フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

子供たちと1泊でエクラン中部へ(昨年初夏・その1)

今週末はお天気が悪く山に行けそうにないので回想録です。昨年の5月中旬、聖霊降臨の祝日の連休に子供たちと1泊で出掛けたエクランの中部、ヴァルゴデマール地方でのハイキングの話です。
5月の半ばといえばまだまだ雪の残る季節。1日目は最高2400~2500mの地点まで登る予定でその辺りはまだかなり雪がありそうなので、濡れた靴で1日歩かなくてもいいように雪の多そうな北壁は最後にもってきました。

うちからハイキングの出発地点のレ・ザンドリユー村までは約2時間半。途中に一度休憩した際に子供たちは朝ごはんタイム。


今日の出発地点は標高1043m。村の中心を通り抜けハイキングコースに入ったところ。


まずは森ゾーンです。


奇妙なキノコがあります。初夏なのに…


色違いで青もありました。


ゼンマイ…?


キクラゲ…?
エクラン中部は日本と同じ土壌で気候だということなのでしょうか◎_◎


天気予報では晴れって言ってたけど、曇ってるやん。。と思ってた矢先に空が明るくなりました。


嬉し~(≧∇≦) 晴れてきた!


木の間から差し込む光が神々しいです。


森ゾーンを抜け、岩々した場所に出てきました。


摩訶不思議な形の岩がそそり立っています。...ん~まだ結構曇ってるな~~。。


彼らにとっては久し振りの山なのでふたりおしゃべりしながら歩くスピードはゆっくり。キツめの行程を作っていたわたしは内心イライラ。でも「もっと早く!」とか言っちゃうと歩くのイヤになられそうなのでぐっと我慢してました(^^;


ブルーベリーの若い実。まだまだ食べるには程遠いです。


レザン・ドゥルス(熊のブドウ)、これも熟すのは夏以降です。


初夏が旬のジョンシアン。青が印象的です。

ナヴェット川とその谷。レ・ポルトの村が奥に。


緩やかに下りていきます。
え、まさか?


はい、そのまさかなんです。
せっかく500mくらい登ったのに別の村(レ・ポルト村、標高1245m)まで300mくらい下りて別の面を登りなおすんです。我ながらなんと悪趣味なコース・・・累計標高で約1700m。周回コースなのが売り?です。レ・ザンドリユー村から往復なら標高差約1400mでした。
というのも日が長い5月、久々のエクランを満喫したくてこんな意味不明なコースを考えてしまったのでした。長男は多分わたしより体力は上だけど次男がわたしより少し下。こんなキツいコースで彼らには可哀そうなことをしてしまいました。


標高が下がってきたので野イチゴの花も登場。この辺に夏来たら食べ放題です´▽`


レ・ポルト村。中心を通り抜けます。こじんまりとした可愛らしい村でした。


先ほど上から見えていたナヴェット川。初夏は雪解け水が流れ込むので川の勢いはすごいです。


40分ほど川に並行したところを歩きます。


再び登りに入る前にお昼ご飯にします。


お腹も満足したので再び歩き始めます。


川というか滝が勢いよく流れ落ちています。地図によるとシャランリー川といいます。


水を汲んでいきます。


早速飲んでます。冷たくておいしい!


山の側面から山の内側?に入ってきました。


この辺はまだ道分かりやすかった・・・


しかし、この辺りから道が見えなくなってきました。


これぞ、エクラン!的な風景が広がります。


これ、唯一道っぽかったのでここを歩いていったら、なんとこれは間違っていました。
地図では西に向かわないといけないのに、気づけばどんどん南に向かってたのです。気付いてよかった…と元来たほうに戻るも、正しい道が見つからない…
1時間で同じ辺りを2往復し、ここで無駄に標高100m×2回くらいはアップダウンしてしまったと思います。これで元々の1700mに加えて1900m(;´Д`)… 軍隊の特訓のような感じになってきました。


もうかなり疲れている次男…


対して長男はまだ平気です。


また今日も夜中1時30分になってしまいました。
明日以降にこの初夏のエクランハイキング記(サブタイトル「悪夢の」と入れてもいいくらいです)の続きを書きますね。修羅場もでてきます(~_~;)

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