randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ベルドンヌの避難小屋で1泊(その1)

仕事が午後早くに終わり翌日は休みだったため、今シーズン初の避難小屋に泊まってのハイキングに行ってきました。2日とも晴れで気温も高いという予報だったことが後押ししました。避難小屋に泊まる場合、木のストックがなくてストーブが使えないということもよくあるので寒がりのわたしは夏やそれに近い気候のときにしか泊まる自信がありません。

高速道路から見えるベルドンヌの山並み。
仕事場周辺には車が停めにくいので一度うちに帰って出直したため3時半の出発です。行先は一番よく行く山のひとつであるベルドンヌ山塊。去年の7月初めの週末に友達と泊まった避難小屋に決めました。遅い目の出発なことやひとりであることから知ったところの方が安心です。その友達は避難小屋に泊まるのが好きなんですが今回はウイークデーということで一緒に来られず。


今回の出発地点はベルドンヌ山塊の中でも北部にあたり、県的にはサヴォア県となります。同じベルドンヌでも人気ハイキングコースやスキー場は南部~中部に多く、北はその分野性味を感じさせられる風景が広がっている気がします。
高速道路を出て出発地点方面の村に向かって上がっていく途中、ブドウ畑がありました。


この県道はツール・ド・フランスがよく通るグランドン峠(1924m)への峠道路に向かう道です。道路は今年は5月24日に開通予定。


最後の村、ル・プルミエ・ヴィラ―ル(1003m)。この後長い林道になります。去年来た時は友達の車、四駆だったけどわたしのデミオには厳しいガタガタ道です。


しかもこんなでかい落石。。これ、まだどけられる大きさだったけどもっと大きな岩みたいなのが落ちてたらどうしたらいいんでしょうか・・・


この辺が限界だろう・・というところに駐車します。標高1400m台の地点です。用意を整えて歩き始めたのは夕方6時。避難小屋は標高1941mですがその前に2286mの峠を通る必要があります。900mほどの高低差は半日や1日で歩く場合まあ普通のレベルのコースだと思いますが日没までに避難小屋に到着しないといけないというちょっと厳しいタイムリミットを自分に科してしまいました。もちろんヘッドランプはありますが、峠のあとは雪も多そうで道がはっきりとしないと思われる上、小屋自体分かりにくい場所にあったので明るいうちでないと迷う可能性もあるからです。つまり今日は癒し系ハイキングではないということです(^^;
前回は雨降るわガスってるわ残雪で道は見えないわで小屋が見つからず、一度通り越してしまって戻ってきつつ日没ギリギリ(ってかもう暗かったです)の到着でした。そんなわけで一度行ってるとはいえ小屋がすぐに見つかるのか少し不安です。


まだしばらく林道が残っています。「まだもう少し車で来れたんじゃ・・」との思いを払拭しつつ急ぎます。どうせ時速15キロくらいとかでしか走れないので大して変わらなかったはず、と自分に言い聞かせます。


道端には野イチゴの花がいっぱい咲いてます。そういえば昨年7月に来た時はこの辺りで野イチゴ食べまくりでした。


急ぎ足で歩くこと約15分、ほんとはここまで車で来たかった地点に到着。標高1510m。まずの目的地、メルレ峠は2時間です。今現在6時15分、到着は8時過ぎか…コースタイムよりも早く歩くつもり満々でしたが、泊りのため荷物がいつもより重く足取りが軽くないことを既に実感しています(;´Д`) しかも暑い。。


とりあえず歩き続けます。雪が残ってる地点がありました。
昨年7月初めに来た時は峠までは全く雪はなく、峠を超えた後の斜面に結構残っていました。2000mちょいの西壁なので意外でちょっとびっくりした記憶があります。今年は雪が少なめだったので例年の6月半ばくらいの雪の量に相当するかなと勝手に思ってたんですがもっと多いのかも・・・その場合夏のコースタイムで歩くことは難しくなります。


