クロワ・ド・ベルドンヌ(2926m)へ その5
周回コースで挑戦したクロワ・ド・ベルドンヌ。6時に駐車場を出て5時間50分後の正午前に頂上に到着しました。途中までほとんどハイキング客は見かけませんでしたが、多くの人がピストンで登頂する基本的なコースである谷に合流したあたりで降りてくる人数人を見かけました。
十字架になんか書いてあります。
"Mettre l'amour au sommet" 「頂上に愛を注入」って。。(;´∀`)
文章の前後にはギリシャ文字のアルファとオメガが。
チーズやサラミ、あまりに暑いので今回初めて保冷ポーチ(100均の💦)に入れてきました。
今回変わったインスタントスープを持ってきました。ビーツのスープです。最近私的ブームになっている東ヨーロッパの食品ばかりを扱う店で購入しました。値段も安く味も案外イケる商品が多いのですが商品のラベルにフランス語訳がなく、現地語(ポーランド語だったりブルガリア語だったり)+ドイツ語のみで書かれており、一体それが正確には何なのか分からないまま食べていたり、インスタントものの場合、想像力を働かせて作る必要があるという問題点があります(;´∀`) 一度、ただのインスタントスープかと思ってお湯を注いで食そうとしたらしばらく煮るタイプだったみたいで芯の残った白インゲン豆のかけらのようなものが混じったやたらと噛みごたえのあるスープになってしまいました~_~;
今日も活躍のジェットボイル。
わたしが登って来た時に写真を撮ってくれた二人組はすぐに降りていってしまったので、ひとりのんびりとお昼御飯を食べていると・・・
カッコいいトレラン姿の兄さん二人組がやってきました。
なるほど、トレランの人はストックを背中にストック(^^;するんですね~
何度も来ているそうで周りの山も熟知していて色々説明してくれました。
山塊最高峰になるグラン・ピック・ド・ベルドンヌ(2977m)がほんの100mほど隣にそびえています。確かにこれはハイキングではちょっと難しそうです💦
十字架の台の辺りにはプラスチックの筒形のケースが固定されており、中にはハイキング客が書き入れる思い出ノートが入っていました。・・が蓋がなくて、雨や雪に晒されたのでしょう、ノートは湿ってゴワゴワに膨らんでいました。
時間は12時45分。いまいちのお天気だけど1時間近くお昼御飯休憩を取ったことになります。今日のような長い行程の場合、どうしても軍事訓練みたいになってくるので意識的にだらだらとしてみました。冬だと暗くなるのが早いので休憩時間を取りすぎないよう気を付けますが、朝6時に出発しているし日も長く、雪などの障害も特にないし時間的な心配は今のところありません。
ベルドンヌ峠に向かって降りていきます。
頂上が遠くなっていきます。
今日はほとんど見る機会がなかったジョンシアンですがこの辺りに少し、谷を降りた後にもう少し咲いていました。
前方でカラカラと石の音がしたのでハイキング客かと思ったら雌のアイベックスに遭遇しました。
だいぶ降りてきました。振り返って。
行きは早く頂上に着きたくてわざわざ見に行かなかった湖(というには小さすぎ?)にも近寄ってみます。
もう少し進むと・・
もうひとつ水たまりがありました。
春から初夏にかけて何十と見てきた融けかけの湖(水たまり)ですが、今年はもう見られないと思い込んでいたので嬉しかったです。
谷を降りていきます。
谷の先には湖がふたつ。ラック・ド・プチ・ドメノン(2386m)とラック・ド・グラン・ドメノン(2385m)です。
ふたつの大きな湖を目指すのが普通だと思いますが、少し右側を見てみると水たまりのような小さな湖がいくつかあるので、その周りを歩きつつメインの湖の方向に戻るものいいかなと考えつきました。
ただ、道ではないのでどこをどう歩くかは自分次第。簡単に降りられそうと思ったら結構大変でした。これは少し降りてきて振り返った写真。奥にあるのがグランド・ランス・ド・ドメーヌ(2790m)。
その奥にはお昼前に通ったフレドーン峠があります。とがった特徴的な岩が目印です。
ほとんど降りてきました。
水たまりエリアがすぐ目の前です。
そしてメインの大きな湖ふたつの方向に合流します。
ふたつの湖のうち手前にあるプチ・ドメノン湖に到着します。
長くなってきたのでこの回はここで終えたいと思います。