エクラン国立公園、下山編
標高2665mのクリュピルーズ湖、強風で山頂を諦めたピック・デ・パリエール(3076m)の後は駐車場まで行きと同じルートで谷を下りるだけです。
・・・のはずが、谷の反対側に見えた水溜りのような小さい池が集まったところに寄って行きたくなりました。今歩いてる道から真下に下りる感じで、道の続きが谷を挟んだ反対側を通っています。普通は谷なんてそう簡単には渡れないものですが、ここは谷の初めの部分にあたり、とても浅くなっています。これなら谷を渡ってハイキング道に合流することが出来そうです。
ほとんど下りてきました。
いかにもカエルでもいそうな感じの池ですが、いませんでした。。。
極小ながらいい味出してる池です。全部で3つありました。こんなに小さいのに乾いてしまわないのが不思議です。
葉は紅葉し、実は萎みつつあるブルーベリー。
さて、今しがた歩いていたハイキング道のもっと先の辺りへの合流を試みます。
正面の斜面に道が通っているのが見えます。先ほど歩いてたハイキング道の続きです。
ここら辺が谷の一番浅くなっている部分で、このもう少し下に一応川がありますが、水量は少なく簡単に越えられそうです。初夏に雪融け水で川が増水している時期なら恐らく渡ることが出来ないでしょう。
はい、簡単に道に合流することができました。
さらに900mほど下ります。
川を2回ほど渡ります。クリュピルーズ湖から流れ落ちてきた水です。
少し下りてきてから川の流れを見上げて。
最近登ったほかの山ではとっくに終わっていた晩夏の花がまだ幾種類か見られました。南の方まで来ただけあります。
谷の下の方まで下りてくると、紅葉が楽しめます。日本の紅葉ほど立派ではありませんが・・・
おおっと、ここでトレラン男性が後ろから走ってきました。
この日初めてすれ違う人です。この日、どころか過去2回のハイキングでも1日中誰ともすれ違っていなかったので、この日も誰にも会わないのかと思ってました。駐車場に着く20分ほど前のことでした。
これも9月くらいまでが旬のジュバルブ。6、7月の最盛期だともっとニョキニョキと育っているのですが、控えめに小さいものばかりでした。
今回のコースは駐車場の標高が1350mほどだったのに、ほとんど森の部分がありませんでした。かろうじて木が茂ってるのが村に近くなったこの辺りです。と言ってもスカスカです(-_-;)
車を停めているレ・ボームの村。
わ~、何の木?可愛い・・・普段見ない木です。遠くから見て実に見えたのはくるんとした花でした。
国立公園の保護地区を出ます、のメッセージ。もちろんこの裏は「入ります」になってます。保護地区内でなくともどこでも自然を大切にしてください、とあります。
朝、看板を見て「帰りに開いてたら寄ろう」と思っていた養蜂農家のお店は閉まっていて誰もいませんでした。残念・・・
村の入り口の駐車場(なのか分からないけど、ちょっと広いスペース)に戻ってきました。もう6時10分前です。帰りに寄りたかった道の駅的お店は6時半まで。ここからだと30分ちょっとくらい・・・だめだ、間に合わない💦
帰り道も気持ちのいい景色です。朝は真っ暗で大して何も見えてませんでした(^^;
道の駅は諦めて、駐車場から約15分の小さな町にある肉屋兼お惣菜屋さんに入りました。
普通に地元の人が買いに来るお店です。
ここの町の特産品、できればあなたのお店で作っている豚肉加工品が買いたいのですが、と言うとここで手作りしているものを挙げていってくれました。
その中から幾種類かを買いました。
まずはサラミ2本と・・・
ハムと生ハムも手作りなので数枚ずつスライスしてもらいました。
面白いと思ったのがこれです。豚の皮で巻いたソーセージです。見たことがなかったので1本買いました。食べ方を聞くと適当な厚さに切ってそのまま食べるか、スライスしてから軽くフライパンで表面を炙って食べるのも良し、とのことです。
👇後日、うちで切ってみました。
言われた通り、そのままとフライパンで炙ったのと両方出しました。炙ると皮の部分がねっとりとろけるようになり美味😻(ただし、フライパンに溶けたゼラチン質のものがこびりつきます💧)
子供たちはどっちもおいしい!とのことでした。1本しか買わなかったのでもっと買えばよかった・・と軽く後悔。でも初めて見るものって最初からいくつも買えないですよね。また今度こっち方面に来た時にはいっぱい買おう~
前夜にネットで調べておいたチーズ工房とそのブティックが同じ道路沿いにあります。開いてるのかな・・・?
大丈夫っぽいです、電気ついてます。
明るくてかわいい店内には自社製品の他、色んなこの地方の名産品が置いてあります。
さっき肉屋さんでも結構買ったので、わたしにしては控えめなお買い物でした。
うちに帰って。幸せ・・・(≧∇≦)
今回も長いハイキング記、読んでくださった方どうもありがとうございました。