フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

南仏・カランク 第二弾(その1)

前回の子供たちとのカランクのちょうど1か月後に再びひとりでカランクを訪れました。
カランクはマルセイユとカシの間の石灰質の真っ白な複雑に入り込んだ絶壁の断崖の海岸でフランスで最も新しく2012年に10個目の国立公園に指定されました。
子供たちとはカシ側のカランクを歩いたので、今回はマルセイユ側を中心に歩く予定です。


カシ行きの時は高速を出てすぐに、ブドウ畑の高台から地中海の港町カシへの下り坂がとっても美しかったのですが、今日はマルセイユ行きで若干違うルートです。
マルセイユに車で来るのは初めてでドキドキです。
上の写真は市内の環状線に入って中心地に向かう湾岸部を走ってるあたり。なんか神戸、大阪らへんを運転してるような錯覚に(*_*)


市内を通り抜けて市の南部、教育関係の機関の集まったリュミニーというキャンパス地区へ。町はずれに適当に路駐して(町はずれなので駐車料金無料)ハイキングに出発です。この日歩くのはマルセイユとカシのちょうど中間に当る地域です。
これは歩き始め、来た方角を振り返って。


海側(南側)に向かいます。一番手前の部分にモルジウの入り江(カランク)、真ん中に見えるのはスジトン岬、その奥に灯台のように出っ張っているのは前回すぐ麓を歩いたグランド・キャンデル。その時は反対側から歩いてきてそのすぐ手前で迂回しました。


あれれ、歩き出してすぐの辺り・・・岩の隙間にクレッシュ(キリスト誕生の場面の再現)が作ってありました。このクレッシュに使う人形、サントンと言ってこの地方特産の工芸品でもあります。


松の木などの茂ったハイキング道を歩き海に近付きます。


モルジウ岬(奥)とスジトン岬(手前)の間にあるモルジウの入り江(カランク)に近付いてきました。


ひとりですがお天気良くってテンション高すぎ(;´∀`) 自撮りしまくりです。


楽しすぎます(;・∀・)


ハイキング客が来たので1枚撮ってもらいました。


カランクはクライミングに来ている人も多いです。


かなり下りてきました。


仕事中の同僚に写真を送り付けることも忘れません。


海岸線まで下りてきました。モルジウの小さな港。


木の根っこが岩に入り込んだまま化石のようになっています。


正午少し前です。このあとまた上ることになるので、ここ波打ち際でお昼ご飯にしたいと思います。前回のカランク散策では海岸線ぎりぎりには下りてこなかったのですが、今回は幾度となく海抜ゼロまで下りることになります。


昼食後、海岸周辺のハイキングコースとは言えない小さな道が何となくできている部分を思い付くまましばらく歩いてみます。


絶景ですが足元が結構怖いところが多いのでこれくらいにしてメインハイキングコースに戻ろうと思います。


次に向かうのは・・・


有名なカランクのひとつです。ヨットが浮かんでいます。


風光明美で知られるスジトンのカランク。バックは前述のグランド・キャンデル。


この周辺は人気スポットだけあって他のところより多く人を見かけました。すかさず1枚撮ってもらいます。


割と近くまで来られる駐車場があるため、ピクニックにやって来るマルセイユっ子も多いようです。


スジトン岬をぐるっと回るコースです。


この石灰質の岸壁…一瞬、歩き慣れたヴェルコール山塊にでもいるのかのような錯覚を覚えました。


さて、急な上りが始まります。


少し登って・・・


もう少し登って。景色がどんどん良くなってきます。


グランド・キャンデル方面。


カランクはこのようにペンキマークがしっかりあるので迷うことはまずありません。


あ、これは・・


クライミングしてる人が。絶景なんだろうな~~(≧∇≦)


さて、わたしは内陸部の山側に向かいます。


どんどん近付いてきたのは・・・


カランク最高峰のモン・ピュジェ(563m)です。


山頂(^O^)


山頂から少し続きを下りたところ。車を停めているキャンパス地区が眼下に。さらに奥にはマルセイユの町が。


さて、しかしハイキングコースは駐車場とは反対側に山を下り、麓をぐるっと半周しながら駐車場まで戻ることになっています。そのコース以外で近道もできそうだったんですが、初めて来る場所で様子があまり分からないので(迷う天才だし)大人しくメインハイキングコースに従うことにしました。カランクを満喫ってことにしておきます(;´∀`)


平和そのもの・・・遠くにフェリーが浮かんでいます。この時点で午後6時半。日が長くなって助かります。7時過ぎに駐車場に戻ることができました。朝歩き始めたのが9時半くらいだったので今日もまる1日歩いたことになります。


車を停めていた郊外のキャンパス地区からホテルを予約している市内中心地までは約30分。ガラが悪いと有名なマルセイユの町を運転するのはかなり怖かったのですが、安いホテルが市の中心地に多かったので仕方ありません。途中住宅地の細い一通の道を30キロの規制なので30キロで走ってたら後ろから来た車からずっと煽られれ続けました(;´Д`)
街中に結構ロータリーが多いのですが、みんなかなり無理やり入ってきます。リヨンでは普通入って来ないタイミングです。逆に言うと、入らないでいると後ろの車にクラクション鳴らされる…神経すり減ります。


まあそんなんでドキドキしながらも無事にホテルへ。心配していたのが車を停める場所ですが、ラッキーなことにホテルの50mほど手前に場所が空いていたので停めることができました。(´▽`) ホッ


カランク第2弾、1日目はこれで終わりです。2日目に続きます。

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