フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

晴天の空の下、雪景色を楽しむ

例によって1か月以上も経ってしまった11月上旬のドライブ&ミニハイキング記です。


良い天気予報が出ていたオート・ザルプ県にやってきました。
11月上旬だとまだカラマツの葉がしっかりと木に残っていてこんもりとしており、冠雪した山肌の白さとのコントラストが素晴らしかったです。


オート・ザルプ県第2の町ブリアンソンの少し手前で山道に入ります。
グラノン峠道路です。グラノン峠は2400m台と標高は高いのですが、峠の反対側の道路が舗装されていないため、峠道路として機能していないとみなされ、峠道路標高ランキングからも外されています(;^_^A 


最後の集落、確か1700m台とかまでは除雪されていると分かっていましたが、実際にもその後もう少し進むことが出来ました。
この道路には冬に1度、夏に1度来ていて、峠まで行かなくてもとても眺めが良いことが分かっています。道路を歩けばよいだけなので傾斜も緩やか。リハビリ中のわたしには最適だとこの日の行先に選びました。


もう少し行けないこともなさそうでしたが、この時、まだスタッドレスに替えてなかったので大事をとってこの辺に停めることにしました。


よっこらしょ、と今シーズン初めての雪用パンツをはきます。
スノーシューもトランクに積んでいましたが、どうせそんなに雪深い上の方まで歩けないので、なしで出発しました。


しばらく道路を歩いていると、後ろから車がやって来て兄さんが話しかけてきました。


4輪駆動のカングーでした。
「僕はもう少し上に停めてスキーするんだけど、よかったら乗ってくかい?」
次男と顔を見合わせます。お願いすることにしました。


40歳前後くらいの爽やかな兄さんでした。
ここからすぐのブリアンソンにお住まいだそうで午前中だけ山スキーをしに来たそうです。


四駆だしスタッドレスだしガンガン進めますね~、しかも地元だからよくご存じなんでしょうね、なんて話をしていると、どうやら停める場所がこの先なさそう。少しバックで戻るから、君たちここで降りて歩き始めなよ、とおっしゃるのでお言葉に甘えてそうさせていただきました。


ギュンギュンと軽快にバックしていきます。


・・・ってΣ(´∀`;)Σ(´∀`;)


「え~~っ」と次男と様子を見に行きます。


やだ・・兄さん川の溝にハマっちゃってます💦💦
とりあえず除雪を試みる兄さん。


次男とふたり、片側に乗って体重をかけてみましたがうんともすんとも動きません。
「知り合いとかに連絡してみるよ。すぐに誰も来られないならスキーしながら待ってるし。君たち、気にしないでハイキングしてきなよ」


言われるまま、しばらく歩いたところから眺めると後ろからディフェンダーがやってきました。早さからして、兄さんのお友達ではなくてたまたま通りがかったスキーヤーかなんかでしょう。


ディフェンダーだけどちっちゃいバージョンみたい。でも何とか牽引してもらってるようで(´▽`) ホッ。しばらくしておふたりが仲良くスキーで上がってこられるのを見かけました。


この辺はまだ雪が少ないので、道路を外れて少しウロウロ。


キレイ♪
海みたい~❓✨


でも基本は道路を上がります。
暑くなってきて上着を脱ぎました。風は全くないし、気温もプラスになっていることでしょう。理想的な雪道歩きです(*´▽`*)


ここら辺まで来ると、さすがに車で上がってくる強者なく、轍もありません。
なだらかで歩きやすい🎵もう少し進もう・・・


振り返って。


奥はケラ方面。1週間前にひとりで1泊でお出かけしていた地方です。


2年前の12月に来た時はここをこう上がったんだよね~と次男に説明。
その時は雪は少なくてスノーシューなしで歩きました。この日はここを歩くにはスノーシューが必要です。


この辺りまで来ると、積雪量が増えてきました。しかもゲイター忘れた💦💦
そろそろ引き返して目星を付けているピクニックゾーンへと向かいたいと思います。


少し下りたところに・・・ちょっと道路から外れたところに羊飼い小屋があります。
その近くにテーブル席が3つ4つあるんです💖


道路を離れるとこの雪深さ・・・


わーい、ここここ(≧∇≦)
一等席でしょ!?


ちなみに2年前の12月半ばに訪れたとき👇

時期的には今回(11月上旬)よりも1か月以上もあとだったにも関わらず、ほんの少ししか雪はありませんでした。この時は足に問題はなかったので、ここは通過してもっと上の山の稜線まで登ってランチにしました。



次回に続きます。
お付き合いくださってありがとうございました。

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