フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

天気が悪いのにスキー&スノーシューに行く

今週末から2週間、フランスの学校は冬休みです。日本でいう冬休みは「クリスマス休み」でしっかり2週間あり、4月にも「春休み(イースター休み)」が2週間あります。ちなみに11月初めごろにも2週間休みがあり、夏休みは8~9週間。休みだらけのフランスの学校です(^▽^;)
冬休みは全国を3つのゾーンに分割して、1週間ごとに時期をずらします。こうすることで道路やスキー場が混み過ぎないようにするわけです。うちの地方は今年は冬休み1番乗りとなりました。


他の週末は全員の予定が合わなかったので天気予報がイマイチだった今日、日帰りで子供たちをスキーに連れていきました。去年も冬休みの初めの週末にスキー場に行くと道が混み混みだったので、渋滞がなければ2時間弱で行けるスキー場(オープンは9時)ですが6時に家を出ました。


行くことを決めた2日前には「曇り時々晴れ」の予報だったのが翌日には「とっても曇り空」、昨日の晩に更新された予報では「曇りのち雨・雪」に(@_@)
でもまあハイキングってわけではないから、それなりに楽しんでくれるでしょう。わたしはスキーは上手ではないのでその間スノーシューをするつもりでいます。
スキー場に向かう山道で向かいのシャルトルーズ山塊がきれかったので一度車を下りました。


全然渋滞はなくて途中トイレ休憩をしても8時過ぎにスキー場に着いてしまいました💧


町の名前は「La Morte(ラ・モルト)」morteはmort(死んだ)という形容詞の女性系です。とんでもない名前が付いたものです(冠詞が付いて名詞っぽくなっていますが)。スキー場は通常、町の名前がダイレクトに付きますが、イメージを考えたのでしょう、「Alpe du Grand Serre」という無難なスキー場名になってあります(^^;道路側のちょっと古ぼけた看板に「喜びの首都」→La Morte、とあるのがまた哀愁漂ってます。


ネットでスキー板などをレンタル予約(&支払い)しているスポーツ用品店の目の前の駐車場が空いています。というか、まだ早いのでどこでも停め放題です。天気予報が悪いせいもあるのかもしれません。去年は9時半ごろに着いたら駐車場はどこもかしこもいっぱいで路駐するにもかなり離れた場所しか空いていませんでした。ただし去年は1泊で来たのでリフトのほとんど真下にあるホテルの駐車場に停めさせてもらうことができたのでした。
子供たちは朝ごはんを食べていなかったので、持って来た菓子パンとココアで車の中で朝ご飯にしました。それでもまだ10分ほど時間があるので周りをウロウロしてみます。


ほんの少し進むと去年泊まったホテル・・・の隣にもう一軒のスポーツ用品店(兼レンタル屋)。・・・( ゚д゚)ハッ! 一昨日夜にスキー板レンタル予約するためにお店のサイトで会員としてログインするのに散々メールアドレス入れてはパスワードあれやこれやと試してはダメったので仕方なしに新規会員登録して予約したのですが、元から会員になってるのはこちらのショップでした。「もう、フランスはいい加減で困る」とか愚痴ってたのにいい加減なのはわたしでした(^▽^;)


絵画のフレームみたいなものが設置されています。ここで写真撮れよってことなんでしょうね。日本の観光地とかに地元の有名人・キャラとかの顔をくりぬいた「ここに顔はめて写真撮れよ」みたいな板ありますけど同じですね。


思ったよりも断然ましなお天気です。真っ白な空の下、雪の舞う中スキー場に到着するイメージだったので・・・


さて、8時45分(スキーリフト運航開始15分前)にお店が開きましたので速攻スキー板、靴を試し履きします。サイズを入力していても目安でしかないので店員さんといちいち確認しています。もちろん普通のスキー板だけでなくスノーボードやノルディックスキー用の板、スノーシューやそりなども貸し出しています。


レンタル一番乗り(^^; でゲレンデに出発


わたしはスノーシューですが、行き先は大体決めています。手に持っているのはハイキング地図です。


長男がスキー用パンツを履くの忘れたまま靴を履き、あれあれ💧と履きなおしたかと思うと、なんとスキー用パンツの片足だけ履いたままスキー靴また両方履いちゃってて、普段しっかりしてるのにあまりのドンくささにわたしも次男も無言・・・
時間かかって仕方ないので「じゃあわたしは・・」とふたりに別れを告げ車に戻ります。スノーシューを履くのです。写真は3度目の正直でスキー靴履きなおしてる長男と隣でぼーっと待ってる次男。また夕方ね~ 待ち合わせは5時に車です。


ツーリストインフォメーションセンターがあるので入っときます。いつもは小馬鹿にしている「スノーシューの奴は低い辺りうろうろしとけよ」コースがいくつもあるようなので今日はこれを参考にするつもりです。通常のハイキング地図には載っていないため、ここで地図をもらいます。去年通りががった避難小屋がよさそうだったのでお昼休憩、それにお天気も悪い可能性が高いので午後も長居をするかも、というつもりでいます。
こんなお天気なので、頑張って高いところまで登っても視界がなさそうだし、何よりガスって道に迷ったりしたくありません😅 いつもとちょっと違うパターンです。


町はずれから森に入っていきます。昨晩も雪が降ったようで、細かい木の枝まで真っ白です。


小川に沿ってゆっくりと登っていきます。


これはひとつ目の見どころということになっている滝です。見てるだけで寒っっ




あとはひたすら真っ白な森の中です。


少し高いところまで上ってきました。スキー場の真向かいになります。この日の合計は450m~500m程度になる感じで「低い辺りウロウロしとけよ(いや、だから誰もそんなこと言ってません💦)」の中ではしんどいコースという位置づけのようです。



あ、目的の小屋が見えてきました。今年も鍵開いてるといいんだけど・・・


1年ぶりです、わたしの別荘(違)✨
ちなみに、奥の峠を越えてしばらく行ったところにはまた別の避難小屋があります。
こんなのです👇

避難小屋LOVE😻


ドキドキ・・開いてた(≧∇≦)



後編に続きます。

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