randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

2泊でベルドンヌ山塊へ(その2)

2泊3日の予定でやって来たベルドンヌ山塊。いつものことながら予定を組むのが遅く、行き先を決めたのも前日の夜中。民宿などを予約する余裕もなかったので避難小屋に2泊して大きく周回することにしました。


1泊目の避難小屋でお昼を食べたあとは寝袋など必要のないものを屋根裏(雑魚寝スペース)に置いて午後のハイキングに出発です。


チャレンジするのはベルドンヌ北部最後の高い目の山、グラン・ムーラン(2495m)。南側の尾根から登るのが一般的で地図にも載っているコースなのですが、そこから下りてくることにして登りは北西の岩々の尾根からアタックしたいと思います。
まずは避難小屋から先ほど通ったペリエ―ル峠(2003m)まで行き、その辺りの岩々のへんから登り始めます。こちらはコース外ですが登る人も結構いるため、ケルンがそこそこあるし土のところは踏みならされていることが多いので見た目ほど大変ではないという印象です。というのも昨年の初夏に子供たちとそのようなコースで登ったことがあるからです。長男には余裕でしたが、次男は下から眺めたとき「ここ、僕ほんとうに登らんとあかんの?」と泣きそうな顔をして聞いてきましたが、彼のペースでゆっくり行くと大丈夫でした(^^♪
峠から数分のここの地点から1時40分に登り始めました。


登り口がよく分からんかったので適当に登り始めます。


振り返って。


急ですが案外安定しているので大丈夫です。高所恐怖症でない限りゆっくり進めばそう危ないことはありません。


primevère velue。
今が旬であちこちにありました。プリムラのなかでも早くに咲く品種です。


下から見ても上の辺りがガスってましたが時々完全に飲み込まれます。
昨年一度来ているとはいえ、万が一全然視界がなくなった時のことを考えてコンパスは山頂に合わせてあります。


かと思えばすうっと向かいの山が見えたりもします。


このように小さいながらケルンが時々作られているので目安にして進みます。


急な斜面はおしまいで山頂近くはなだらかになっています。と同時に雪が増えてきました。


アイゼンがいるほど硬い雪ではないけど靴に雪が入って濡れると嫌なので(なにせあと2日あります。靴下の替えはあるけど靴を出来るだけ濡らしたくない)ゲイターを付けます。


3時15分、グラン・ムーラン頂上\(^_^)/
残念ながら視界ゼロ・・・


頂上付近をウロウロしていたら心なしか空が明るくなってきた・・?


あ~~いきなり晴れてきた(≧∇≦)


大急ぎで先ほどの壊れた十字架か何かの跡のところに戻ります。


はい、改めてグラン・ムーラン頂上(;´∀`)



ここも高くなってるけど・・どの位置が本当の頂上なのかよく分かりません(~_~;)


頂上には15分ほどいたでしょうか。ここは下りる時の景色がまたきれかったのでゆっくり下りて行きたいと思います。


グラン・ムーランの南の尾根はグラン・ミソ―(2669m)、ピック・ド・フレーヌ(2807m) 他と連なっています。


なんかピース✌ みたいなうさぎさんの耳みたいな岩があります。


指の間(または耳の間)から。。


どんどん下りてきました。


2、3種類いたうち一番見かけた蝶


この辺りは多分明日通ることになる道です。


あとは小屋まで緩やかに下りていくのみ・・のはずがさり気にアップダウンしていて恨めしくなります。


夕方5時。避難小屋に帰ってきました。
わたしが午後の散策に出かけている間に2ファミリー+若者4人組が到着しており、小屋は満員御礼!この山小屋は景色は良いし最寄りの駐車場からだと1時間もかからないという便利さで家族連れや、特に張り切ってハイキングするわけではないけれど山小屋で一晩楽しく過ごしたいというような人たちにも人気なのです。


焚火をするための枯れ木を集めて下りてくる男性がありました。挨拶をすると・・なんと朝、出発地点近くの山小屋に泊まっていて話をした若いお父さんでした。わたしと同じルートで来たのかと聞くと、子供が小さいので最寄りの駐車場まで車で移動してきたそうです。
もう一組の家族とも挨拶がてら会話を交わしましたが若者グループは少し離れた地点で一列に座って黄昏ていたのでそっとしておきました。


野性のルバーブがボーボーに生えている中に座ってぼけーっとしたり、明日の行程を確認するために地図を見たりしてましたが7時半になったのでこのまま外で食べることに。
定番になっているサラミとチーズにパンの組み合わせ、インスタントスープ。そのあと豪華なものが登場です。日本の方が持ってきてくれたインスタント雑炊✨ 


ご飯を食べ終わってもまだ8時過ぎなので夕陽がよく見えるちょっと高いところまで散歩に行きたいと思います。まずはお昼に通ってきた峠まで登ります。150mほどの高低差(峠まで)なのですぐです。


(その1)でも出してきた地図ですが、小屋その2が今晩泊まるところです。黄色が午後に散策したグラン・ムーラン。青色が夕食後のお散歩コースです。


雪が溜まっている場所がありました。


峠に着きました。ここで終わりでも良かったんですが、すぐそこに小高い丘のような山があるのでそっちまで行ってみたいと思います。


何とっ。。後ろにもっと高いのが隠れてました。行くしかないでしょう・・

はい、この後は低くなってるのでもういいです。今日はこれでおしまい(-_-;)
1分くらい滞在して速攻山小屋にリターンします。


帰りつつ写真を撮ります。奥はピック・ド・フレーヌ、中央がグラン・シャルニエ。


先ほど登ったグラン・ムーラン。


少しずつ闇が訪れます。


シャルトルーズ山塊北部。


9時半。小屋はもうすぐです。


小屋に戻ると2家族合同のバーベキューが終わってマシュマロを焼いているところでした。


わたしも呼んでくれたのでお言葉に甘えて参加させてもらいました(#^^#)
食べ終わった後、小さくなっていく焚火の前でお父さんの一人と近辺の山の話で30分くらい盛り上がりましたが、遅くなってきたので大人しく寝に上がりました。


避難小屋ではよく寝られないことが多いんですが、この日は比較的寝られました。心配していた寒さですが、寝袋に加え、ヒートテックの長袖シャツ、フリースにダウンジャケット、ヒートテックのレギンス(プラス昼間履いてるスポーツ用レギンス)で暖かかったです。それ以前に標高があまり高くないですし5月にしては気温も高く、山小屋自体の造りがしっかりしていて隙間風もほとんどなかったことも大きいでしょう。
そして前日2時間くらいしか寝ていなかったことやこの日合計で1700mくらい高低差歩いたのでかなり疲れていたということもあると思います。



その3に続きます。