ベルドンヌの避難小屋で1泊(その2)
仕事が終わってからの出発となった今回のベルドンヌ山塊でのハイキング。夕方6時に歩き始め、日没ギリギリの9時前に避難小屋に到着することができました。
この謎の写真は目が覚めた4時54分に寝たまま窓から撮ったもの。半月のお月様なのですがカメラがしばらく前から壊れててスマホ写真のみのため、全く何か分からない代物となりました(~_~;)
心配していた寒さですが、シュラフ+小屋にあった毛布(去年はなかった気がします)でとっても暖かくぐっすり眠ることができました✨
寝たのが22時だったので、早く目が覚めるのも当然です。5時過ぎまでベッドでシュラフ
にくるまれてゴロゴロしてましたが、もう目がしっかり冴えているので起きることに。早速ホットココアを作りました。
5時14分。既に少し明るくなっています。
同じく5時14分、昨日越えてきた峠方面がほのかに明るくなっています。
5時35分、小屋の外をウロウロしてみます。そんなに寒くないです。
真ん中の立派なのはグラン・モレタン(2747m)。ベルドンヌ中北部を代表する山のひとつです。
さらに明るくなってきます。
メルレ峠とその左のメルレ北岳(ピック・ノール・デュ・メルレ)、反対にはメルレ南岳(ピック・スュッド・デュ・メルレ)。
小屋の中にも光が差して明るくなってきました。
寝床を激写(;´∀`)
窓際には羊かなんかの骨が置いてあります。去年もあった気がします。何かのおまじないでしょうか。
6時過ぎ。改めて朝ごはんにします。
飲み物を持ってウロチョロします。朝日が当たってきれいです。
水場がすぐ目の前にあり、便利。
小屋の正面。
ストーブ用の木のストック。小屋の中にはのこぎりはありませんでしたが斧がありました。
気持ちのいい山小屋での朝ご飯、ゆっくり食べましたがそろそろ片付けて出発準備をします。
今朝はグラン・モレタンの手前にあるいくつかの湖の周りを歩きに行くつもりです。大きい荷物は小屋に置いて最低限の荷物で行こうと思います。
こんな感じで、湖群は小屋のほぼ真正面になるのですが(高い岩の裏なので直接は見えない)、川が間にふたつあるため直接歩いて行くことができず、橋がかけられている地点まで行くつもりです。
去年友達とここの小屋に泊まった時にも同じところに行きました。その時は橋を渡って遠回りで湖まで行き、帰りは川の細くなっているところを探して靴を脱いで歩いて川を渡って近道で帰ってきたのでした。今回雪の間を流れる川は冷たすぎて同じことをする勇気はありません(・_・;)
7時20分、橋を渡る遠回りコースで出発です。
クロッカスだらけの野原を歩きます。
朝の空気の中、ベルドンヌらしい荒涼とした景色を歩くことの気持ちよさ✨
盛り上がった地形のところを歩くので雪もほとんどなく快適です。
ブルーベリー、ジュニパーベリー、ヤマツツジは一番たくさん生えている植物ですがブルーベリーの新芽がぽつぽつと出てきていました。
ジョンシアン(リンドウの一種)のつぼみが。
サクシフラージュ(ユキノシタ属)の一種。もう少し花が咲くと一面ピンクの絨毯のようになります。
5月も中旬ともなれば雪のない乾いたところには花が随分と出てきていてその可憐さ、華やかさにドキドキさせられます。そしてその一部は夏にはもう見られなくなると思うとさらに愛おしく思えます。
もう少し書こうと思ったのですが、めっちゃ眠たくなってきたので今日はここでいったん投稿です。その3では湖の畔を歩きます。