randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

S君とスノーシュー・下山編

スキーは得意だけどスノーシューは初心者という友人S君とやってきたエクラン国立公園中南部。シャンプサー地方と呼ばれる方面でうちからは片道3時間とかなり遠いのですが、この日晴天の予報だったのはこの辺よりも南のみだったのです。


色々持って来てくれたS君のおかげで充実したピクニックとなりました。


手を怪我しているS君。彼の方から「いつ山に行けるの?今度の休みいつ?」と行こう行こう攻撃がすごかったのです(^^;「手はほんとに大丈夫なん?」と何度も念を押して聞いたのですが、「おう。気を付けるから大丈夫だぜ~」とのこと。
でもやはりストックが片方しかないというのは歩きにくいもの。この谷を登ってくるのにもかなり苦労していました。


さて、ご飯を食べ終わってもしばらくゆっくりしていたのですが、「さあ、このあとどうする?」
一応の目的地としてこの先の峠を考えていました。まだ少し登る必要があります。彼がお父さんに借りてきたスノーシューはわたしのと違ってあまり傾斜のある所は登れないタイプのもの。そしてやはり手の怪我も気になります。まだ1時半を過ぎただけですので、下りるのにはちょっと早いし・・・
「じゃあさ、わたしひとりで峠まで往復してくるから待っててくれる?」「それがいいよ。気を付けて行ってきな」


S君と荷物を残してカメラと携帯だけ持って出発です。目的地は左側になります。
ところで、ピクニックをした辺りの左側の岩壁に面白いものが。


絶壁に近いような岩壁なんですが、なんと避難小屋のようなものがあります。
地図にも「cab.」の表示があったので(cabane=小屋の略)、谷を登ってくる前から「どんな小屋かなー」って楽しみにしてたんですが・・・


全然アクセス不可能でした(@_@)
少なくとも雪があるときは無理っぽいです。


歩き始めて数分後、振り返って。


左側の盛り上がってる部分を越えて回り込む感じになるでしょう。


右側にも少しトレースがあります。朝追い越された山スキーヤー二人組が向かうと言っていた頂上はこの右側になります。かなり急そうです。わたしが行く方はもちろん、こちら方面も山スキー向けコースにはなっているので急そうに見えてもまあなんとか行けるんでしょう。


自分のトレースを振り返って。


トレースがなかったので適当によさそうに見えたところを歩いてたのですが、ちょっとしくじって(^^; アップダウンがありました。悔しい・・・でもこれ下りないと、左の斜面トラバースすることになり、急すぎて怖い(山肌出てるし)。大人しくちょいと下りましょう。


ここからが少し急です。


急なところはそんなに長く続かないので頑張って登ります。


また振り返りますが、ぐるっと回ってきたのでS君が待ってる辺りはとっくに見えなくなっています。


斜面登り切った・・と思ったら、眺望開けてなくて、また平たいところでした_| ̄|○
地図は荷物と一緒に置いてきてしまいました。峠までの正確な地形は思い出せません。


標高的にはあと少しっぽいので、やはり目の前の斜面を登ったところなんでしょう。


う~~ん・・高さにして80mくらいってとこでしょうか。でも見えてないだけでもう少し先が高くなっている可能性も。偽ピークならぬ偽峠にも何度も出会いました。高さはあまり変わらなくても距離的に続きがあり手前の平らな部分が広い峠もあります。何せ地図を置いてきてしまったものでちょっと想像もつきません。


まあでもぱっと見、大した距離でも高さでもなさそうです。少し(って10秒くらい)迷った後そちらに向けて歩き始めました。
ただ・・出発して1時間15分くらい経ってます。あれ登るのに20分くらい、往復で30分、ここからS君のいる地点に戻るのに25分くらい・・・あかん、S君2時間以上待たせることになります。わたしは歩いてるからいいけど座って待ってるのは寒いし退屈で辛いことでしょう。


あとほんの少しで残念でしたが、戻ることにしました。また来たらいいさ・・・
・・( ゚д゚)ハッ! また、撤退??なんか最近多くないですか・・それなりに理由があったにしても、続くとちょっとイヤになりますね・・・


