randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

アルベロン氷河、帰りも一苦労・・・

予定通り、アルベロン氷河の麓まで行き、峠まで戻り行きと同じルートで山小屋経由で駐車場にもどろうかとしていたのですが・・・


峠まで再び登ったところ。この後真下に下りていくつもりだったんですが・・・


右側を見るとこうなってます。高さ100mもないくらいですが、少し登れるようになっています。こっちに登ってそこから直接下りていくのでも大丈夫そうです。


緩やかなので気楽に登り始めます。この谷は右側と左側とに1本ずつ川が流れており、それが山小屋の直前で合流して1本の川になり引き続き流れていくようになっています。先ほどはこの写真で言うと左手の川に沿って登ってきたのですが、降りながら谷の幅を横切って右側の川沿いに合流しつつ山小屋に下りられそう…よし、それでいこうと決断。
最悪迷っても(迷うというか、うまく通れるところが見つからない時にちょっと引き返したり遠回りをしたりということ)山小屋まで明るいうちに着くことができれば、山小屋から15分ほどハイキング道を下りたのちは車も走られるような広い道です。ヘッドランプもあるし怖くありません。


まぁこの辺でいいか。自己満足でちょっと高いとこまで来ただけです(^▽^;)
地図を見ると3100m弱くらいの地点。


先ほどは湖の左の畔を通ってきましたが、今は斜面を横切る形で右側に下りていこうと思います。


あばよ、アルバロン氷河・・・元気でな。融けるなよ・・・
これ以降は下りるだけなので見えなくなっていきます。


案外急でザレザレで思いっきり何度も滑って転びそうになったので(てか2回くらいコケたか・・)トレッキングポールの登場です。はよ出せよ・・・


ほんとはもっと湖より右側を目指して下りるつもりだったんですが急すぎて歩けず、まずはこの辺りに着地(^^;


正面の奥に霞んで見えるのは、数日前に稜線を延々と10キロ歩いたときの最後の山、ポワント・デュ・ラメ(3504m)。頂上の特徴的なギザギザがここからでもよく見えます。てことはその右が多分その日の一番メインだったポワント・ド・ロンス(3612m)なんでしょう。きれかったけど、あの辺り歩いてたお昼過ぎから夕方にかけては飽きてきて早く帰りたい~とか考えつつ歩いてたのでした(^^;


そして右側の山々の麓らへんを流れる川の辺りに合流できるように歩いて行こうと思います・・あれ??この辺ケルンある地帯やん😻 ラッキー。てか、どこ行くケルン(;'∀')?


ケルン、いくつか調子よくあったのに(それも結構でかいやつ)、いつの間にか右を見ても左を見ても全くなくなってしまいました(*_*) こういうことが多いので、コース外を歩くときはケルンにだけ期待せずに地図と実際の地形を見るほうが大事です。方向音痴というか勘がとっても悪いので何度も地図を取り出すので歩くのにやたらと時間がかかるのですが、テキトーに歩いて後でいっぱい引き返したりするよりはまし、と思っています。


嬉しい事には右側に地図にも載ってるに違いない湖のようなもの(川の幅が広くなってるだけ・・)が見えるところまで下りてきています。こういう分かりやすい目印に出会えると本当にほっとします。こちら目がけて、というか湖の少し先に目標を定めて歩いて行くことにします。


谷の幅は半分以上渡ってきました。湖のある辺まではこの真下はちょっと急すぎて下りられないのでもう少し先で合流したいと思います。


これって道??だったら嬉しいんだけど・・下りてみよう。


ち、違った(;´Д`)
でも裂け目(写真の左下の部分)をこちら側に渡ることができたのでとりあえずよしとします。


おお、でももう大丈夫です。目標にしていた川までほとんど到着しています。川の右岸には写真にも写ってますが、薄っすらと道があります✨
そして記事の初めらへんに書いた川が2本合流する地点もすぐそこです。


この辺でしょうか、反対の岸に渡ることが出来そうなのは・・・こういう細い川は遠くからや写真で見るとどこからでも渡れそうに見えるんですが、実際近付いてみると案外渡れないものなのです。
あれ。。渡った先の道上に・・羊が倒れています。分かりにくいでしょうが、写真の右下のグレーの岩の上にポツンとある白いものがそれです。
道上に倒れていたのですぐ横を通ることになってしまいましたが、恐らく高いところから落ちて岩などで頭を打ったんでしょう。死後硬直はしてましたが、まだ腐敗は始まっておらず今日中に起こったことのようでした。


