randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

1泊で南仏ケラ山塊へ(その3)

昨年11月に続いて2度目の遠征となった南仏ケラ山塊。前の週、そして前日にも降った雪が真冬並みに積もっています。この日は標高1700mの集落からイタリアとの国境の峠まで歩いてきました。

ラクロワ峠(2299m)から少しイタリア側に入った地点にある廃墟となった山小屋の中で風をしのぎつつ昼食。


一応地図に載ってるハイキングコースだけあり、何らかの案内があったようです。
小屋同様朽ち果てていますが(;´Д`)
しかしこの日、登山口を始め、今まで案内看板ゼロ。杭のてっぺんは軽く2メートル以上はあるはずなので完全に雪に埋もれることはなさそうなのですが、てっぺんだけ出ていても案内板だとは気付かずに見落としていたのかもしれません。


峠に向かう最中はガスりまくりで軽く吹雪いてもいたのですが、その後天気は回復してきています。小屋に来る前に峠のすぐ隣の高くなっている地点に登ったときはまだガスり中で「ここが本日の頂上ということにしておこうか…」とも思ったのですが、ご飯を食べ終えてまだ1時半を少し回ったくらいで時間は十分にあります。かと言ってイタリア側は下りていくだけになります。地図を見ると一度1800mくらいの谷まで下りて周回してまた別の峠からフランス側に戻ってくることもできそうですが、そこまでは張り切っていません。夜遅くなりそうだし・・・
フランス側、先ほど歩いてきた谷の左手になだらかな山が見えます。上の写真で言うとストックの上の辺りに見えている山です。これ、なだらかで雪崩にくそうだし行けそうです。帰り道だし。さっきはガスってたし、地図にもハイキングコースとして線が引ていないので全く気付かなかったのですが。


最短距離&無駄にアップダウンせずに登れそうなところを狙って歩き始めます。


歩き始め。振り返って。


遠くから見てたらなだらかこの上ない山でしたが、手前の部分がかなり傾斜あります。横切りつつ少しずつ登っていきます。


そう遠くはなさそうです。少し手前もなだらかなので頂上よりむしろ手前の稜線の部分を狙って登り最後は稜線を歩く方がいいかなと思い、ちょっと方向転換。


朝歩いてきた谷です。


狙ってた地点に到着。これは反対側になりますが、下から見てふたつみっつ尖がってた部分、下からだと急でギザギザの部分もありそうでとても登ろうとは思いませんでしたが、こうやって稜線から見ると行けないこともなさそう・・・頂上にケルンあるし。
行けるかどうか分からないけど危なくないところまで近づいてみたいと思います。


雪庇になってるところを避けて少し低い辺りを歩きます。
このあともう少し進みましたが、最後急傾斜過ぎて危ないのでUターンしました(^^;)
雪のないときなら左側(フランス側^_^)の急斜面からよじ登れそうなもんですが。


はい、元々の予定(って思い付いたんついさっきですが)通り、なだらかな山の頂上に向かいます。写真の右上のやつです。しかもこっちのほうが高いしな。


さっき試みた尖がってて危ないわりに低い山を振り返って。


イタリア側。残念ながら山の名前はひとつも分かりません。でもこの辺りはどれも3000mにもならない山です。


稜線からの景色も十分に満喫しました。今日はこの山でおしまいと思うとちょっと名残惜しく、稜線を離れ少し低い位置から元々登ろうと思っていた面を歩くことにします。


限られたシチュエーションを目いっぱい楽しむアイデア?です(^▽^;)
最近日が暮れるのが遅いので時間はたっぷりあります。後は山を下り谷を下りて森を抜けて谷底の集落に戻るだけなので・・・


遠くからみてもチョコンと尖がっていましたが、頂上自体が巨大な雪庇みたいになっていて怖くて近付けず… (゚Д゚;) ブルブル。。


でもまあ、とりあえずパラルーサンPraroussin(2675m)頂上\(^_^)/
峠から1時間ちょっとでした。先ほどの尖ったやつはピック・ド・コル・ラクロワ(ラクロワ峠岳…)でここより135m低くなっています。


それではもう後は下りるだけです。右側の斜面を登ってきましたがこの後左の谷を歩いて村まで戻るのでむしろ真下に下りたいと思います。
谷底に地図に載っている「Refuge Napoléon(ナポレオン山小屋)」というのがあり、その名前に興味を惹かれます。雪に埋もれていて上半分しか出てないんですが、気になるのでそこを目指して下りていきたいと思います。


