randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

今年初めてのヴェルコール山塊へ(前半)

色んな山からその遠景を楽しむことが多いヴェルコール山塊。城壁のように連なった石灰質の白っぽい山々が南北50キロメートルに亘って伸び、標高はそう高くないもののすごい迫力です。
去年の秋に子供たちとハイキングして以来約4か月間来ていませんでした。最近南方面に何度か出かけた際にハイキング中や帰りの道からもヴェルコールの山がよく見えたので久しぶりに行きたい気持ちが高まっていました。
今週は仕事がしんどくてあまりたくさん運転する気もたくさん歩く気もしなかったので近くて楽なコースをヴェルコール山塊で探しました。前に一度来たことのある場所ですが、その時は丸1日かけてもっと遠くまで行って周回するコースでした。


登山口へ上がる山道から。6時20分。グルノーブルの町に灯りがともっています。
後ろはベルドンヌ山塊。こちらも比較的近いのでよく行く山塊です。


6時45分。ランス・アン・ヴェルコールのスキー場を経由してだだっ広い駐車場に到着です。家を出たのが5時20分くらいだったのでかなり近いと言えます。
日が昇るのが早くなってきて、日の出を山で見ることは不可能になってきました(;´Д`)
12月、1月ごろはちょっと早く家を出たら少し登って視界が開けてきた辺りで山が明るくなるのを見ることができたのに・・・今はそのためには家を3時4時に出る必要があります(~_~;)
もう少し暖かくなれば避難小屋などで1泊して山で朝を迎えることもできますが、寒がりなのでもう少しの間我慢です。


今回の出発地点は1266mの地点。思っていたよりも雪があります。一応スノーシューとアイゼンと車には入ってますが、両方持って歩くのは嫌なので迷った末、スノーシューを持っていくことに。前日に山塊別積雪量を調べたらスノーシューが必要なくらい雪があるようだったし…


駐車場にあった看板。ハイキング地図にも載っているこの先にある山小屋レストラン兼民宿の宣伝です。ハイキング地図を見ただけでは伝わってきませんが、可愛いお店みたいです。え~お昼ご飯持ってきたけど、ここで食べたいなぁ・・・たまにはそんな贅沢も許されるんでは?と思ってフト見ると・・・


「今週の閉店日。月曜、火曜、水曜」Σ(゚Д゚)
え~っ水曜の今日は休みかぁ・・・残念。



準備を整え、7時ちょうどくらいに出発しました。めちゃくちゃ踏みならされている雪なのでスノーシューは必要ありません。


ああっ、出た!このマーク。「スノーシューのやつは低い辺りウロウロしとけ」コースにもなっているようです。


出発から約20分。山小屋レストランが見えてきました。


テラス席も広いです。


いい車が前に停まっています。


この辺りは木ががちょっとまばらになって視界が開けていますが、このあとまた森に入ります。


この地点で同じエリアにあるノルディックスキーのコースを横断するのでスキーヤーに気を付けてください、の看板がありました。


場所によってはもうほとんど雪が残っていません。


ここの分岐からGR(グランド・ランドネ)の比較的しっかりとした道から小さい目の道に入ります。ペンキマークも変わります。
今日は地図に載っているハイキングコースを歩くのでアドレナリンが出る機会はありませんが迷う心配がないのでストレスなしでぼーっと心を無にして歩けます(^^; 今日は冒険より景色に癒されたい気分なのでこんな感じがちょうどいいです。


羊の放牧地帯に入るようです。放牧地帯での注意点が書かれています。


峠はこっちかと思い込んで登っていくと何かおかしい・・・はい、もっと左側でした・・
雪でペンキマークが見えなくなってるのに「今日は楽勝」と高をくくって勘に任せてテキトーに進むとこの有り様です。方向音痴はいちいち地図見ろよって・・・(;´Д`)
そしてさすがにそろそろスノーシューの出番です。


誰かのトレース発見~ 道の形がよく見えます。峠はあちらの方角のようです。


峠に到着しつつあります。広く平らな峠です。


最終目的地のピック・サン・ミッシェル方面。


8時30分、アルク峠(1735m)に到着。この辺りは雪が完全に融けています。


来た方向を振り返って。


峠の一番平たくなっているところ以外には雪が残っていました。
期待通りの雲海です。ヴェルコール山塊からは朝のうち雲海がよく見えるので今日も見えるかなとわくわくしていました。
今日は時間に余裕があるのでまだ疲れていませんが15分ほど休憩します。


これは南東方面。



北東方面。岩の塊はこの後登るピック・サン・ミッシェルの一部です。


南方面。前回に来た時にはこちらの山肌に沿ったコース外の道をどんどん歩いて行きました。とても細くなっていたり急傾斜の場所も多かったので雪があるときは歩きたくありません(~_~;)


北側。これが今日の目的地、ピック・サン・ミッシェル。頂上はここからは隠れていて見えません。もうスノーシューいらないのでザックにひっかけます。こないだまでこんなにちゃんと引っかかると思ってなかったのでザックに突っ込んでたんですがさすがにこのほうがいいです(^^;


つい15分前まで冬の世界だったのに完全に夏山です(゚Д゚;)


登り始め。振り返って。


西側の斜面は緩やかで、基本どこを歩いても登れる感じです。わたしはもちろん景色が一番いい尾根の部分を歩きます。


わたしが好きなタイプのちょっと急な岩々した登りです。


振り返って。


奥に見えるのが頂上です。つまり少しアップダウンがあります。


アップダウンの地点にきました。


もうすぐです。


案内看板。「ピック・サン・ミッシェル 1966m」…どうしてこれが一番高いところ(画像の右上の辺り)に立ってないのかが不思議です。


頂上はすぐそこです。十字架が見えます。


9時30分、ピック・サン・ミッシェル頂上に到着(^O^)


バリエール・エスト(東のバリケード、フェンスの意味)と呼ばれるヴェルコールの延々と続く連なった山頂が見渡せます。その先には山塊最高峰のグラン・ヴェイモンやヴェルコールのトレードマークのモン・テギーユも見えています。


山頂の十字架に手作りの木のプレートが括り付けてありました。何か書いています。


「大好きなお父さんへ」・・・直訳で「愛されるお父さんへ」
ピッケルやエーデルワイス、アウトドアナイフなどのイラストが彫られています。山が好きなお父さん、山で亡くなられたのでしょうか・・・しんみりとしてしまいました。


北方面の山は峠からよりもここ山頂からの方がよく見えます。


はるか遠くにはモンブラン。


つい先日麓の村まで行ったエクラン山塊のメイジュ。


エクラン最高峰のバール・デ・ゼクラン。


雲海とパノラマにうっとりです。
そしてまだ9時30分!!これが本日の最終目的地のなのでなんぼでもダラダラできます!!いつもキツキツの予定を立てがちなのでこういう余裕系は珍しい・・・


長くなってきたのでこの辺で前半を終えたいと思います。その3まで延ばさず前半後半で収めるつもりです(^^;