randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ヴェルコール山塊最高峰へ(その1)

もういい加減雪にも飽き飽きしてきたこの頃ですが、行きたいところ(大体2500m以上)にはどうしても雪がたくさんの残っています。記録的に雪が少ない冬だったのに春(それも今月に入ってとか)にドッと降ってしまったために例年並みにしっかりと残雪があるのです(;´Д`)
最近行った山と雰囲気がガラっと違う山、そして標高がそんなに高くなくても登り甲斐があるところは。。と思い付いたのがヴェルコール山塊の最高峰、グラン・ヴェイモンです。


ヴェルコールと言えば城壁を思わせる石灰岩の山々。南北になんと50キロにわたって伸びています。これは高速から見えるヴェルコール山塊。


本当に特徴的な形をしている山塊です。しょっちゅうは飽きますが、たまに無性に来たくなります。


うちから2時間15分でグレス・アン・ヴェルコールの町へ。本当なら1時間45分位で来れたはずなのですが途中高速道が工事中で早くに下りたこと、そして下りた先の町でガレージセールの準備をしており、掘り出し物を狙って早く来た人たちの車で村の周辺が大混雑してたためだいぶ遅くなりました(~_~;)


村はずれの道路の行き止まりはこじんまりとしたスキー場になっています。そこの駐車場(標高1248m)に停めます。


歩き始めは7時20分です。真ん中が今日目指すヴェルコール山塊の最高峰、グラン・ヴェイモン(2341m)。特徴的な扇形をしていて、遠くからでもよく目に付きます。


今日は青や紫色の野草が目立ちます。
春から初夏によく咲いているまん丸で可愛いグロビュレール(すぐ上の写真)が今回あちこちに出始めていました。マツムシソウに似ていますが少し品種が違うようです。


何気に急な登り坂がしばらく続きます。今日は荷物が軽いのでそんなにキツくはありません。


また青い・・・


累計標高差は1150mになるそうですが、危険なところもなくすいすいと行けるためとてもポピュラーなコースとなっています。ペンキマークは黄色と緑であちこちにありました。


少し木が減って見晴らしが出てきました。


蘭っぽいのも紫・・・


黙々と登り続けて約30分。森から抜けてきたようです。
なんか色々派手に咲いてます(^^;
しかし携帯のカメラでフォーカスがうまくいかずにピントズレまくり(-_-;)
デジカメは2か月ほど前から故障中なのです。。


グラン・ヴェイモンが全貌を表します。


ボワ・ジョリはくまなくあちこちにありました。


先日のベルドンヌで今シーズンの初対面を果たしたソルダネル(イワカガミと同じかな)がこの日はいっぱい咲いてました。


対してベルドンヌで絨毯のように咲き乱れていたクロッカス、今回はこの萎み気味のを見たくらいで全然ありませんでした。すでに咲き終えたのか、それとも土壌が違うので咲いてないのか・・・


ペンキマークが丁寧に案内してくれますがなくても何の問題もないくらいしっかりと踏みならされた道です。


レザン・ドゥルス(クマブドウ)の若い実がいっぱいです。


地図に載っているハイキングコースなので分岐点にはこのようにしっかりと案内板があります。


ジョンシアン・プランタニエールもこの時期もっともよく見かける花のひとつです。


もう少し雪が残っていると思っていたのでアイゼンとゲイターは持ってきていますが、今のところ必要なしです。あってもこの程度の雪です。


右手の切れ込みみたいなところを目指します。


お、ちょっと滑りそうなところに来ました。


アイゼンいるほどじゃないけどザックに引っかけてたストックの出番のようなので出してきました。


はい渡り終えました・・・で、えーと。続きは。。これ??
斜め上の岩場?ほんとに?
でも続きはこれしかないし一応なんとなく誰か(動物かもしれんけど)が登ったみたいな後もあるし、と登っていきましたが、まじ危ない・・ファミリーコースだったはずなのに。。そういえばペンキマークもここらにはありません。落ち着いて一度下りてみます。下りるのがまた怖くて1歩1歩慎重に下りました。


ピンクが「危な・・」でそろりそろりと下りてきたところです。
引き返して少し上に上がると続きの道が雪から出てるのが見えてました。
緑が正しい道です。ここの部分、滑りやすくて危ないので誰もトラバースしなかったんでしょう、アイゼンとかない人が多そうなファミリーコースなので当然です。
何のことはない、正しい道に合流できるように手前の辺りを適当に斜めに上がればよいだけのことでした。
・・あまりのアホさ加減にまた自分がイヤになりました(;´Д`)


正しい道はこっちです。でもこちらも急で今までとちょっと様子が違ってきています。
でもさっきみたいな「滑落」という単語が頭をよぎるような場所ではありません(^^;


こんな岩々のところにプルサチーユが頑張って顔を出しています。


ちゃんと道になっています(´▽`) ホッ


さっき下から見えていた切れ目のところに到着します。


着きました。パ・ド・ラ・ヴィル Pas de la Ville (1925m)
パとは峠みたいに切れ目になっていて反対側に越えられるところです。ひとつの山の中での話なので峠ではありません。


登って来た方面を振り返って。左からグラン・ルース、エクラン、デヴォリュ各山塊。


ヴェルコール山塊は第2次世界大戦中にレジスタンス運動家が隠れ込んで活動していたことでも有名です。時々記念碑があり、ここでもひとりの運動家の慰霊碑がありました。


さて、続きは岩々ゾーンが現れます。



もう少しで頂上ですが、長くなり過ぎたのでその1はここで終わりです。