ル・ジョクゥ(2051m)でランチ
天気予報が変わってしまったので出発する早朝になってから行き先変更となりやってきた南仏のディオワ山塊。山が好きな人もそうでない人も「そんなとこに山あんの」と言い出すほどマイナーなエリアです。少なくとも、遠くからわざわざ遠征していくようなところではない気がするのですが(特に私が住むところからだと同じ距離でいくらでももっとメジャーなところがあります)この日は元々標高のあまり高くない里山っぽいところに行きたい気分だったので、それに値するこじんまりとした地味目なところにしました。
何にしても、もう今から出る!という時に慌てて決めたので熟考する時間はありませんでした。それでも、時々行くエリアのすぐ南なので、ハイキング地図は一応買ってあったのが奇跡です。良さそうな場所、と思っても地図がないとわたしの場合不安なので却下になります。
南の方のお天気は既に回復しています。でも今日はもともとあまり運転したくなかったのでこれより遠くはいくら天気が良くても行く元気はありませんでした。
北に向かって登っているので、こちらはまだ曇っています。
ここまでなだらかな感じのところが中心でしたが、最後の150m(標高)ほど少し急になってきています。
広い尾根のような地形のところを登っていますが、いったん平坦なところに着きました。看板が海老のしっぽになっています。
そこの地点には避難小屋のようなものがあり、ほとんど雪に埋もれています。
よく見ると、意外なことに屋根はとっても新しい感じです。
煙突もピカピカです✨
風が強かったようです。この日はあまり風はなくてラッキーでした。
森の部分に結構あったトレースは木のなくなる辺りからほとんどなくなり、その後は山スキーのトレースがひとり分あったのも一つ目の峠の辺りからなくなってしまいました。夏のコースと同じように歩いているものの、雪で道の形は全く見えません。でも地図はあるし、頂上も見えてきたので(途中までは手前の別の山に隠れていました)そちらを目指して歩き良さそうなところを選んで進んできました。
小屋が地形と一体化してしまっています💧
頂上はもうすぐです。あと100m(標高)もないので偽ピークもなさそう・・・
雪の表面に風で色んな模様が出来ていて見ていて飽きません。
ズームすると葉っぱのように見えます。
これも変わった模様になってます。
着きました\(^_^)/
頂上の看板の雪を掃います。
ル・ジョクゥ(2051m)、ディオワ山塊の最高峰になるということはうちに帰ってから知りました😅
もともと行くつもりだったシャルトルーズ山塊も最高峰はそのくらいなので(今日は最高峰に登る予定はありませんでしたが)、代案としてはイイ線いってたと言えるかもしれません。
北方面にもすこーし青空がのぞいてきたとはいえまだまだ曇っています。行先変更して良かった(´▽`) ホッ
ヴェルコール山塊の城壁のごとく連なった頂上のラインにズーム。一番手前の三角のが最高峰のグラン・ヴェイモン、四角いのがモン・テギーユというヴェルコールを代表する山のふたつです。シャルトルーズはそのまだ奥になります。つまり、元々の予定よりだいぶたくさん運転したことになります(^_^;) でもどんよりした視界のない中歩くよりは、30~40分余計に運転してそれなりに景色を楽しめる方をとります。
登ってきた広い尾根を振り返って。
正面はデヴォリュイ山塊になります。
右の山はデヴォリュイ山塊で2番目に高いグラン・フェラン(2758m)。雪のない季節に登ったことがあります。この山に限りませんが、デヴォリュイはザレ場ガレ場が中心のとっても岩々した山塊で景観も面白いところが多く、ときどき気分転換に行きたくなります。今の季節雪に覆われていてその特徴はあまり分からないことでしょうが・・・
頂上はさすがに風がちょっと強かったので少し下りてみます。50~60mくらい下りたところがだいぶましだったので、ここらに座ることに。
この日は高低差が750mといつもより少な目で距離的にも大したことがなかったのでまだお昼には早い時間なのですが、もっと下りて森の中でご飯というのもなんなので、早い目のランチにしときます。
今日はタイガーズ折り畳み座布団です。他の山グッズに埋もれていて、半年くらい行方不明になっていましたが最近発見されました(^▽^;)
思いっきりコース上なのですが・・・どうせ誰も来ないと思うので(今日は日曜日なのにまだ誰も見かけていません)座り込みます(^^;
シェーブル(山羊乳)チーズとジュラ地方のモルビエを持って来ました。
今日は日本製のおいしいスープではありません💧
ちょっと微妙な・・でも食べられないほどではないので無理やり消費しているフランスのメーカーのやつです。でももう買わないぞという。。
そこそこ休憩したのでまだお昼になるかならないかだけど、ゆっくり下りていきたいと思います。左の辺りから登ってきていて、奥の稜線の先にはまだ行っていないのでそちらにも寄り道してみましょう。
このすぐ左下から先ほど尾根部分に合流しました。
今から奥まで進んで行きます。
はい、もう着きました(^^; 7~8分だったでしょうか。一応ケルンみたいな、石が集まったものがありました。
最終回に続きます。