海辺の町・ビアリッツを散策
4泊5日で遊びに来たバスク沿岸地方。スペインとの国境に近い、わたしの住むリヨンからだと国内では最も遠い地方のひとつになります。
沿岸部の中心都市はバイヨンヌとビアリッツ。友達はその中間にあるアングレットに住んでいて、3つの町は途切れなく続いていています。
滞在3日目になるこの日は天気予報がもっとも良かった日。午前中はビアリッツに散策に出掛けました。車で10分もかからない距離です。
ビアリッツと言えば美しい海岸沿いの遊歩道。まずは海沿いに歩きます。
ビアリッツで一番有名なホテル「オテル・デュ・パレ」。
ナポレオン3世が皇后ウージェニーに頼まれて建てたという19世紀半ばの別荘は前世紀初めに超高級ホテルとして開業され、歴史的建造物にも指定されています。老朽化が目立ってきたため、大幅な改築工事が行われている最中でした。
カモメがキィキィと鳴きながらたくさん飛んでいます。
おおっ、砂浜に芸術的な作品が作られていました(;´∀`)
電車の形をした観光用のバス。
灯台は友達が住む隣町との境近くになります。
砂浜も少し歩いてみました。
潮が引いている部分を散策できそうなので行ってみました。
あれあれ、これは・・・
ウニだらけ(≧∇≦)
おうちにギッシリと詰まってました。
お天気はいいのですが少し海が荒れています。・・・と思ったら、友達曰くこんなのは全然荒れているうちに入らないのだとか。地中海と違って大西洋なので波は強くなることが多いようです。実際、ビアリッツはフランス国内ではサーフィンをする人にとって聖地のような場所になっています。
岩々の先にマリア様の像があるのでそっちまで行こう、と言われたのですが・・・
高波のせいか進入禁止になっていたので諦めてそのまま海沿いに歩きます。
湾岸の先はスペインです。
これは砂に見えますが、コンクリートの部分です。ホタテ貝で型を付けてありました(^^;
その先に漁師エリアがあるので行ってみよう、と言われそのまま進んできました。
ひなびたいい感じです。
ビアリッツはかつてはクジラ漁が盛んな土地だったらしいです。
イラスト中の漁師たちはバスク帽(ベレー帽)を被っています。
昔にこの辺りで座礁しただか沈没しただかの大型船の錨が飾られていました。
ビアリッツは友達が生まれ育った町。どこの砂浜で遊んでいてどこにおばあちゃんちがあった、など思い出話を交えながら観光案内をしてもらいました。
海沿いに歩いて町の端近くまで来ました。市街地を通って車を停めているところまで戻ります。
サーファーご用達のお店が目立ちました。
おうちに帰ってお昼ご飯には友達が鴨ロースを焼いてくれました。
南仏のしっかりしたワイン、ヴァケラスがよく合いました。わたしの好きなエリアのワインです。トマトソースみたいなのはピペラードといってピーマンのトマト煮みたいなもの。瓶詰めのものでしたがバスク料理のひとつです。昔からピーマンがよく食べられているのでバスク風、という名の料理にはピーマンやトマトが使われていることが多いです。
さて、お腹もいっぱいになったところで午後の散策に出発です。わたしが楽しみにしていたバイクでのドライブです\(^_^)/
ナンバープレートにはピレネー・アトランティック県の県番号64とバスクの旗が。
次回に続きます。