ソレイエール山小屋(2719m)へ 後編
8月の第一日曜日にエクラン北部、ソレイエール山小屋への周回コースで日帰りハイキングをしてきました。
山小屋まで行く途中、山小屋があるのとはちょっと逆方向の峠の部分が3000mちょいなのでそこまで登ってから山小屋に向かおうかと登りかけたものの、最後の100mほどがどこを通ったら登れるのかよく分からない岩壁で(理論的には登れるはずなのです、そこを通って山小屋に来ることもできるみたいなので。もちろんコース外ですが)、夕方道が混む前に帰るためにもさっさと山小屋に向かうことにしました。
山小屋は見えないけれど、山小屋が麓にある山は見えるのでそちらを目指します。ハイキングコースに交わることを願いつつ・・・
さっき歩いていた方から青空が広がってきました。
高い位置からだと最後渡れない岩壁にぶち当りそうなので、また少し上がることにはなるけれど、通れると分かっている低い位置からアプローチすることにしました。
これはだいぶ下りてきたあたりの正面の景色。
稜線の上を歩いてる人が二人います。わたしも2年前に来て反対周りで周回した時にはこの上をかなり端まで歩いて行きました。結構怖い稜線でした(^^;)
山小屋がすぐ近くまで迫ってきました。
もうすぐそこなんですが、大きな岩がゴロゴロしてるので親切にペンキマークやケルンがありました。
着きました、ソレイエール山小屋(2719m)です。
山小屋の真後ろにそびえるのはエギーユ・ディボナ(3131m)。見たら分かりますが、クライミングでないと登れない絶壁具合です。
山小屋の前にテーブルが3つあるのでそのうちひとつを使ってお昼ご飯にしたいと思います。
大型犬を連れた初老のハイキング客が登ってきました。わたしが帰りに通るつもりをしているの山小屋の真下のジグザグの道から上がってきました。
ご夫婦が写真撮りましょうか?と言ってくれたのでちょっと凝った?ショットをお願いしました(^^;
お天気はまあまあ回復しているとはいえ、谷には雲が溜まっています。
正面はエクラン国立公園のエタージュ峡谷。氷河も少し残っている谷です。
いつもと同じシンプルご飯ですが・・
いただきまーす💕
6月に南仏の山の帰りに買い込んで残っていた最後のサラミです。へ―ゼルナッツ入りです。チーズは先月末にジュラの農協で買ったモルビエ。
山小屋前で1時間弱過ごしたでしょうか。ワンちゃん連れのご夫婦と一緒に下りることにしました。この方たちはわたしのように周回をしないでこの真下の道を往復するようです。こちらの斜面は急だけど単調というか、危ない箇所がないのでワンちゃんには適しているでしょう。
山小屋を後にします。
下り始め。
なぜか・・なぜかワンちゃんがめっちゃぐずって動きません。ご夫婦、しばらくの間ちょっと引っ張ってみたり話しかけたりしていましたが、諦めてちょっと休憩していくわ、お先にどうぞと言われひとりで下りていきました。
ザレ場ガレ場ばかりです。
雲の中に突入・・・
ザレザレガレガレしているゾーンは終わり、谷の最後の狭くなっている部分です。標高的には2000mちょいまで下りてきました。この夏日本で購入のカシオ・プロテック(高度計付き時計)が活躍です(^^)
小川を何度も越えます。…あっ、急に思い出しました。2年前に来た時、反対周りでここを登っていてこの小川、増水していて川幅も広く、あちこちにある羊の糞が濡れていて滑って川に尻もちついてズボンびしょびしょに濡らしたのでした(;´Д`) 靴下の替えはあっても日帰りではズボンの替えはなく、「ちきしょーー羊め~!!」と怒り狂ってそのまま歩いたのでした。帰りには乾いてましたが(^^;
ひたすら下りていきます。
小川は下の方に行くと滝になってきます。
川を越えて反対側に渡ります。
雲の中を通り抜けると、また青空です。
あらら。道・・・さり気に上り坂になっています(~_~;)
結構続きます、上り・・・
間もなく再び下りはじめ、ほとんど下りてきました。ヴェネオン川とそれに沿った県道、左には車を停めてるエタージュ村。
この辺りにはラズベリーがものすごい勢いで生えていました。
放っておくわけにはいきません💦
国立公園エリアからは外れているので採り放題です。
ここでガツガツしてると、下りの初めに別れたワンちゃん連れご夫婦に抜かされました( ̄▽ ̄;)
もうほとんど終わりですが、かなり長くなってきたので今日はここで一旦お終い、番外編として下山後のお話を明日は書きます。