randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

4月下旬のスノーシュー・下山編&アルペン猟兵ご一行に出会う

4月の下旬に多分今シーズン最後の本格的なスノーシューハイキングとして挑戦したエギーユ・ド・レぺスール(3230m)。駐車場から単純計算でも高低差1600mで距離も長いので、日が長くなってくるのに加え雪の状態も安定し雪崩の危険が弱まるこの季節を待ってのことでした。


休憩込みで6時間ちょっとかかりましたが無事到着。めっちゃ疲れましたが、幸せホルモンがドサーっと出て、しんどかったことはもう全部忘れました(翌朝目が覚めた時、体があちこち筋肉痛で思い出されましたが)。


もう何度も写真に出てきますが、エギーユ・ダルブ3兄弟の真横になります。


ここの頂上はわたしが知ってる場所でも指折りのパノラマの素晴らしさです。色々と見えるうちでもすぐ近いせいで存在感があるのはお隣セルス山塊の最高峰、グラン・ガリビエ。右下の雪が多い辺りにツール・ド・フランスがよく通るガリビエ峠があります。


メイジュ(右)やバール・デ・ゼクラン(中央奥)などエクラン国立公園のスター達の美しさも圧倒的です。


ヴァノワーズ国立公園方面


そしてモン・ブランもよく見えていますが、登ってる最中はずっと見えておらず、最後らへんでやっと見えてきました。


岩にちょうど椅子のように窪んだ場所があったのでタイガース座布団を設置。応援席の完成(違)。


もちろん日本で購入の春雨スープです。


ボーフォールチーズの他にちょっと端っこだけど、ブルーベリー入りとスモークのものとサラミは2種類持って来ました。
1650mの駐車場では風が強かったのに、3230mの頂上は全くの無風とは誰が想像できたでしょうか。晴天で暖かい(そのせいで雪が柔らかくて歩きにくいとはいえ)のに加え、運が良すぎるとしか言いようがありません。


ゆっくりと1時間ほど頂上に滞在しました。最近は日が暮れるのが遅くなっているとはいえ、早く帰って学校から戻った子供たちと晩ご飯を食べたいのでそろそろ腰を上げることにします。車で2時間半以上かかる少し遠いところなのです。


行きと全く同じところを通ってもいいけれど・・・もっと早く下りられそうなところがあるかも、と眼下を見下ろしてみます。


谷の部分をズーム。山小屋が見えます。ここを通ってきましたが、必ず通らないといけないわけではありません。山スキーコースは山小屋経由で地図に線が引っ張られているため、おそらく登りはその方が登りやすい場所を通るんでしょうが、登るのは難しくても下りるのは簡単、という場所もあります。特に雪山では。
夏山でも、昨年登った3000m級やそれに近い山では峠から稜線伝いに登頂した後、登ることはまず不可能なザレ場をズルズルズルっと半分滑るみたいに下山する、というパターンが多かったです。


今朝はまず谷底を写真の左側から歩いてきました。その時、目の前の斜面の様子は見ていたので通れない岸壁とかは特になかったことは覚えています(地図もありますが)。山小屋よりも少し遠い地点を目指して下りていくことにしました。


距離が短縮されても大きなアップダウンがあっては元も子もありません。歩きながらデコボコの感じを見て方向修正しつつ下りていきます。


もう山小屋はデコボコに隠れて見えなくなってしまいました。


得意の尻スキーで滑り降りました。普段は結構途中で引っかかって止まってしまうことが多いんですが、かなり遠くまで滑り降りられて無性におかしくてひとり声を出して笑ってしまいました。

近くの斜面でジタバタと遊びまわっているマーモット2匹。この日の午前中に今シーズン初のマーモットを見かけたところだったのでした。


雪の上を転がりまわって遊んでいます。長い冬眠から目覚めて(10月くらいから見かけなくなっていました)、よっぽど楽しいんでしょう。


すぐ向かいには、ジャージャーと雪どけ水が滝のようになっているところが。


トレースのある地帯に合流することが出来ました。最後の部分は夏山コースと同じあたりを通ります。


行きにも通った標高1800m台の集落(シャレーがたった3軒)まで戻って来ました。


ここでスノーシューを脱いで・・・


最後の急傾斜の斜面を流れる小川でスノーシューを洗います、、って、この後また駐車場まで雪がたくさんあったことは行きに通って分かっていたのに、なんで洗う??横をジャージャー流れてる川を見るとつい洗いたくなってしまったんですね・・・一度スノーシュー洗ってしまったからにはもう履きたくありません。下手したら膝近くまではまる雪道を意地でもツボ足で駐車場まで下りました(^▽^;) ちなみに行きによじ登った雪のない部分は下りるには急すぎて却下でした。


駐車場に帰ってきたらえらいことになってました・・・朝にも軍隊のトラックや兵士たちが次々にやって来たのを見かけたのですが、1日中訓練をしていたと思われる兵士たちが駐車場に下りてきて帰る準備をしているところでした。やれやれ、行きも帰りもおんなじタイミングかよ。。


朝も見たんですが、またヘリコプターが降下してきました。しばらく空中で停止していたのち、駐車場の隣の少し広くなったところに着陸しました。


駐車場から数キロ先のヴァロワールのスキー場まで道路沿いに戦車やトラックや軍隊関係の車両がどっさり停まっていました。


彼らは普通の陸軍ではなく、山岳専門のChasseurs Alpins(山岳猟兵)と呼ばれる部隊です。19世紀にイタリアがアルプス越えで攻めてくるのを懸念して設置されました。現在では縮小されているものの3部隊あり、この日はそれが一挙に集まった(600名の兵士)めったにない大規模な訓練だったようです。翌朝のネット記事で知りました。
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そういえば登ってる途中でパンパン、またはドドドドッと射撃訓練の音が聞こえてきたときがありました。そう長く続かなかったのですっかり忘れてたのですが、記事によると最高40㎞の距離まで50メートル以内の誤差で狙うことが出来る大砲「Caesar(シーザー)」も試したんだとか・・わたしの歩いていたところは狙われなかったようで(´▽`) ホッ


このあと高速に入るまでに寄りたいところがあります。


2か月くらい前にも来た高速2区間分先(帰る方向に)にあるラ・シャンブルの町のボーフォールチーズの農協です。
ただし今日の目的はボーフォールではありません。


サヴォア地方の名産品であるディオというソーセージ(茹でるタイプの)、2か月前にここで買ったハーブ入りのがめちゃくちゃおいしくて、子供たちもわたしもとても気に入ったのでまた買おうと思ったんですが、ハーブ入りのものだけ売り切れΣ( ̄□ ̄|||)
仕方なしにプレーンなものを購入。前回は買わなかったけど、もっと前にここで買った生ハムも絶品だったのでひとパック・・・


あとはサラミを。この日頂上で食べたのは前回ここで買い求めたサラミでした。
チーズ農協に来てチーズの一切れも買わない客・・・(;´・ω・)


ラ・シャンブルの町を出て高速に入る途中の県道。今日はさっきまで雪の世界にいましたが、山の麓とは言え、下界はもう完全に春が訪れていました。

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