嶺の花です。
憧れのお山を目の前にしてテンション上がります💕
しかもお天気の良い日曜日だというのに人もほとんどいません。
夏の後半から秋に見られるドライフラワーみたいなカーリン。乾いちゃった、みたいな感じがするけど、元々こんなです(;'∀')
右の小高い丘の麓をくるっと回れば山小屋ですが、山小屋に泊まりに行くわけでもないし、景色の良いここでピクニックすることにしました。
実はそこは、初めて親子3人で泊まった思い出深い山小屋です。ただし今来た駐車場でなく、麓の村(標高1300m台)から1000m以上の高低差登ってきました。
いや、別に訓練してたわけではなく( ̄▽ ̄;)翌日周回で帰るのに、下の駐車場でなくてはいけなかったのです💦
ぽつんと遅咲きのジョンシアンが咲いていました。この種類のものは晩秋にも見ることがあります。
高嶺の花の前でランチ(*´▽`*)
昨日農協で買ったボーフォールが主役です。
サラミはヘーゼルナッツ入りです。
えーと、一人は運転手なのでわたしだけで乾杯(^o^)丿
これは日本のワンゲル時代の友達が送ってきてくれた「明石のりラーメン」✨
麺に海苔が練り込まれているんですね・・・自分でも一度買ったことがあります(^^♪
明石の海苔を使ってますよ~!っていう認証は明石の漁師さんが行っているそうです(;'∀') ネギやワカメといった具を何も準備していなかったのが残念でしたが、おいしく頂きました。
着いた時は少し風があって水面にさざ波が出ていたのですが、風がほとんど止んでいます。
なので、「逆さグランド・カッス」✨✨
なんか裸足で歩いた人の足跡がありました:(;゙゚''ω゚''):
ようやく、多分次が最終回です。
お付き合いいただいてありがとうございました。