日向にはもちろん雪はありません。


振り返った景色です。


あっ、黄色のプルサチーユです。かわいい(*‘∀‘)・・
( ゚д゚)ハッ!  花の写真撮ってる場合じゃないです、今日は日没というタイムリミットとの戦いなのでした。花は明日の帰りに撮ることにします。


山らしい景色になってきました。山肌はまだら模様の雪の残り具合です。


谷に入りました。広い意味では林道の時点でも既に谷なのですが。
これは1800mくらいの地点でしょうか、結構雪残ってます。


奥が目的地の峠です。やはり雪は避けられない模様です・・・


歩いているのは地図に載っているハイキングコースです。先ほども黄色い行き先案内板がありましたがその割にペンキマークとかの道しるべがほとんどなく、しかも今回雪が多くてまるでどこを通ったらいいのか分からなくなっていましたが、まあ峠なのでぱっと見向かう方向は分かるので障害物(川とか越えられない岩壁とか)を避けつつ適当に進みます。

峠に近付いてきました。


今回スノーシューはもちろん持ってきていませんが先ほどからアイゼンを付けています。


もうすぐだぁ~


看板が立ってます。


20時10分、峠に到着。日が沈みかけています。


昨年7月初めの同じところ。行きはガスってて雨も降ってて何も見えませんでしたがこれは翌日、帰りに撮ったものです👇

う~んやはりベルドンヌ、雪が遅くまで残る山と言えます。谷の底は2000mくらいですが7月上旬だと普通もう少し上まで行かないとこれくらいは残ってないものです。


さて、思い出話はそれくらいにして。。


峠の南にはピック・シュッド・デュ・メルレ(2469m)。一応登れるらしいんですが雪があると無理だと思います。


看板、ちょっと壊れていて肝心の「メルレ峠 2286m」の板(一番上にあるべき)がなくなっていました。
今日泊まる予定のメルレ避難小屋は45分。といっても雪のない場合の話で、急がなきゃ~です。


道は全く見えないし小屋もまだ見えないので適当に下りていきます。地図では真東に下りてくといいだけなのですが、地形がデコボコしているため暗くなったら最後、近くに来ても見えない可能性があります。前回がそれでした。しかもガスっててすぐ近くのところを歩ていたのに見えなかったのです。早く目で確認したくて目を皿のようにしながら歩きます。
雪は膝上くらいまで。日中気温が高く現在もまだ日が当たってることもあり踏み抜きまくり(;´Д`) ほんとアイゼン意味ないです^^; でも日が暮れたらアウトなので急ぎます。しんどい。。


下りてきた峠を振り返って。ズボズボ走り下りた自分の足跡を眺めつつ、明日あれを登らないといけないのかと思うとブルーになります。


しばらく歩いて行くと小屋が見えました。嬉しい~~ヾ(*´∀`*)ノ


小屋はすぐ目の前です。お日様が谷の奥に沈みつつあります。
まだ夏山シーズンではないしウイークデーなので避難小屋で他の泊り客はない可能性が高いです。この小屋は何人も泊まれるので誰かいても場所がありそうなのが長所です。実際去年来た時は4人家族の先客がありました。
避難小屋にはベッド自体ないところもあるし、あっても二人分くらいのところも多いです。しかし今回は峠前も峠後もトレースゼロで最近誰かが通った形跡さえなく心配無用でした(;´Д`) 


20時49分。メルレ避難小屋に到着\(^_^)/
いつもより重たい荷物で雪の中をズボズボ休憩なしで歩いてきたので疲れましたが真っ暗になる前にご飯を作りたいので速攻準備開始~~


小屋の前のベンチで夕陽に染まる山を眺めつつご飯を食べていましたが結構寒くて小屋の中に運んで続きは食べました。
ろうそくとヘッドランプはありますが日没後はやはり真っ暗なので少しでも光があるうちに荷物整理、寝る準備をしておきます。焦り気味で余裕がなかったので小屋に着いてからの写真はほとんどナシです(;^ω^)


21時52分、小屋の窓から。半月のお月様が山を照らして意外にもうっすらと明るいです。


22時、もう寝ます。おやすみなさーい(^o^)ノ 


その2に続きます。

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