フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ベルドンヌの避難小屋で1泊(その3)

ベルドンヌ山塊の避難小屋に1泊してのハイキング。2日朝は大きな荷物は小屋に置いて身軽に湖巡りに出発です。


川に近付いてきました。小さな橋が見えていますがこれを渡ります。相変わらずクロッカスだらけです。朝なのでまた閉じています。


橋を渡り中。この川のせいで橋のあるところまで遠回りをしたわけですが、まあ目的は最短距離&時間で到着することではなく(昨晩は日没までに小屋に着きたかったので急ぎましたが)、きれいなところを歩くことなのでむしろ嬉しいくらいです。


小屋が見えています。この前、そして丘の麓を通りもう少し先(左側)でこの裏側に回り込みます。


夏になるとあちこちにボーボーに生えてる巨大な葉っぱ(名前は知りません)が控えめに芽を出してました。

ぺリウル山小屋に到着。わたしが泊まったみたいな避難小屋ではなく、夏の間放牧業の人が使うシャレーのようです。1800m…避難小屋は1941mですので結構下りてきたことになります。


ここの水場は水が出ていません。避難小屋の方が標高高いのに雪も少な目で前の水場もジャージャー流れててラッキーでした。


窓にカメラを置いて撮ってみました。


結構トレースがある…?と思って近づくとことごとくアイベックスかシャモワのものです(~_~;)


丘になってるところを越えていきます。


えーとそろそろこの辺にあるはずです・・・


あ~ありました、一つ目の湖。大きなものがふたつと無数の水溜りで構成されるモレタン湖群の低いほうの湖(Lac Inférieur 1958m)です。


期待通り(≧∇≦) 融けつつあります💖 欲を言えばもうちょっとだけ融けていてくれたらよかったのですが。。空の青が映るくらいに融けている部分と、この写真のように半融けで水色になってるのと両方あれば完璧でした。でも「もしかして全然融けてないかも」と心配(?)してたので、これでも十分です(*'▽')


5分ほど休憩します。
真後ろは山小屋からもよく見えるグラン・モレタン(2775m)。


さて、高いほうの湖に向かいたいと思います。湖沿いを歩いて目の前の小高い丘の裏の右手の方にあるはずです。


地図を見る限りこの裏らへんです。。
低いほうがほんのちょっと融けてる程度なら高いほうは全く融けてなくて雪を被ってるままかも…と思いつつ歩きます。


あっ。これは・・・


融けてる(≧∇≦)


ところで右側の峠、これは4月にこの裏からヒーコラいって登って来た峠です。この冬一番怖かった思い出です(;´Д`)
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タイトルの写真の右手に写ってる大きな山がグラン・モレタンです。


来た方向を振り返って。


上の方の湖(Lac Supérieur 2055m)
嬉し~💖 下の湖と同じくらい融けています。


いつまでも眺めていたくなるきれいな水色です。


10時半を少し回ったところです。お昼は小屋周辺でちょっとゆっくりしたいし、何より気になるのが昨日越えてきた雪たっぷりの峠を登らないといけないということです。昨日は登った面は雪少なめで下りる斜面が雪多かったのですが今日はその逆。そしてお昼過ぎになるので雪はまた柔らかくなってズボズボなこと必至。時間がちょっとかかりそうなことを想定しないといけなさそうです。なので今は特に休憩なしでぼちぼち小屋に向けて戻り始めようかと思います。


低いほうの湖に戻るのには先ほどと違うところを歩いてみます。若干遠回りになりますが、雪のない岩々した高台をぐるっと歩いて先ほどのところに戻れば低いほうの湖を高い位置から見ることができそうだからです。湖って高いところから全貌を眺めるとまたきれいんですよね・・・


サクラソウも咲いています。


低い方の湖に戻ってきました。高台からのアプローチです。


こんな風に最後はちょっと急な坂を下りていきます。


下りたところ妙な声が・・・
ああ、ちょっと久しぶり(1ヵ月ぶりくらい)に聞くライチョウの声です。
わたしが下りていくとバタバタバタっと走って行ってしまいました。
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スマホはズームが利かなくてダメですね・・・


帰りは橋のある地点まで行くのは面倒くさいのでイチかバチかで雪で小川がくっついているところを探して最短距離で帰りたいと思います。


その3はここまでです。その4では咲いていた花の写真を載せたいと思っています。

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