フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

久々に長男も一緒に3人でお出かけの週末

10月最後の週末に子供たちと今年最後の峠道路ドライブ兼ハイキングに出掛けました。
先月末から今月初めにかけて標高の高い峠道路は軒並み冬季閉鎖期間に入りましたが、その直前のお話です。


ハロウィンに近い週末だったので、大学生の長男は彼女の友達のうちに前夜から泊まりでパーティー。朝8時に迎えに行くことになりました(^_^;)


高2でまだパーティーとか彼女とかそういう楽しいことには縁がない( ̄▽ ̄;)次男とうちを出発したのは朝7時半でした。


「彼女の友達」んちなので初めて行く場所です。よく分からないのでカーナビを入れたけど、遠い~(;´Д`) 高速にちょっと乗っては降りて、野原の中をズンズン走ります。
もうここでハイキングして1泊してもいいんとちゃうの?っていうくらい田舎です。とんでもないとこでパーティーがあったもんです。


あ、よかった。おったおった(^^♪
パーティー明けで起きてこれるのか心配してたのですが😅5分前に電話を入れておいたらちゃんと外で待っていました(´▽`) ホッ


しかも案外元気そう!?です。
ただし、後部座席で爆睡だったのは言うまでもありません(;^_^A


高速で一時的に雲海に飲み込まれました。
こういう時に山登ってたらきれいだろうにな~って思ってしまいます。


グルノーブルで高速を降りる直前のPAで朝ご飯ピクニックにします。


うちからパンとバター、ジャムを持ってきました。
それにリンゴとリンゴジュースという頭の悪い組み合わせ、そしてコーヒーです。


長男はお腹あんまり空いていないらしくお眠なので次男とふたりきりです。ブログを定期的に読んでくださっている方には飽き飽きする面子だと思います。


高速を出た後通過する道で開いているパン屋さんがないかネットで探してみました。
朝食のパンの残り半分くらいしかないので、これから山小屋で1泊(自炊)するというのに緊急事態です。


通過する予定の一番大きな(といっても人口約3000人)ブール・ドワザンの町中に停車します。
山に囲まれたちょっと暗い印象の町で、山友のAちゃんはここら辺を車で通過する度に「あ~っ💦わたしは山は好きだけど、ここには住みたくない~」と毎回同じセリフを口にします(;^_^A


今日開いているはずのパン屋さんの前まで行ってみたら閉まっていますΣ(゚Д゚)
定休日というよりかは、工事中とかそんな感じです。ネットにはこの店しかパン屋さんとして表示されてないので通行人に聞いてみたら一軒近くにあるよ、と教えてくれました。


この店舗自体はお菓子屋さんのようですが、系列店にパン屋があるそうで調度パンが配達されたところでした。


田舎のパン屋さんらしいごつごつした素朴なものが多いです。おいしそうだったので3種類購入しました。


菓子パン類も食欲をそそります。左のパイ生地にカスタードクリームを塗ってくるくるっとねじって焼いた棒状のお菓子を買いました。


長男は相変わらず車で寝ているので次男と行動です。
右の壁に落書きアートが・・・


おお、さすがにお山の麓の田舎町は落書きも一味違います。
ミミズクとムフロンでした💦💦


なんだか哀愁漂いまくりのレストラン。自転車と骸骨のマネキンがシュールです。
写真を拡大してみたら白いプレートには「マルコ・パンターニ『海賊(彼の愛称)』」と書かれていました。店主がイタリアの有名サイクリスト、パンターニ(故人)のファンだとかそういうことなんでしょうか。
ここ、ブール・ドワザンの町はサイクリングのメッカ、ロータレ峠やアルプデュエーズに近く、シーズンにはサイクリストさんが大勢通過します。


ブール・ドワザンの町を出るとどんどん道路は山奥に入っていきます。


陰になっていて分かりにくいけど、右手は湖になっています。大きな人口湖で水力発電を行っており、メインの道路は手前の岸に沿っていて、このあとトンネルを抜けます。


トンネルを抜けた後は少しずつ標高が上がってきます。
2週間前と比べて(同じ場所ではないけれど)木がだいぶ色付いた印象です。右側のお山も冠雪しています。


イゼール県(オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地方)に別れを告げオート・ザルプ県(プロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール地方)に入ります。
サヴォア県と併せてわたしが最も好きな県です。


「わ~っ、黄色い黄色い🎵」と次男と興奮しまくりです。
あまりにうるさくて後部座席で寝ていた長男も目を覚ましました(^-^;


国内に百数十ある「フランスで最も美しい村」のひとつに選ばれているラ・グラーヴを通過します。どんなに美しいのか確かめに一度、散歩したことがありますが、正直あまり大したことはありませんでした。
いくつも行ってみて分かったことには「フランスで最も美しい村」にはレベルに差があり、ここは村自体はどうってことないんですが、周りの壮大な山々が借景となって結果的に美しい感じになってるだけのような気がします。


ラ・グラーヴの村から見える美しいメイジュ。3984mとエクラン国立公園でも標高の高い山のひとつです。



次回に続きます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。

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