randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

1泊で南仏ケラ山塊へ(最終回)

ハイキングの出発地点になったセイヤックの村はずれの景色。


2日目のハイキングを早い目に終え、待っているのは約4時間半のドライブです。時間はちょうど午後3時半になるところです。運転は結構好きで景色のいいところだと何時間でも運転したくなるくらいなので全く問題ではありません。ただ翌日は朝から仕事なのであまり遅くなりたくないところ。
行きの道もとてもきれかったのですが、帰りは全く別の道を通りたいと思います。こちらから帰るとエクラン国立公園の最高峰のバール・デ・ゼクランや美しさでは群を抜くメイジュなど4000m前後の山々の雄大な姿を眺めつつ運転できるのです。


セイヤックの村は標高1700m前後。まずはヘアピンカーブの多い急こう配の山道をどんどん下り、ワクワクする峡谷沿いのアドベンチャーっぽい道を通ります。ラリーっぽくて楽しい(≧∇≦)


見晴らしのよいところやちょっとかわいい村などを通りかかるといちいち車を停めたくなるので帰るのに時間がかかって仕方ありません。。


水の色がきれいと言っては車を降り。。


ラフティングしてる人たちがいたと言ってはまた停める・・・でももし同乗者がいたらこんなには停まらないです(^^;)


帰り道に絶対寄ろうと思っていたのがここ。帰り道どころか若干遠回りさえしています。ケラ地方の特産品を扱う協同組合のお店です。前回、11月に来た時に偶然通りかかって入り、食品を中心に爆買いしてしまいました。


この日は祝日だったのですが日曜や祝日の午後というとフランスではほとんどの店が閉まっているのにここは昼休みはあるもののほぼ年中無休というありがたさです。


アルコール売り場に直行。お目当ては前回買って味見させた人達から大好評だったジェネピ。同名の高山植物を漬け込んだお酒(40度)です。山の地方ならどこででも作っています。山が好きな友達で自分で摘んだジェネピで手作りしてる人もいます。


前回何種類か買ったうち特に美味しかったのが左のルブロッションみたいなチーズ。賞味期限近しで半額(3,5ユーロ)になってるのがありラッキー。熟成がかなりキテる方が好きなんです。普通の状態のを買ったらわざとしばらく置いておくくらい。
他にブルーなど全3種類類買いました。


えーと、次に買わないといけないのは・・


前回、日本っぽい…と思い、エスプレッソカップ(といっても小さい湯呑みたいなの)の青と緑を買ったのですが、これが薄くて軽く触った感じや口に触れた感じもよく、あと3客(青、緑、白と1客ずつ)買うつもりでした。が・・・青と緑は売り切れ、白しか残っていません。白3つというのもバランス悪いので白ひとつだけ買いました。


うちに帰って。11月に買った青と緑のものと並べて。


裏にサインが。これもまた漢字っぽい!?マイウルさん作ですが。。
そしてもう少し大きなサイズの湯呑を実家にプレゼントする用に1色ずつ買いました。普通に日本の家庭の食卓に溶け込みそうな姿かたちなのです。


お店の半分近くは木でできた工芸品や家具が占めています。
テリーヌやジャム、お菓子といった食品もたくさん売ってるのですが前回そういう写真撮りまくったので今回は1枚もなしです。


おお、コマもあります。フランス語でトゥッピィといいます。


この地方の村の建物によく見られたのがこれ、日時計。やはり売っていました。


色々と冷やかしで見る分には楽しいんですが、実際買うとなると非現実的なものも多い中、前回目に入らなくて今回気になったのがこれ👇、石鹸です。


カリテバター(シアバター)2,5パーセント入り石鹸。ハーブ入りのもの、フルーツのエッセンス入りのものとたくさん種類があります。ひとつなら2,5ユーロ、6個で10,50ユーロと値段もお値打ち。迷わず6個買いました。友達に気軽にプレゼントできます。


買い物かごも木でできていて素敵なのですが、重っっ!!籠じゃなくて木でできたボックスですから。。
今回は前回に比べて控えめなお買い物でした。


またしばらく峡谷ロードです。ちょっと飽きてきましたが、、


1時間もしないうちに国道はケラ山塊からエクラン国立公園の東の端の部分に差し掛かります。山間の町、ブリアンソンに向かいます。

ブリアンソンの少し手前。
エクラン最高峰のバール・デ・ゼクラン(4102m)は奥の塊の右端、雲に隠れているあたりになります。その少し奥にはピック・サン・ノンやレールフロアッドなど4000mにほんの数十メートル足りない山々が重なります。どれも残念ながらアルピニストでないと登れません。


