1年ぶりにジュラへ(その3)
大好きなアルボアの町を後にしてひたすらのどかな牧草地帯を走ります。
放牧されているのは東フランスが原産で今ではフランス各地ばかりか国外でも飼育されているモンベリヤール種の牛。
20分弱でこんな看板が見えてきます。
お気に入りの豚肉加工業者の直売店です。道路を挟んだ向かいにアトリエがあるので製品を運び込んでるところでした。
ああもう・・・幸せ(≧∇≦)
生ハムの塊は日持ちするのがいいんですが、うちでうまく薄く切られないので既にスライスして真空パックされたものをいつも買います。
パテ類は量り売りと瓶詰とあり、2~3日中に食べるようには量り売りのを、ピクニックや友達のうちに招待されたときや日本に持って行くお土産用には日持ちのする瓶詰を、と両方買います。
右下にあるグリルする用のソーセージとメルゲーズ(唐辛子の効いたやつ)を買いました。
普通のハムも数切れスライスしてもらいました。めちゃくちゃ美味しいのです♡
ジャムやハチミツ類はもちろん自分達では作っていませんが地元の農家のものを扱っています。真ん中にあるのはグリオッティーヌといってグリオットという甘味の少ない酸っぱいサクランボのオー・ド・ヴィ漬け。フォレ・ノワールなどのお菓子に使われる他もちろんそのまま食後酒代わりにデザートの後に出されたりします。グリオッティーヌは登録商標で東フランスはオート=ソーヌ県に会社があります。
ハイキングに欠かせないサラミ類も買いました(^^♪
さて、トランクにスタンバってるクーラーボックスに入れたるで~、とトランクを開けようとしてたら携帯にメッセージが。
グルメかつ食いしん坊の同僚のS君です。昨晩「明日ジュラに行くけど、サラミ類とかチーズとかいるなら買ってくるよ」とメッセージを送ったのですが、返事が来なかったので彼の分は買わなかったのですが「ごめん、昨日返事書いたのに送信できてなかった!合計50ユーロ以内でお任せするよ」とのこと。運のいい人です。10分後だったら、Uターンはしてなかったと思います(^_^;)
すぐさまお店にカムバック~~
・・すみませ~~ん。。
また来ました(^_^;)
S君用に適当にセレクションします(^^;
サラミやパテをしこたま買い込んだ後は肝心のチーズです✨
林道みたいな道をガンガン走ります。こんな道の割に結構対向車もあるので要注意です(;'∀')
またのどかなところに出てきました。
対向車ものどかです(;´∀`)
約25分でチーズ農協に着きました。農協はたくさんありますが、片っ端から試した結果、この地方ではこの農協に落ち着いています。
売店と製造所が一緒になっています。
カフェテリア風になった一角があります。こんな農協はちょっと珍しいです。
ジュラのワインはもちろん(あえて写真には撮りませんでした)パテ類、地ビール等のお酒もあります。右下の「ヴュー・ポンタルリエ」はパスティスに似たアペリティフ用のお酒で、その名の通りスイスとの国境近くに位置するポンタルリエの町の名産品です。生産量が少ないので全国的には出回っていませんが、地元のカフェには大抵置いてあり、「ヴュー・ポン」と呼んで注文します。
ガラス張りで工場の作業が見えるようになっています。12時に近かったのでもう終わりつつありました。全般にチーズ作りは小規模のところでは午前中のみのことが多いです。
さてさて、お目当てはコンテです。
熟成期間によって値段が違います。オーガニック認定を受けているものもありますが、わたしはいつも一番味わいの深い「ヴィエイユ・レゼルヴ」を買います。
ガシャーンっとこのようにギロチンみたいに(^^; 機械で切ってもらいます。
S君もはっきりした味のものが好きだと思うので同じやつを切ってもらいました。
コンテの他に、モルビエというジュラのチーズも買いました。2種類売っていて、味が強い方(モルビエ・チぺ)をわたし用とS君用に一切れずつ切ってもらいました。
次に向かうのはシャトー・シャロンの村です。農協からは10分強の近さ。
あっ、ハイキング用の黄色い方向案内看板がありました。フランスの多くのハイキングコースで使われているオフィシャルなものです。この辺りは山ではないけれど、村と村の間やブドウ畑、史跡等を巡るいくつかのハイキングコースが提案されているようです。
その4(多分最終回)に続きます。