フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

雪の宿にてクリスマスイブの夜

クリスマス前後に2泊で子供たちと出掛けた雪山ハイキング合宿。
夕方、日の沈む直前に山小屋に到着しました。


標高2500mにあるラ・ブランシュ山小屋。


到着後すぐに小屋には入らず、しばらく空の色を楽しみました。
左奥にあるのは3000mちょっとの山頂で、山小屋からだと500mの高低差でしかなくなだらかなので雪があってもまあまあ簡単に登れちゃうはずなのですが、前回来た時には稜線に着くと恐ろしい突風で頂上から20mくらい(高低差で)のところで諦めたのでした。


小屋に入ると温度差でカメラのレンズが曇ってしまいました(;'∀')


ストーブの前には宿泊客の靴が並んでいます。
わたし達も小屋に置いてあるスリッパ(偽クロックス😅)に履き替えて靴を乾かします。


先ほど夕焼けの前で開栓したシャンパーニュの続きを暖かい小屋内で飲もう(^^♪
ボーフォールチーズ入りのサラミとポテチがお供です。


食堂は薪ストーブでよく暖まっています。置いてあったここの地方(ケラ地方)の山雑誌を眺めながらゆっくりくつろぎました。


7時前になると管理人さん(左)と山岳ガイドさんが飲み物を準備して「アペリティフにしましょう、集まって下さい」と皆に声をかけました。白ワイン、キール(白ワイン+クレーム・ド・カシス)、ジュースから選びます。
右は山岳ガイドさんの彼女。背が高くて美人でモデルさんみたいな方でしたΣ(゚Д゚)山男さんはモテるのかな…!?


アペリティフの様子。この日の宿泊客は15人ほど。冬の定員は約40名なのでかなりガラガラだったと言えるでしょう。
フランスではクリスマスは家族が集まる日なので、山小屋に出掛けるという人は少数派なようで翌日も空いていましたが、年末年始は連日予約がいっぱいでした。


通常、山小屋の食事のワインは別料金ですが、この日はクリスマス特別料金でアペリティフやワインも含まれています。通常1泊2食付きひとり46ユーロ(約5500円)がクリスマスイブと大晦日は56ユーロ(約6800円)でした。


田舎風パンがどっさり。明日の朝食分もでしょう。


アペリティフで他の宿泊客や山小屋の方たちとたっぷりとおしゃべりした後はテーブルの準備を手伝います。


普通だとテーブルの真ん中に大皿をどんっと置いて自分たちで取り分けることが多いですが、この日はレストラン風にひとりひとりに供されました。相変わらずお手伝いに励むガイドのオーレリアンさん。
向かいの兄さんは大会にも出る山スキーのセミプロで、昔足首を複雑骨折したことがあるらしく、体験談を食事中にいっぱい話してくれました。


手作りフォアグラテリーヌとイチジクジャム、イチジク入り田舎パンのトースト。
どれどれ。・・・めちゃくちゃうまいっ✨✨


続きは海老とホタテ、胡桃入りサラダ。サーモンにスペルト麦とエンドウ豆のリゾット。デザートはブルーベリームースとスポンジケーキ、メレンゲ。そして希望者にはハーブティー。山小屋のご飯というよりかそこそこのレストランのレベルですΣ( ̄□ ̄|||)
お料理とデザートの間にチーズもあったのですが、とても入らなくてお断りしました(^_^;)


黒いTシャツの兄さんがお料理を担当💖拍手(≧∇≦)
1泊2食付きのクリスマス料金は6800円ですが、ワインなどの飲み物も入っていることを考えると食事代だけでもこのくらいしてもおかしくありません。
デザートを食べ終わる頃には外はもう真っ暗だったので空を見に外に出ました。


わ~い、満天の星空🎵


さすがに外は寒いので写真を数枚撮りさっさと小屋に戻ると、みなさん食後酒を楽しんでおられるところでした。でももう飲めないので💧何ももらわずに少しだけおしゃべりして寝室に引き上げました。寝室は4人部屋を3人で使わせてもらいました。



2日目に続きます。
お読みくださってありがとうございました。

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