一泊で南仏デヴォリュイ山塊へ(その1)
今週は日月が休みだったので、1泊でどこに行こうかぎりぎりまで迷った結果、南仏寄りにある山、デヴォリュイ山塊に久しぶりに遠征してきました。
前回前々回の山がモロに正統派?アルプス~な感じのところだったので全然雰囲気の違ったところに行きたかったというのが大きいです。あと今ヴァカンス時期なのでスキー場の多い方面は道が混むし人も多そうなので避けたいというのも。デヴォリュイにもスキー場はありますが少ないし規模も小さいです。
子供たちも先週今週と学校がお休みなのでおじいちゃんおばあちゃんのところに遊びに行っており、日月では同行者を見つけるのも難しくひとりで行ってきました。
早朝運転していて楽しみなのが朝焼け。ここの道からは特にきれいです。
日が完全に昇ってしまったあと。山塊最高峰、オビウの近くを走ります。2週間前に眺めた時よりかなり雪が減っています。
ガソリン入れ、高速でのトイレ休憩を含み2時間40分で目的地の村に到着。
思ってたハイキング出発地点は全然車停められそうなところがなかったので最寄りの村(標高1250m)に停めました。地図を見る限りこちらからでも出発できそうです。
県もイゼール県(リヨンと同じくオーヴェルニュ・ローヌ=アルプ地方)からオート・ザルプ県に入ります。この県はプロヴァンス・アルプ・コート=ダジュール地方の管轄。その響きだけで遠くに来たような気になります。
重大な問題点がひとつ・・・
雪全然ないけど!?村にもありませんがここから眺める2000m以上ある山にも雪はあるにはあるものの、融けてしまって山肌が見えまくりです。
どうする?ほんの少し最後にある雪のためだけにスノーシュー担いで持ってく??
まさかな・・・よし、もう今日はスノーシュー諦めます。うちを出発直前に思い付いてザックに詰め込んできたアイゼンが役に立ちそうです。
まずは村から出ている林道を進みます。
林道を少し歩いたところでこの車に抜かされたので(この道、車入れたのか・・)ハイキング客かなと思って覗いたらもう無人。そして車に「アイ・ラブ狩猟」みたいなステッカーが貼ってあったのでおそらく狩りに来たのでしょう。
背景にはモンターニュ・ド・フォロー(2362m)。いかにも登れなさそうですが、きついけれど何とか登れるらしいです、アルピニストでなくとも。
山スキーヤーが来たので少し話をしましたが、この雪の少なさを嘆いていました。わたしが行こうと思っている山のもうひとつ先の山まで行くつもりだそうです。
森ゾーンから野原ゾーンへ。
雪も少しずつ増えてきてます。
地図にも載っている避難小屋がありました。
背景にはピック・ド・ビュール。
さて、恒例の山小屋チェック~~
薪ストーブあり。
テーブルと椅子あり。
屋根裏は・・・
1枚、それにとっても薄いけど一応マットレスもあり。
ここ、いいやん~♬ いつか泊りにこれそう・・
と思ったのは一瞬。窓がない~~これは夏でも寒そう😱
このあと勾配が少し急になってくるので(画像の右上方向)、アイゼンの登場です。
実に元旦ハイキング以来です。
トレースも特にないので適当に登っていきます。
なんだか分からないうちに結構な傾斜になってきてます。
登ってる最中左側に見えていたのは「エトワール(星)尾根」。上を歩いたりは出来なさそうですが・・・
上の方は雪がありません。途中雪があって頂上周辺にないのはよくあることです。
ケルンがあったけど頂上のケルンでなく「この道であってますよ」ケルンでした(-_-;)。先にはまだ続きがありました。新たに雪のあるゾーンを通ります。
あと少し・・・が案外長い・・。
さすがにもうすぐ頂上みたいです。
はい、何もないけどこれ以上進んだら落ちます(^^;
ということで、テット・ドリオル(2334m)頂上\(^_^)/
延長上にはテット・ド・ロペ(2627m)。朝話した山スキーヤーたちはこれを登ると言ってました。めっちゃ急勾配。登れたとしても下りが怖すぎます。スキーなら滑れるからいいけれど・・・
しかも向かいの山に登るにはこの下の凸凹の部分に一度下りてそこから登りなおす必要があります。この辺りは雪も多く残っていてかなり時間かかりそう・・・わたしは今日はここまででいいです(;・∀・)
左手に見えるのは山塊で2番目に高いグラン・フェランとプチ・フェラン。
去年の秋に登りました。
今来た方向にはピック・ド・ビュール。その形から戦艦とも呼ばれています。
朝からずっと見えているモンターニュ・ド・フォローの後ろにはエクラン。
本日のジェットボイル。
北方面。
美しいエクランの山々。
また零時を過ぎたのでここで一度投稿します。明日以降に続きは書きますね。