フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

グラン・ガリビエ、頂上を間違える(汗)

グラン・ガリビエの麓の峠の近くでアイベックスがたくさんいたのに遭遇。散々写真を撮った後、再び歩き始めます。


ひとつ前の峠を越えた辺りから岩々になってきています。


少し歩くと地質が変わるのか、岩の種類が変わるのが面白いです。


エクランの美しい姿を見るために度々振り返ります。


頂上はあのあたりでしょうか。
いや、大抵こんな真下からは見えないんですよね・・・


またこんな不便なところからひたむきなくるくるちゃんが・・・(;´∀`)


だめだ、どこをどう登ったらいいのかまるで分かりません。左下の大きな岩の上のケルン、これを最後に見当たらないので適当に登り始めます。


フィーリングですよ。フィーリング(^▽^;)


タイヤ、しかもスタッドレスみたいな岩がありました(;'∀')


またケルンが目に付くようになりました。そちら目指して登り続けます。


標高が上がるとモンブランがゆっくりと姿を現し始めました。


もう3100mを越えています。


歩いてきた方向を見下ろして。


もうじきっぽいです。ドキドキ・・・


10時45分、頂上に着きました。大きなケルンが積まれています。
・・・ってケルンだけ(しかも小高くもなく気合の抜けた)??そこそこ有名な山で3200m以上あるのに?


あ・・正面にもなんかありますΣ(゚Д゚)


人がふたり程いるようです。しかも十字架みたいなの立ってるし・・
あっちですか、頂上!?Σ( ̄□ ̄|||)


地図を出してきて確認です。
Sommet Ouest(3228m)とSommet Est(3219m)って書いてあります。…わたしが今いるのはどうやらSommet Est(東の頂上)のようです。西の頂上のほうが9m高いのでそっちががメインだったという・・・
ケルン頼りに来たのに、これらのケルンは単に東の頂上に行くためのケルンだったんですね_| ̄|○


それでもとりあえず周りの山を撮影。こちらエクラン方面。
右側の高いのが4000m近くあるメイジュやパヴェ。中央より少し左の白いのが最高峰のバール・デ・ゼクラン(4102m)。さらに左はレ・ザニョー。子羊たち、という高く険しい山にしては可愛い名前が付いています。もちろんどれもアルピニスムでしか登ることができません。


セルス山塊方面。ガリビエ自体、セルス山塊の端っこに位置しており山塊最高峰になっています。見えている湖は先月末2泊でハイキングに行った時にすぐ近くまで行ったセルス湖。雨が降っていたしその日のコースからは正直外れていたので湖の畔まではおりませんでした。


そうこうしているうちに11時になったので少し早いけどお昼ご飯にすることにしました。今朝は3時半過ぎにうちを出てるので朝ごはん食べたの真夜中だったし(^^;


保冷の措置をしてきましたが、あんまり暑くなくて必要なかった感じです。


ジュラで買ったサラミ、コンテチーズです。黄色いパンはターメリックで色がついているけど特に味はしません。クルミとヘーゼルナッツ入りです。柿の種とクルミジャム入りサブレ。


日本で買ったおいしそうなものを持ってきました。初めて見たのですが・・ドキドキです。あ~緑茶が欲しい!


ちょっと干し芋っぽいけどソフトで焼き芋の甘ーいやつを彷彿させるほっこりする味わいでした。ちょっとしか入ってなかったのでガツガツっと1分でなくなりました(^▽^;)


ここについて地図を見た時、あまりにガックリして「隣の頂上はまたもう一度来た時に行こう」なんて思ったんですが、ご飯を食べると元気が出てきました。200mか300m下りないと行けなさそうですが(ここと隣の頂上の間の最短距離はギザギザしていてアルピニストでないと無理そう)、せっかくすぐ近くまで来ているのに諦める理由はありません。しかもまだ11時半を過ぎたくらいです。




次回に続きます。いよいよ正しい頂上です(^^;)



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