ブリアンソンを超えた辺りからセルス山塊が現れます。


セルス山塊は知名度は低いものの3000m以上の山がバンバンある立派な山塊です。


もう少し行くと目の前に再びエクラン山塊が迫ってきます。対して谷(道路)の右手は常にセルス山塊です。


3月に友達と初めてセルス山塊を散策した辺りです。その時に停めた駐車場の前も通りました。


あっ、左に写ってる真っ白い山、これはその日の行き先候補のひとつとして友達が考えてくれていたのですがあまりの白さ加減にわたしが恐れをなし、別のところをチョイスしたのでした。しかし相変わらず真っ白だな・・・ほぼ3000mある山なので当然と言えば当然です。でも友達曰く駐車場が高い位置にあり高低差が1000mちょっとしかないから結構簡単に?登れるそうです。信じなかったですけど(~_~;)


だいぶ道路が高いところまで来ました。そろそろ・・・


ツール・ド・フランスでおなじみのロータレ峠に到着。
あれ。お店とかホテル兼レストランまである・・・前回来た時何もない寂しいところかと思ったんだけど。「峠饅頭のひとつも売ってない」とか文句言ってたのでした。
・・考えてみると、一緒に車に乗っていた友達が「ここが有名なロータレ峠だよ」と教えてくれた時には既に少し過ぎていて、そこで下りたものだからこれといった建物がなかったんでしょう。
すまん、ロータレ峠。勘違いしていたよ・・・観光客の期待に応えた立派な峠でした。ホテル以外は全部閉まってましたけど。


うちまでの道のり、半分近く来た感じでしょうか。ホテルのカフェが開いてたようだったようだったのですが、この駐車場で十分景色がよいので保温マグに入ったコーヒー(朝民宿を出る前に作った。まだ生ぬるい)とハイキング用にとたくさん持ってきてるビスケットとでの休憩でいいです。基本とっても経済観念が発達しているわたし・・・チーズやワインはビシバシ買うくせに(^^;


あ~たまらん😻 気持ちいい~~~


そろそろ最後の寄り道スポットに到着します。上級者でないと滑れないスキー場(正確にはリフトがあるだけ)のある村、ラ・グラーヴです。前回ここに来た時には道路から少し上がったところにある村の歴史地区には行けませんでした。というのも普通のスニーカーで除雪されていない坂道を上ることができずあえなく撤退していたのでした。ここは「フランスで最も美しい村」のひとつに指定されており、ぜひ散策したく思っています。


村はギザギザがカッコいいメイジュ(3984m)の麓にあります。


他に訪ねる場所もないのでとりあえず教会に入っておきます。


村の規模からすると案外大きい教会に思えます。入り口が正面でなく横にあるのがちょっと変わってると思います。ベースはロマネスク様式のようです。田舎らしく素朴な教会です。


かわいいオブジェがありました(#^^#)


高台から村の現在の中心(道路の周辺)を眺めて。
わたしの印象「村が美しいというより(村は普通)、メイジュが美しい」・・・借景もいいとこです(~_~;)


道路沿いまで下りてきました。ジョンダルム(憲兵隊と訳され、警察とほぼ同じ。警察が内務省なのに対し防衛庁の管轄下)の前に駐車してたのでした。


山岳地帯では救助活動も憲兵隊の大きな役割のひとつです。救助隊のロゴがありました。


インフォメーションセンターに貼ってあったマウンテンバイクのレースのお知らせ。ヨーロッパで最も美しく急なコースと書いてあります(*_*)
もっとも、ここのスキー場はこれといったゲレンデのないフリースタイルの聖地。リフトを乗り継いで最高3550mまで行くことができ、最大2150mの高低差を一気に滑り降りることができることで有名です。


7時15分、ラ・グラーヴを出発。もうこの後は寄り道の予定なしです(^^;


最後のハイライト?はダムにもなっている巨大な湖に沿った仮道路。ここではメイン道路でかれこれ2年近くトンネルの工事が続いており、その間代わりになる道路です。とても小さいので交通量にかなり制限があるため、公式にはこの道路は存在しないことになっています。ここに繋がっている道路ではかなり手前から「通行止めのため迂回」と表示されています。わたしも以前は真に受けて遠回りするのも嫌なのでこちら方面に行くこと自体避けていたのでした。


仮道路を出るとエクランでもオワザン地方と呼ばれる地方に入ります。本当に広いエクラン国立公園です。


そして間もなくエクランから離れ、もう少し普段から行く機会が多いベルドンヌ山塊の麓を通ります。
こちらも3000m近い山が連なる猛々しい山塊と言ってもいいと思います。


一部天気悪いです。そもそもこんなに遠くまで行ったのは南の方以外は2日間とも天気が悪いという予報がでていたからでした(;'∀')
このあとグルノーブル手前で高速に入ります。長い長い国道&県道でしたが、わたしがケチってるのではなく、こちら方面には高速道路がないのです。


20時50分、日没間近です。あと30分ほど高速を走ります。
時間が遅いため、グルノーブルやリヨンの入り口も渋滞しておらずさっさと帰って来ることができました。


長い長い旅行&ハイキング記になりました。読んでくださった方、ありがとうございます。