出来るだけ早く戻りたいので大急ぎで下りていきます。


わたしの行きのトレース。それよりも直接谷に下りるような感じで駆け下りました。上りだと急すぎて辛いようなすり鉢状の傾斜ですが、下りる分には全く問題ありません。


案の定、というか思った以上にS君が心配して待っていました。「君、右側行くんかと思ったら左側に歩いて行くしー。見えなくなっちゃったしー」・・でも地図置いてったんだから見てくれてもよかったのに(;´Д`)  そしてわたし達がご飯を食べた頃はお日様がさんさんと降り注いでいたのに日が傾いてきてどこもかしこも日陰になってしまい、寒かったことでしょう。無理に峠まで行かなくてよかった・・・


さあ、それでは下りていきましょう。


わたしが少し先を歩きました。急斜面を下りたところで待ちます。


小川の少し露出しているあたりでS君のスノーシューでは歩きにくい急なところがあり取り外してそこを通ることにしたみたいです。スノーシューをぽーんと少し先に投げました。それをこっち側で見てたのですが・・・え、スノーシュー消えた!?


なんとほんの小さな雪の融けた穴にすっぽりと落ちてしまったのです。下は小川です。
スノーシューの幅と変わらないほどの狭く小さな穴なのに、何ともうまく?落ちたものです。狙っても入らないようなものなのですが・・・


わたしのスコップの登場です。


スコップで穴を大きく崩して潜り込みますが、予想外に深い!背の高いS君の腕でも届きません(*_*)


ストックで引っかけて吊り上げるようにしてようやく取り戻すことができました(;'∀')


だいぶ低いところまで帰ってきました。


道路が見えてきました。


車を停めているレ・ボーム村がすぐ眼下に。県道の行き止まりになっています。


人んちなんだか野原なんだかよく分からんところを通り抜けます。行きは夏山コースから入ったのでこの辺は通りませんでした。


朝は他に停まってる車はありませんでしたが、数名のグループがいました。車のナンバープレートを見る限り、パリ郊外からの人たちのようです。帽子をかぶってる男性がインストラクターでスノーシュー教室が終わったばかりというのが会話から分かりました。


S君は手の怪我のせいで運転が難しいのでわたしの車で来ています。
わたし「こないだこの先の村でめっちゃおいしいもん売ってるお店発見したんだけどさ」「えー行く行く😻」わたしに劣らぬ食いしん坊のS君です(^▽^;)


20分ほどのところにあるポン・デュ・フォッセ村。左側真ん中の白い建物にお肉屋さん兼お惣菜屋さんがあります。昨秋に通りがった時に何気なく入ってみたのですが・・・


清潔感あふれるきれいな陳列です。


お目当てはこれです。豚皮巻きソーセージ💖
この近くで育てられた豚肉を使っているものの、特にこの地方の名産物というわけではなく単にこのお店のオリジナル商品だそうです。
前回発見してわたしも子供たちも大ファンになってしまいました。スライスしてそのまま食べてもいいのですが、スライスしたものの表面を軽くフランパンで炙って食べると豚皮が少し融けて、それはそれは美味😻
前回1本しか買わないで後悔したので2本買いました。もっと買いたいところだけど、1週間ほどしか持たないそうなので・・・
S君はこれ1本とサラミを2本買っていました。


メインストリートにもうひとつ気になるお店があります。オート=ザルプ県に多く見られる野性の実「アルグジエ」を加工するアトリエのブティックです。
前回、通りがかったのが遅すぎてもう閉まっていました。


アルグジエ👇 こんなの

少し渋みがあるのですが個性的な味わいです。食用にもなればコスメにもよく使われます。

ジャム、ボディクリーム、ジェネピ(同名の高山植物を漬け込んだ強いお酒)を買いました。


帰り道もとってもきれいです。


S君と始終おしゃべりをしていたので、思いのほかあっという間の3時間のドライブでした。

早い目に駐車場を出たので、8時前にうちに帰ることができました。こんな遠いところに往復したとは思えないほど何食わぬ顔で夕食を作りしれっと子供たちと食卓を囲むことができました(*‘∀‘)


 

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