フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

スノーシューでボーフォータン(3月下旬)

一昨日、昨日で立山に似た山、ボーフォータン(わたしが勝手に言ってるだけです^^;)の話を始めたので、今年の春に行った時のこともついでに書きます。
スノーシュー自体、イタリアに近いヴァノワーズ国立公園でそっちに住む友達と2回やったことがあるだけでした。ソロ・スノーシューデビューとなった記念すべきハイキングです。

駐車場からしばらく森の中を歩いたのち開けたところに出てきました。


駐車場の標高は約1400メートル。運よくすぐに雪があり、スノーシューを担いで歩く羽目にはなりませんでした。天気予報では晴れ、南壁を歩くので日が高くなると表面が融けてきて(3月下旬で気温も低くないですし)歩きにくいので出来るだけ早くに歩き始めました。


イグルー??めっちゃしっかり作ってあります。プロの仕事としか思えません(汗)


半分融けかかった小川を渡ります


おおっ、スノーシューの人用のコース案内が?と思ったら、この案内板と帰りに通った下のほうの村にひとつふたつあったのみでした。スノーシューの奴は低い辺りをウロウロしとけってことか・・・わたしが今日行くつもりのところは主に山スキーの人たちのコースなので案内板はなくて当然です。


1500~1600mくらいの地点にはシャレーがいくつかありました。


まだ8時半だというのに日差しが強くなってきました。



この日は月曜だったので、1日歩いて合計7、8人としかすれ違いませんでしたが場所によってはスキーの跡がたくさんあります。週末に山スキーを楽しんだ人たちが多かったのでしょう。


この日の一つ目の目的地、ドーム・ド・ヴォジュラス(2225m)に到着。
ここで、運よくひとりの山スキーヤーがやってきたのですかさず写真を撮ってもらいました。  👇颯爽と滑り去ってあっという間に見えなくなる山スキーヤー


ボーフォータンの中では南のほう、オート・タランテーズと呼ばれる地区で、イゼール川を挟んでヴァノワーズがすぐ目の前です。


山スキーに来る人がいるとしても、スキー場みたいにはいっぱいにならないので、誰も通ってない場所もたくさんあります。風が雪の表面に作った模様がきれいです。


簡単に言うと、そこの大きい山の方角に向かって歩いて行きます。


スノーシューには厳しい急こう配です。


この先、稜線伝いにもっと行けるのかと思ったら、切れ目があって無理でした。一度下りて、違う面から登りなおすということはできたと思うけど、もうここでいいです。この場所はプチ・シャトレといって2461m。ソロでのスノーシューデビューだった割に1000m以上登りました(汗)


左がヴァノワーズ北部で一番高いモン・プーリ(3779m)、右はベルコット(3417m) 


眼下にはブール・サン・モーリスの町が


見晴らしのいいところでお昼ごはんの準備を。奥にはヴァノワーズ最高峰、グランド・カッス(3855m)も見えます。

いいタイミングで3人組の山スキーヤーが登ってきたので写真を撮ってもらえました。
4人で仲良く昼ごはん~

彼らはご飯を食べ終わるとさっさと下りて行ってしまいました。わたしは名残惜しいのでもう少しこの場所に残りました。



3月下旬、日も少しずつ長くなってきたとはいえ、そろそろ下りなければなりません。ボーフォータンからリヨンは3時間近くかかるし何よりボーフォールを買うためには農協が閉店するまでに町に下りねばなりません。

ホイップされた生クリームのようです


融けかかった水溜りのようなものがありました


シャレーが見えてきて(´▽`) ホッ 下りる方向はだいたい合ってました。


この森を抜ければ駐車場です


今回は間に合ってよかった♪ エーム(Aime) の町の農協。
ボーフォールチーズを買って帰らないわけにはいきません!

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