下りていく途中。峠の形がよく分かります。これを越えた反対側(イタリア側)にお昼ご飯を食べた小屋はありました。


急なので滑り下りしたかったのですがうまく滑らず、結果ドタドタドタッと下りました。こんなけ傾斜があれば絶対滑ると思ったんですが新雪過ぎると逆に滑らないのかな・・・


着きました、ナポレオン山小屋。・・・朽ち果ててました(;´Д`) 
何がナポレオンなのかは分からないままでした。


自分の下りてきたトレース。下りてて「ここ急だな~」と思ったけど下から見ても急でした(◎_◎;) この斜面も山スキーコ―スになっているようでした。


もうあとは帰るだけです。峠とさっきまでいた山を振り返って。


はい、しつこく振り返ります。だって行きはガスっててこの景色全く見えなかったので…


あ、自分の朝歩いてきたときのトレースに合流です(;´∀`)


谷の左の斜面には自分の行きのトレースがよく見えます。
対して、帰りは雪のない右の斜面から帰ろうと思います。こちらからだと車を停めてる集落の少し手前の道路に出ることになります。


こちらは雪がほとんど融けています。行きの森は北壁なのと木が茂ってて陰になってるのとで同じ高さで数十センチは積もってました。
スノーシューとりあえず脱ごう・・・またいるところあるかな、と思ったものの結局最後まで必要なしでした。


お天気もよく気持ちのいい道が続きます。


夏に見られるオルパン・デ・ザルプがもう咲いています。


春の終わりから夏にかけてあちこちの山で見られるジョンシアン・プランタニエールはこの日はこのひとかたまりしか見られませんでした。


雪がないっていいな♪ (;´∀`)


道路が走る谷底が見えてきました。


この道はGRと呼ばれる町や村の間を結ぶ長ーいハイキングコースの一部になっています。GRのペンキマークはフランスじゅうで共通していて白と赤。


どんどん下りてきて道路や村がよく見えてきました。朝はこの奥の方から車でやって来ました。


春に咲く花の中でも大好きなプルサチーユ。アネモネの仲間です。白はよく見かけるのですが、紫色のを見るのは初めてです。この出会いがあっただけでもここに来た甲斐があったように思えます(^^♪


ちっちゃいときから毛深いんですね・・・


これは白いほうのプルサチーユ。この周辺は紫のばかりあちこちに咲いていましたが、白は逆にあまり見かけませんでした。でも普段行く山で見るのと若干品種が違うようです。


谷底まで下りてきました。車を停めている集落まで道路を歩きます。


集落の入り口に到着。
あれ、右の奥が駐車場になってるようです・・・朝は目に入らず集落の中心まで行ってしまいました。。


道路わきの駐車場がハイキング客用みたいでした(いまさら)。
対してわたしの車は村の住民用と思われる集落の中心の小さな駐車場に(^▽^;)


歩いて村まで上がっていく途中にありました、ハイキング客用の行き先案内看板。
ここひとつも看板ないとか朝愚痴ってたんですが、ハイキング客が通らない場所から出発してるんだから仕方ありません💦


ただいま~😊 車に戻ってきました。
現在夕方5時過ぎです。予約してる民宿は車で15分ほどの距離で朝来るときにその村を通ってきました。到着は午後の遅い時間になりそうですと電話で言ってありましたがその通りになりそうです。
この日は連休中の日曜日だというのに一日誰ともすれ違うことはありませんでした。


湧水が出ているので汲んで帰ります。
ドラゴンなんだかトカゲなんだか可愛い顔になっています。


車に乗り込み、本来ならハイキング客が停めるはずの駐車場に寄ってみました。


道路はもう少し続くのですが、ここで通行止めになっています。
あれ、ここなんか見覚えある・・・「モン・ヴィソ自然保護地区」。。
あ、ここは11月にケラ山塊に初遠征した際に1日目にハイキングした場所でした。その時はこの道路は開いていて(道路にも雪いっぱいあったのに)もっと先まで行けて、そこからヴィソ山小屋まで歩いて行ったのでした。
モン・ヴィソはこの地方を代表する山で3841m。頂上はイタリア側になります。わたしが行った山小屋はフランス側です。



その3はここで終わりです。その4では泊まった村、翌日のハイキング前の観光?などもアップするつもりです。

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