randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ハプニングで始まったベルドンヌ山塊ハイキング(後編)

情報収集不足により、1000mの高低差を林道で上がるところから始まったベルドンヌ山塊でのハイキング。もはやハイキングというより何かの特訓のようです。
ショートカットを試みて小さな道に入るも荒れ果てていて通りにくく、何の近道にもなりません(;´Д`) 3時間半かけて去年の夏に子供たちと来た時に停めた駐車場(1720m)に到着した後は、景色を楽しみつつゆっくり歩きます。


駐車場から1時間ちょっとでペリエ―ル山小屋(1832m)に到着。7月に子供たちと1泊した避難小屋です。避難小屋としては比較的きれいで気持ちよく滞在できました。


小屋に向かうウサギの足跡1匹分と山スキーヤーのトレース一人分がありました。


山小屋を正面から。


1階部分。大きな暖炉があります。誰かが切ってきてくれた木の枝がありました。


2階部分。マットレスがあります。10人ほど泊まれる比較的大きな小屋です。7月にわたし達が泊まったのは土曜の晩だったこともあり、他に若い4人組(フランス人とイタリア人)が滞在していました。みんな就寝していた夜11時くらいになんとふたり組の男性が到着!わたしたちとは反対側から歩いてきて迷っていたそうです。わたしもその日の前の週だったかに友達とふたりで1泊で出掛けて悪天候の中、日が暮れてきて避難小屋が見つからずに大変な思いをしたところでした。


1階に置いてあった思い出ノート。クリスマスや大晦日に来た人もいます。羨ましい~!
前回は何も書かなかったけど、1月半ばから2か月以上誰も書き残していなかったので、メッセージを書いておきました。


入り口から。


ここでキャンプファイアーができます^_^


セルフタイマーで1枚・・・
飲み物を作っておやつを食べたり思い出ノートを読んだり、ただ景色をボーっと眺めたり、1時間以上休憩しました。


すぐ横には水場もあり、とっても便利です。この日も次の日の朝仕事でなければ泊まりたかったくらい(≧∇≦)


さて、山小屋を出発、峠に向かいたいと思います。山小屋の少し上(画像左端の真ん中よりやや下)に行き先案内があります。夏に来たばかりなのでまだよく覚えています。


峠・・・20分。確かにちょろっと上がればすぐでした。


…が、雪がまだ少し残る部分もあるのでそれよりは若干かかりそうです。
振り返った景色。


先ほどは紫のクロッカスが咲いてましたが、白いのもありました。


グラン・ムーラン(2495m)の麓を通ります。


この山へは南側の尾根が一般的なコース(地図に載っている)ということになっていますが、こちら側(北西側)の尾根は急で岩々していて楽しいので昨夏は子供たちとこちらから登って南側から下りました。


そろそろ峠に到着です。看板は確か少し離れたところにありました。


あっ、ライチョウの足跡。ほんの少し前に鳴き声を聞いたばかりでしたが、この日は姿自体は見られませんでした。その2日前に友人と散策したヴェルコール山塊では見ることが出来ました。


峠の案内板がありました。この辺りは山スキーヤーのトレースが二人分ありました。


ペリエ―ル峠(2003m)の案内板。
雪に埋もれています。


こちら側の丘のような山に続く緩やかな尾根を歩きつつ周回します。


振り返って。グラン・ムーランの頂上部分はまた雲に隠れてしまいました。


丘のような山はふたつ連なっており、さらに進みます。


丘のような山ふたつ目(2041m)に到着。ここがこの日の行程の一番高い部分でした。景色自体はそれまで歩いていたところとそう変わらないので5分ほどだけ休憩してから尾根を延長上に下りていきます。


緩やかな下り坂です。


全然雪がないとことも多いのでスノーシューを外しますが・・・


避けられない部分もあり、少しの距離だけど滑りやすいので面倒がらずにスノーシューつけます。滑って怖い思いしたこともあるので・・・
そういやアイゼンもザックに入ってるんですがスノーシューの爪で間に合うし、この日アイゼンは出さずじまいでした。


さらに下りていきます。


山小屋がひとつ見えてきました。


山小屋前から。


夏に来た時も覗いたのですが・・・


椅子がひとつあるだけで・・


ガラスがなぜかバリバリに割れています(;´Д`)


立地条件は悪くないだけに残念です。


このあとはずんずん駐車場(標高1720m)まで下っていきます。


通常、駐車場に着いたらそこから車ですが。。
この日はこの後が長い!何せ車停めてるのは標高約730mほどの地点です…


1200mくらいまでは雪があるところが多かったですが、ないところでは出来るだけ小走りで下りました。


シャルトルーズ山塊を代表する山のひとつのグラニエ。ここからだとシャンベリー(サヴォア県の県庁所在地)を挟んですぐです。


林道沿いに可愛い山小屋がありました。ここらへんは上りでは近道と称して荒れた山の中を縦断していたので通ってなかった部分でした。


マットレスはないけど木の板が通してあった(写真奥の壁に)のでベッドのように使えそうです。手前にはストーブがあります。木のストックはなしでした。


夕方6時15分。駐車場からジャスト2時間でした。
・・・あれっ、わたしの車のほかにもう一台停まっています(@_@)


くそ真面目に進入禁止の標識に従ってる人が他にもいたとは驚きです。この人も1000m歩いて上ったのでしょうか…誰にも会いませんでしたが他に行くところもないと思うのでその可能性大です。


ハイキング中ずっと真向かいに見えていたシャルトルーズ山塊のすぐ麓を通って高速に近づきます。
この三角にクルクルのマークは最近日本でも増えつつあると聞いているロータリーあり、の標識です。フランスは(たぶんヨーロッパのほかの国も)ロータリーだらけです。


午後8時、リヨンまであと40キロくらいの地点の高速から。数日前に夏時間になったこともあり日が暮れるのが遅くなってきました。遅くまで歩けるようになるので嬉しいです(^^♪


半分以上の行程が林道というとんでもない今回のハイキングでしたが、夏に行ってとても気に入った場所を雪の残る時期に再び訪れるとこができて大満足でした。普段ならない筋肉痛になってしまいましたが・・・すねの筋肉とか(^^;