一番渡りやすそうなところを選びましたが、それでもズルっと滑って右ひざ下を岩に強打(数日間腫れていました💧)、足も一瞬ジャブンと水に浸かったので少し濡れましたが、まあ無事に渡ることができε-(´∀`*)ホッ 何より、道に合流出来たことが嬉しい💙
川に沿って下っていく道なので、山小屋までこのまま楽に帰れそうです。


楽・・だけど遠いな💦やっと奥に小さな点くらいに見えてきました、アヴェロル山小屋。


あと20分くらいでしょうか。


山小屋(2210m)に戻ってきたのは6時半です。小屋前から今下りてきた谷を振り返って。
川が右左2本流れていますが(山小屋の少し手前で合流しています)、朝は右側の谷から登り(こうやって見ると急です)、左側の川沿いに今下りてきました。ちなみに左奥に見えているのは今行ったのとは違う氷河で、わたしが行ったアルベロン氷河は右の谷のさらに奥になるのでここからは見えません。


こんな感じで歩いたことになります。👇山小屋と駐車場の間は地図に入っていません。

左上の端っこが山小屋になります。氷河は右端からもっと下にかけて。地図よりももう少し下まで行きました。
濃いピンクは分岐ごとに標識が立っているちゃんとしたハイキングコースです。時々切れている紺色の線は山スキーのコース。雪がたっぷりあるときはここらへんを通るといいよ、という意味で実際に道になっているわけではなく、雪がない場合通りにくい場所であることもあるので夏山を歩くときは無視するのが賢明です。


朝は休憩したくなかったので山小屋の中を覗かなかったんですが、今は帰ってきたという安心感から余裕があります(てかもう6時半なのでタラタラしてると暗くなるぜよ💧)。
「Bienvenue(ようこそ)」という紙が貼ってあります。これは管理人さんのいない今の時期でもどうぞ使ってください、鍵開いてますよ、とのことなんでしょう。鍵開いていてもそんなの普通はいちいち貼っていないものですが親切なんでしょう(^^;


ドアの鍵がひとつだけ開いてました。薪のストックもありましたが、一冬分(冬ってか来年の6月半ばまで管理人さんはいません)には全然足りないな・・・ここは麓の集落も近く、そこまでは車で来られるし後々足してくれるのかもしれないし、足してくれないのかもしれません(・・;)


あんまりゆっくりしていられません。山小屋チェックが終わったらさっさと下り始めます。


30分ほどで最寄りの集落・アヴェロルに到着です。もう7時かよ・・このあとまだ駐車場までも結構あったような。。


シャペル・サン・ピエール(礼拝堂)。


ラ・ベサネーズ(3597m)をバックに。


モリエンヌの谷(といいます、この辺り)の小さな町や集落の石造りの古い建物は味があって特に好きです。急いでいてもついつい近付いて細部を見に行ってしまったりするので、歩くのに時間がかかる(;^_^A


集落を出て少し道を下りたところで後ろから日本製の古いRV車が徐行しつつ走ってきました。「下の駐車場まで?乗ってくかい?」ここら辺の羊の世話をしてる羊飼いさんでした。0,5秒で「はいっ。お願いします!!」と返事していました(^▽^;)


やっぱり案外道は長くて、乗せてもらえてラッキー(´▽`) ホッ
この先の村に住んでいて、そこから毎日通ってくるそうです。そうなんだ、羊飼いって放牧期間中は羊飼い小屋に寝泊まりするものとばかり思ってました。そういうパターンもあったんですね。


どっから来たのか、今日どこ歩いたのか、など聞かれました。「え~ひとり?怖くないの?」・・孤独が友、みたいな職業の羊飼いさんに言われてしまいましたよ(;´Д`) 
あ。この人羊飼いだったら・・・先ほど見かけた羊の死骸の話をしました。この人の所有の羊に違いないからです。そしたら「どのへんだった?」「何歳くらいの羊だった?(分かるかよ💦)」「死んでどれくらい経ってる感じだった?」と矢継ぎ早に質問されました。発見した場所は写真と地図で説明できるので路肩に一度止まってカメラの画面と地図で教えてあげました。


途中停車して地図とカメラ見せてたのを含み10分ほどでわたしの車まで到着。


その地点に羊飼いさんの知り合いのおじさんの車が停まっててふたり5分ほど話をしてから帰って聞きました。
「ありがとうございました。助かりました」「どういたしまして。じゃあまた次回ね」…(^▽^;)
去っていく2台の車。


さて自分の車に乗り込みます。家まで3時間ほどの道のりです。・・が、寝不足がたたって(前の日1時間しか寝ておらず・・)高速に入るなりめちゃくちゃ眠くなり、ほとんどすべてのサービスエリアで停まって目を覚ましつつ帰ったので30分以上余計にかかりました(-_-;) 


日帰りなのに長い長いハイキング記になりました。読んでくださった方、ありがとうございます。

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