3307mのちゃぶ台で昼食
日帰りの遠征でやって来たエクラン国立公園中部。自宅から4時間の道のりです。目的地はポワント・ド・レグリエール(3307m)。行き先を決めた前日夜まで聞いたこともなかった山ですが、エクランにはハイキングで登ることのできる高い山が少ないため、この標高は魅力的です。ただコース外で麓から道がほぼ全くないうえにガスっていて山の形が見えなかったため少し苦労しましたが、3000mくらいの地点からだいぶ晴れ間が出来てきました。
思い描いていた通り、山頂で晴れてくれて幸せ✨
またまた誰もいないので岩の上にカメラを乗せてセルフタイマーで撮りました。
結局この日は1日中誰ともすれ違うことはありませんでした。
エクランの男前な山々。左の頂上がギザギザになっている山は、2週間前に子供たちプラス長男の彼女とで1泊で出掛けた山小屋からの帰り道でずーっと正面に構えていたシラ(Le Sirac 3440m)。
とっても残念なことに一番楽しみにしていた谷を挟んで10キロほどの至近距離に位置する大物スター達はみんな雲に隠れていました。中央にかろうじて姿を半分以上見せているはエールフロワッド(3954m)。その右隣に下の部分だけ見えているのが最高峰、バール・デ・ゼクラン(4102m)。その右に連続してぺルヴ―(3946m)やピック・サン・ノン(3913m)も見えたはずなのに、憎たらしいほど雲が集中してかかっています。
中央やや左の高い山は、ケラ山塊の北の入り口にあるロッシュブリュンヌ(3321m)。この山は今いる山と共に昨日の晩、行き先最終候補に残っていました。自宅からかかる時間も同じ位で標高も大体同じです。決め手は今いる山の方が高低差が大きかったことでした。ロッシュブリュンヌは1160mしかありません。往復8時間かけて行くわけですからある程度登らないと元が取れない気がします(^^;
三角点。
この山で亡くなった方の記念碑が建っていました。
この素晴らしい場所でお昼ご飯です。
今日は日本風でサラミもチーズも持って来ていません。
そうめん、レトルトパウチのさば、乾燥わかめ(夏に日本で購入)。
あとはだしの素、しょうゆ、七味唐辛子。
そうめんやっぱり揖保乃糸♪
ジェットボイルで茹でます。あっという間に茹るのがいいです。
だしの素、しょうゆ、乾燥わかめと味付けサバを投入。最後に七味をふって出来上がりました。
いただきまーす💙
オイシイ~~(≧∇≦)
食後にはインスタントのカフェオレとイチゴジャムの乗ったお菓子「バルケット」。小市民的な地味ーなおいしさでしょっちゅう山に持って来ています。出してくるといつもボロボロに崩れてるのですが、今日はましだったので写真に収めておきました。
写真をお願いする人はいなかったものの、カメラを乗せる岩が豊富にあるので(^^; またセルフ。ご覧の通り立方体みたいな岩がゴロゴロあります。ちゃぶ台みたいなやつを見つけてて食卓にさせてもらいました。
あ~気持ちいい✨もうしばらくのんびりしたいところですが、下りるのにもちょっと時間かかりそうだし、何より帰りのドライブに4時間かかります。そろそろ腰を上げるとするか・・・
はい、こっちから来たのでこっちから下ります。
左側の尾根沿いに下りていきます。
花は少ししか残ってませんでしたが、アルコールに風味を付けたりするのによく使われているジェネピ。
尾根部分から右手を覗いて。
尾根をどんどん下っていきます。
念のために持って来ていたゲイターが役に立ちました。
・・・この回で一気に終わらせるつもりでしたが、思いのほか写真が残っていたので今日はここまで、明日最終回を書きます。