フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

エクラン国立公園で今年最後のハイキング(後編)

エクラン国立公園でも比較的うちから近い北西部へ日帰りで今年最後のハイキングに行ってきました。
前編では予定していた山に行く登山口が荒れ果てていたため、予定変更でその近くの湖へ出発、森を抜けた辺りまで書きました。


森を抜けて山らしい風景になってきました。


浸食の跡が激しい山肌


無人山小屋であるキャバン・デュ・プレ・ド・ラ・ヴァッシュ(1997m)に到着。


いつか泊りに来るかもしれないので中をチェック


素晴らしい!マットレスがあります。


ストーブもあります。しかし木のストックはほとんどありませんでした。


そして雪かき用スコップ・・・


今は凍ってますが水もあります。


小屋から見える景色。なかなかいい場所なのでまた夏にでも泊りに来たいです。


小屋を超えた辺りから少しずつ雪が増えてきました。


先週少しだけ降りましたが、大半は11月初めに降った雪です。かなり固いので今回もスノーシューではなくアイゼンだけ持ってきました。ゲイターを忘れたのですが雪用ボトムを履けば靴にほとんど雪は入らないので、登りは暑いので履いてませんでしたがこちらも出してきました。今までザックに留めていたトレッキングポールもここから使うことに。雪のある時は装着関係の休憩に時間を取られます。


小屋から少しの間は道の形が何となく分かったのですが、間もなく雪が増えて全く見えなくなりました。


山の後ろに隠れていたお日様が顔を出しつつあります。


道も見えなければケルンもないので、適当に登っていくしかありません。


おおっ、シャモアがいます。例によってこちらをガン見してきています。


そしてみんなで走っています。


一番低く峠っぽくなってるところを目指して歩いてたのですが近付いてきました。


湖はもうすぐっぽいです。ここをまず超えて・・・


ドキドキ。


ヴァロン湖(2493m)に到着~~
完全に凍って雪も積もってますが・・・


湖の表面をアップで。


登ってきた方面。常に雲が溜まっています。


湖の周辺。ケルンがありました。こんなところに作ってくれなくても・・・
途中の道に作ってほしかったわ~~ヽ(`Д´)ノ


風が出てきてちょっと寒いのと、日が短いのにコース的にかなり長い(累計標高差約1450m、約15キロ)のでお昼休憩にもあまり時間を取りませんでした。


帰る前にセルフで1枚・・・この日は平日だったこともあって1日誰ともすれ違いませんでした。


つい先ほどそこら辺の山の後ろから出てきたお日様ですが、低い位置を通って既に傾きつつある感じです。


どこを通って来たのか自分でもよく分からないので適当に下りていきます。行きは峠っぽいところを目指したのですが、帰りが案外目安がなくて難しい…まあ、ある程度下りて来たら雪が少なくなってきて道の形が現れてくるのでそれを遠くから目を皿のようにして探し、そちらを目指しました。


朝より雲が高い位置まで溜まっています。


雲の中に突入~


そして山ゾーンから森ゾーンへ


朝はこの場所から向かいの山がとても美しかったのですが・・・今は完全に濃霧に包まれて何も見えません。


大急ぎで下りてきた結果、夕暮れまで結構余裕があったので最後の部分だけ行きと違うルートで隣村へ下りてきました。
車を停めている村までは急ぎ足で20分ちょいです。


あちこちに水が出ているので汲んで帰ります。


わたしが車を停めている村の教会が見えてきました。


ただいま~~
午後4時40分、駐車場に到着。


この村にあったもの・・・


①教会


②村役場(車の前の白い建物)


③カフェ・・・閉まってて鶏だらけでした。ハイキング客の多い夏には開いてるのでしょうか・・・


ハイキングしまくりの1年、いいお天気の中大好きなエクラン国立公園で今年最後のハイキングをすることができ大満足でした。
いつもながら長いハイキング記になりましたが、読んでくださった方ありがとうございます。
みなさん良い年末年始をお過ごしください!












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