フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

今年初めてのスノーシュー(その3・最終回)

久し振りのスノーシューでモン・ロッセ(2447m)に登った後、隣の山の峠のようになったところに寄ったところまでその2で書きました。


反対側から見ると峠みたいだったのですが、到着してみたらそこからなだらかな上り坂がどんどん続いています。少しの間進んでみたのですが、景色はこれといって変わりません。地図を見る限り、もう少し先には湖もあるのですが、この雪の量だとあと多分20分くらいかかりそう。そこまで往復する時間はとてもありません。湖ったって雪を被って何となく窪地になっている程度にしか見えないと思うし、意地になるのをやめてここで引き返すことにしました。実際、峠のあと他にふたつほどある小さな湖の近くを通ったはずなのですが全くどこにあったのか見えませんでした。また夏に来た時のお楽しみとしてとっておくことにします。


さて、モン・ロッセのほうに戻りたいと思います。先ほど下りてきた斜面の中腹より少し低い辺りに何となく道の形が見えるので、そこへ合流できる形で今いるところから下りていきたいと思います。
は~、しかし天気悪くて撮った写真が全部白黒加工してあるみたいに見えます(-_-;)
この斜面、上りは結構大丈夫だったんですが、下るときは急いでいたこともあってか3回くらいコケて雪まみれになりました(´Д⊂💦


合流できました・・地図に載っている道なので行先案内看板があります。


先ほどまで登ってた峠もどきを振り返って。


なんとも急傾斜なところに作られた幅の狭い道です。雪がなかったらどうってことないんでしょうが右側にズルっと滑らないように気を付けながら歩きます。


ようやくシャレーまで戻ってきました。もう2時前になっています。


寄り道しようとか思い付いた先ほどの山頂での余裕とは打って変わって大急ぎでお昼ご飯です。
さっきの落ちてたチーズ、相変わらず落ちたままです(;´Д`)
ちなみにわたしが持ってきたのは先月行ったオーヴェルニュの農家で買ったサン・ネクテールです。1か月ほどおいてちょうど食べごろになりました。


シャレーから駐車場へは行きと同じ道で帰ります。ただ、最後らへんだけ森の中で行きに通った近道がどこにあったか分からなくなり、その結果メインの道を通ったため行きより長い距離を歩くことになりました。


駐車場に到着。リヨンで7時開始の新年会出席のため午後4時までには駐車場に帰ってこようと思っていたのですが、最後の30分ほど小走りで帰ってきたため3時40分に戻ってこられました。
朝は暗くて何も読めなかった看板には動植物のことなどが書いてありました。右側にあるのは駐車場の直前にあったクロスカントリースキーのインフォメーション事務所兼レストランのメニューでした。でも確か閉まってた・・・



スノーシュー中心のときに履く靴。ハイカットなのでこれに雪用ズボンを合わせるとゲイター要らずです。


4時。駐車場を出発です。右手に見えるのがさっきメニューが貼ってあったクロスカントリースキーヤー憩いの家。サヴォア郷土料理が控えめな値段で食べられそうな感じだったので開いていたら寄りたいくらいでした。


時間に少し余裕があるので麓にあるエームの町のチーズ農協に寄って帰ります。


"J'♡ le Beaufort" = J'aime le Beaufort …ボーフォールチーズ大好き、って意味ですがこの町の名前はAimeエーム。ジュテーム Je t'aime のエームです(*´ω`*)


ボーフォール・デテ(放牧期間の牛乳のみで作られたもの)を3切れ・・って2キロちょいですが💦買って帰ります。フォンデュに足すとめちゃくちゃ美味しくなりますが、結構いい値段するので普通の人はあまりフォンデュには入れないと思います。うちはフォンデュ大好き一家で冬は週1の勢いです。いいチーズを使ったにしても、外食することを思えば安いものです。


うちに連れて帰って来た子たち。
ボーフォール以外にも色々売っていたのですがキリがないのでセラックというボーフォールを作った後の乳清で作るリコッタのようなチーズとバターを買って帰りました。バターは250グラム1,35ユーロと安いです。スーパーのどうってことないバターとたいして変わらない値段です。


新年会に山歩きの恰好ではちょっと行きにくいので高速のサービスエリアのトイレで着替えていきます。
ちょっと疲れていた‥というか眠たかったので暖かい飲み物を飲んで一休みしてから出発です。


サービスエリアのお土産コーナーのマグネット。
ご覧のとおり、サヴォアのイメージは山、雪、スキー・・・


シャンベリー(サヴォア県の県庁所在地)は渋滞してなかったのですがリヨンの入り口でやはり混んで、新年会には到着が少し遅れました。劇場関係者の人たち中心の新年会なので会場はズバリ劇場です。


ボージョレのワイン生産者が何種類かのワインを持ち込んで試飲会を兼ねた新年会でした。


ミニコンサートもありました。


朝4時に起きて(前日は行先決めたり荷物準備したりで寝たの午前1時半・・)運転往復で5時間、8時間ほど山に滞在(歩いたのは7時間くらい)、新年会のあとうちに帰ったのは夜中過ぎ(;´Д`) とっても充実した休日でした。


こんなわたしの休日に付き合って(ブログ読んで)くださった方、ありがとうございます!

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