フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

8か月ぶりにひとりでハイキング

11月下旬のお話です。運転のドクターストップも解除され、ひとりで運転してちょっと遠くのお山地方まで来ました。
お気に入りの農協やパン屋さん、お肉屋さんに寄った後は、曇り空もだいぶ晴れてきたので簡単なハイキングをすることにしました。


ひとりで町以外の場所を歩くのは骨折以来初めてなので、山間部の集落を結ぶ道を歩くコースを選びました。住民と思われる人やハイキング客と時々すれ違いました。カラマツの葉がだいぶ落ちて地面がモフモフしています。


しばらく進むといくらか雪があり、カラマツの葉と混じっています。


振り返って。後ろ側(ヴァノワーズ国立公園方面)にはまだだいぶ雲があります。


対して進行方向は青空が広がってきています。
一つ目の集落に到着しました。


どっしりとした石造りの古そうなおうちが何軒か建ち並んでいます。


薪ストック小屋に鹿の頭蓋骨が飾ってありました。


集落を通り抜けてから振り返って。


モナル、というのが目的地にした集落です。道路はぐるりと遠回りになるので平野部を突っ切る近道で行こうか・・・


この辺りは標高1800mくらい。大して雪もありません。スノーシューは持ってきていたけど車に置いてきて正解でした。


つややかでころんとした可愛いキノコちゃんだとか、シャモアか鹿のものと思われる足跡など、車からだと見ることが出来ないちょっとしたものが新鮮に感じられます。自分の足で歩ける幸せ✨


あれっ(;゚Д゚)
なだらかとはもはや呼べない斜面がでてきました。どうやらこれを越えないと次の集落には着きません。どうしよう・・・わたしに行けるのかな。
引き返そうとも考えたけど、ちょっと様子を見に進んでみます。


ちょっとガタガタだけど近くで見てみると、そんなにアドベンチャーなことにはなっていないので大丈夫そうです。


雪はあるけどカチカチに凍ってるわけではないので、1歩1歩足を丁寧に置いてストックでバランスを取りながら登れば足首が不安定な今のわたしでもそう難しいことはありません。


ゆっくりゆっくりと登ります。途中、年配のご夫婦に抜かされました_| ̄|○


登り切った~!
普通の人にはなーんてことのないちょっとした斜面でしょうが、この手の道を歩いたのはリハビリ開始以来初めてだったので、わたしにとっては大きな1歩だったように感じました。
目的地の集落はもう少しだけ先でしたが、また下りることになるし民家の隣でピクニックというのもなんなので、ここらへんでランチに良さそうな場所を探すことにします。


ちょっと小高い丘があったので登ってきました。


ここらへんでいっか。ヴァノワーズ国立公園の美しいモン・プーリ(富士山くらいの標高です)が目の前、しかもこちら方面にも青空が広がってきました。
1時になっているのでお昼にちょうど良い時間(^^♪
先ほど農協に行ったとき、お昼ご飯用に小さく(といっても200g以上はありそうだけど)切ってもらったボーフォールチーズ。買ったばかりのサラミと先ほどの美味しいパン屋さんのバゲット。ビールはブルーベリーの果汁入りのフルーティーなこれもサヴォア地方産のものです。ついでに言うと、ナイフのオピネルもサヴォア地方の製品です(#^.^#)



長くなり過ぎるのでここで一度投稿します。次回が最終回です。
お読みいただいてありがとうございました。

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