randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

1泊で南仏ケラ山塊へ(その2)

ひとりで1泊でやって来た南仏ケラ山塊。先週に数日、そして前日にも降った雪のため山は真っ白!いるのかどうか分からずとりあえず持ってきたスノーシュー、これがなければどこにも行けないところでした。
ケラ山塊は全体的に町や村の標高が高く、この地方にあるヨーロッパで最も標高の高い村(行政的に独立した市町村として)、サン・ヴェランは2042mありますがこの日のハイキングの出発地点の村の標高も1700mとかなり高くなっています。


地図に載っているコースなのに登山口の案内板がない・・・ウロウロ探してみて見つかった道、これしかなさそうなのでとりあえず歩き始めます。初めのうちは雪があっても形が大体分かるくらいしっかりした道でした。


少し上がったところから。川とそれに沿ったさっき走ってきた道路が見えます。


森の部分に入ってすぐに咲いていた花たち。


森に入りました。このへんは雪があってもまだ道の形が分かりました。


このように時々ペンキマークはあるものの、ほんと少なくてペンキマークとペンキマークの間に迷子になりそう。


随分と長い間ペンキマーク見ないなーと思いつつも歩いていると・・・どちらの方向を見てもすっかりさっぱり道らしきものはなくなってしまいました。迷ったなどうやら。
そんなときは最後に見たペンキマークのところまで一度戻るべきかと思うんですがウロウロしてしまったため、迷ったことに気付いた場所さえもどこだったのか定かではない・・・分かってるのにまたやってしまう失敗のひとつです(^▽^;)


お、小屋のようなものが見えたので近寄ってみました。地図に載ってるだろうから
地図上での現在地が確かめらるはず。
・・・載ってない(◎_◎;)   
地図は2011年発行と小さく書いてあります。この見るからに新しそうな小屋、どうやらそれ以降に建てられたようです。
こじんまりとして可愛らしい小屋です。迷ってる真っ最中だというのにとりあえず中をチェックしに入ってみます。


おお~!!普通に誰かんちみたいです。こんな避難小屋初めて見ました。なお水道の水は出ませんでした。水道管が凍っているのでしょう。


テーブルの上にはメッセージ用紙が。思い出や次の宿泊客に向けた注意事項などが書き残されていました。


さて、あんまりのんびりはしていられません。なにせ迷い中の身ですから(^▽^;)
地図では東方面に向けて歩くことになっているのでそちらに向かって進んでみます。


わ、嬉しい。ペンキマークありました。正しい道に戻ってきたみたいです。


そのあとしばらくは分かりやすいはっきりした道を歩きます。


谷みたいなところに出てきました。


ケルンがひとつありました。


この後は谷の奥に進んで行けばよいだけのようです。わたしが今いるのが左岸になります。


適当に進んで行きます。


しかし・・・いつの間にかお日様は隠れてしまい、空は真っ白(-_-;)
向かいにちっちゃく屋根だけ雪から出ている小屋が見えます。
この辺り、谷の幅が狭まってきていてどっちみち底は雪に埋もれているので反対側に渡ることができます。わたしの歩いてる側の山の斜面のほうがかなり急になっています。山スキーのコースとして地図にも載ってるしまあ木も結構生えている地帯だとはいえ、新雪が結構な量あり、絶対雪崩がないとは言い切れません。対して谷の向かいのほうが斜面は緩やかです。迷わずこちらにさっさと渡ることにしました。ちなみに地図上のハイキングコースとしてはもっと先、谷が最高に狭まった地点で谷の向こう側に渡るようになっています。


振り返って。どっち方面も雲に覆われています。天気予報では1日中晴天って言ってたのに(;´Д`) でもそれは麓の町のことで山の天気は分かりません。
そして強風に加えて雪まで降ってきました。・・・つまり・・・吹雪いてるってわけかい!!


は~~、谷の反対側の小屋の前までやって来ました。風と雪が辛いので小屋で一休みしたいんだけど、開いてるかな。地図に「羊飼い小屋」として載っているので、避難小屋として使える可能性(=鍵が掛かっていない)は高いです。


あ、つっかえ棒。つまり鍵は掛かってないってことですね~


えっ。なっっ・・・
つっかえ棒の一部は雪に埋もれ、雪も下の辺りは氷の塊となっていて棒を掘り出せないことが判明(;´Д`) お湯を沸かして上からどんどんかけて融かす・・・とか考えたけど、ここで今日泊まるってわけでもないのでもういいです。
ただ新雪の中を歩いて疲れてきたし、あまりに雪と風がひどいので少しだけ小屋の陰で立ったまま休憩しました。


はい、再度出発です。
アホなので小屋のすぐ後に唯一見えたこれ(視界が悪くそれ以上先は何も見えない)が峠なのかと思って5分くらいずんずん上っていったのですが、なんだか様子がおかしい。もっと遠いはず。少し引き返すと遠くにぼんやりそれらしきものがガスの合間から見えています。


こちら方面が目的地の峠のようです。進んで行きます。近いようで結構あります。



あ。太陽が雲の間から覗きました。一気に山のラインが分かるように。


ここか!?峠・・・地図によれば反対側に小屋があるはず。越えたらあるかな・・・


・・・(~_~;)
何にもないのでとりあえず隣の高くなっている場所に登ってみます。


あ、見えました。写真の左下の端の岩と一体化して見えにくいですが、小屋が半分雪に埋もれているのが分かります。


とりあえず、このすぐ右側にある峠が今日の目的地でした。この今あるところのほうが少し高いのでここを「本日の頂上」としようかな・・・?


左側は雪があると難儀っぽいですが、夏なら普通に歩けそうな稜線が少し続きます。


峠側。こっちの稜線も雪のないときなら行けそうな感じのところですね。今日はいいですけど(~_~;)


お天気が回復してきてるようで嬉しいです。


正しい峠に向かってゆるゆると下りていきます。


さっきまでいた高台のほうを眺めて。


あ、はいありました、小屋。


近付いてきました。


ラクロワ峠(2299m)に到着。
その手前に看板があるようですが上のところが辛うじて雪から出ているだけです。


ちょっと掘ってみたら十字架のようになってました。地図には国境を示す看板(なり石碑なりケルンなり十字架なりの何か)があると載っているので、どうやらこれのようです。
そうです、国境です。


これは小屋の辺りでのグーグルマップのスクショ。国境からほんの少し右側(イタリア側)にいます。


上のは情報が少ないんで、下は峠より高い岩の部分にいたときのスクショ
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はい、今日の目的地はイタリアでした。


イタリアのすぐ近く、ほんの数キロとかいうところをハイキングで歩くことはたまにあるけど国境を越えたのは初めて・・・と考えたら、一度ありました。9月に登ったサヴォア県のグランド・サシエール。ここは国境のラインになっており、スマホで撮った写真の一部は位置情報でイタリアで撮ったことになってありました。
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正面は、というかこの小屋のある辺りもイタリアです\(^_^)/


小屋っていっても完全に朽ち果てています(;´Д`)


でもまあ風よけくらいにはなるのでこの中でお昼ご飯にします。先ほどからまた風が強くなってきています。
もう1時です。歩きながら一度おやつは食べたもののお腹がだいぶ空いています。


長くなってきたのでその2はここれおしまいです。その3に続きます。