randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

スイスに近い方面に初遠征(後編)

うちから高速代が高いことや、イケイケなリゾート地(シャモニやムジェーヴなど)なイメージがあることから今まで避けてきたオート=サヴォア県。モンブランがあるのもフランス側ではこの県になります。
先週日帰りでこちら方向にデビューしてきました。雪が少ない今年の冬のフランスですが、オート=サヴォア県は比較的北に位置していることから同じ標高で比べた場合、ほかの山塊に比べるとまだ雪はあるほうですのでスノーシューするのには十分でした。


標高1350mの小規模なスキー場から歩き始め、2257mのアンテルヌ峠が第一目的地で最終目的地はそこからさらに登ったテット・ド・モエード(2459m)だったんですが、出発点近くで会った地元のおじさんに峠まで行くと言うと「わーそれは遠いよ!」と言われ、かなり不安に。まあ最悪峠までということで…スノーシューは山スキーと違って下りるのにも時間がかかるのでそれも計算しないといけません。


数頭のアイベックス達(しかも角の立派なオス)に出会って幸せな気分で再び歩き始めます。しかし、ただでさえ出発直後に道を間違えて1時間くらい時間を無駄にしたのに加え、アイベックスに近付くためにコースを外れ写真を撮りまくってたのでまたそこでも時間ロス。最終目的地が危うくなってきたような気がします・・・


景色は素晴らしいです。来た甲斐がありました。
エギーユ・ルージュ山塊(手前)、奥の高い山はエギーユ・ヴェルト(4122m)。フランスの4000m級はモンブラン周辺に集まっているのです。オート=サヴォア県以外でフランスで4000mを超える山はエクランの最高峰、バール・デ・ゼクラン(4102m)のみです。


来た方向を振り返って。


この日のコースの半分の時間はこの岩の塀のようなロシェ・デ・フィズの麓をあるくことになります。


このあと峠に向かうので少しずつ高い位置を歩いて行きたいと思います。トレースは結構何種類もある(スノーシューのトレースはゼロですが(;´Д`)。。)ので、その中で高めにあるものを参考にします。


かなり急な坂を峠に向かって山スキーヤーが上っていきますが、わたしが行く予定なのはこのすぐ隣にあるもう少しなだらかなやつです。ここから登るとわたしがその後行きたい頂上には行けない若しくは非常に難しいと思います。


ちょっと歩く位置が悪かったです。急すぎてしかも岩が結構出っ張ってるところに来てしまったので位置を修正しないといけません。


・・・これが結構大変で、特にこの日気温が高くて昼前になるにつれてさらに歩きにくくなってきて、いつもならどうってことない(と思われる)坂で滑って数メートル滑り落ちました(;´Д`)  いっぱい登った後でめちゃくちゃ暑かったので上着を脱ぎ、手袋もしばらく外して歩いてたのが災いし、左手の甲の皮を擦りむきました。割と慎重なので普段ほとんど怪我をしたことがないのですが、すごく怖かったです。
教訓「暑くても手袋外すな」・・・


こちらがわたしの目的地の方のアンテルヌ峠です。
手は皮がむけてる部分があるので痛いはずなのですが、冷たさで麻痺しているようであまり何も感じません。


眼下に見えるのはモエード・アンテルヌ山小屋。


少しずつ近付いてきました。初っ端の道間違え、アイベックス写真撮影大会でかなりの時間ロスしたところに手を怪我したことが加わり(滑ったことで恐怖心も芽生え‥)峠に登ってる最中は、その後の頂上はもういらん、という気分でした。


あとほんの少しです。


あ~着いた。峠です。今日初めて見るオフィシャルな看板が立ってます。


え~と、わたしが出発点にしたスキー場までは帰るのに2時間半…スノーシューなら3時間くらいか、、結構かかりそうです。


このエリアは自然保護地区のようです。


峠の十字架、ひっくり返ってます・・・
左の端らへんはモンブラン山塊の一部、グランド・ジョラス。モンブランはフランス最高峰の山の名前であるのと同時に、それを取り巻く山塊の名前でもあります。


ふと右を見ると・・・むむぅ、お主か、テット・ド・モエード。


案外傾斜緩やかよね・・・山スキーヤーのトレースもあることだし、行ってみる??


おお~華麗なシュプールが残されています・・・かっこいいな~


で、それで誰?傾斜緩やかとか言ったの・・・(~_~;)


しんどかったですがテット・ド・モエード(2459m)頂上に到着~~


正面の景色。先ほどと大差ないですが、エギーユ・ヴェルトがさっきより下まで見えます(それだけ??)。


頂上でお昼にしようと準備しかけたのですが、風が強くて寒すぎる・・・ちょっと移動することにします。今来た方に少し戻りたいと思います。


ちょっと風よけのような形の地形になってるところでお昼ご飯休憩。頂上よりましとはいえ、ここでも風はあったので(寒がりで風も大嫌い。ていうか風のあるところでご飯食べるのがイヤ)、20分前後くらいでもう立ち上がってました。まあいいや、帰りにもっと下の辺り、例えば行きに通ったシャレーがいっぱいあった集落らへんとかでコーヒー休憩しよう。。と思いつつ時間がなくて(子供たちと一緒に晩御飯を食べたいので遅くなりたくなかった)結局この日はお昼の約20分間しか休めませんでした。自業自得ですが(;´Д`) まあ服の着脱や写真撮ったりするのに立ち止まる機会はたくさんあるので小さな休憩はいっぱいしているとも言えます。


山スキーヤーの足跡、わたしの足跡、アイベックスの足跡が平行しています。


峠の反対側に戻り、もう一つの峠の方に歩いていると・・・


あ~、山スキーヤーが。


カッコいい~~


行きと同じルートですが日が傾いてきて、しかも薄い雲がかかってきていて朝とは別の景色に見えます。


シェパードを連れて山スキーをしている人がいました。


お日様がだいぶ低くなっています。
朝通った水汲み場、集落を通ります。


森の部分を通り・・・


スキー場に戻ってきました。朝はまだ営業前だったので誰も滑っていませんでしたが、スーヤーとぶつからないよう気を付けてゲレンデを横断します。


スキー場の中心地に戻ってきました。


うお~~っ、満車です。


バカンス中の地方があるので子供を連れた家族連れが多いです。


高速道路から。自分で運転してこの辺来たの初めてなのでグーグルマップに帰り方を教えてもらったのですが・・・


行きと違う道だし、なんかスイスナンバーの車ばっかり走ってるなーと思ったらジュネーブ経由(正確には町中は走りませんけど)でした(・_・;) こちらの道のほうがスキー場が少なくて、混雑してなさそういう理由が考えられます。


食わず嫌い?のオート=サヴォア、行ってみたらなかなかきれくて普段見慣れない形の山が並んでいて楽しかったです。高速代がかなりかかるので今度行くときは割り勘できる連れを探して行きたいと思います(;´∀`)