フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

新人カメラマン・次男と里山ハイキング&お買い物

この記事は予約投稿にセットして、今頃は15歳の次男と今シーズン初めての避難小屋泊でハイキングに出掛けている予定です(*^^*) 18歳の長男が最近欠席気味なのは5月6月はフランスでは大学入試の時期にあたり、勉強がちょっと忙しいというわけです(T_T) また夏には参加してくれるそうです♫


今から数えると10日ほど前の話になります。
大の車好きの次男。車の写真を撮るために買ったカメラを持っての初ハイキングです。山自体、彼にとっては昨年11月に山小屋で2泊したのを最後に約半年ぶりになります。


せっかくなら朝の光が綺麗なうちがいい、と行き慣れた近場のあまり高くない山に行き先を定めました。高い山だと、もちろんそれなりの雰囲気はあるしパノラマも素晴らしいだろうけど、登るに時間がかかるうえ(=お日様高くなっちゃってる)うちからも遠いことが多いので今回は却下です。


風景の写真を撮るために稜線部分を歩く長男。この部分はわたしは少し離れて低い位置を歩いていました。


景色の他にときどき植物も撮影。


稜線の高い位置に木が茂っている部分があるので少し低い辺りを通らざるを得ません。


その木がまとまってある部分も抜けて再び稜線部分に戻って来ます。


一番奥の少し尖った部分が頂上です。


頂上付近に残った雪も、大した厚さではなかったのでこの数日後には全部融けてしまったことでしょう。


あと少し!


振り返って。


頂上の十字架の隣からちょうど朝日が差しています。


ピック・サン・ミッシェル(1966m)頂上\(^_^)/ 奥はシャルトルーズ山塊、眼下にはグルノーブルの町とほんの少しの雲海が。


まだ7時半です。朝ごはんタイム(*'▽')
次男にはホットココア、わたしはコーヒーです。チョコチップがふんだんに入ったブリオッシュを持って来ました。
風が少しあり、寒かったのですがそれでも30分くらいは頂上に滞在しました。


帰りは別のところから下ります。


こちら側の麺には比較的雪が残りやすいのでもう少し残っていると思っていたのですが、もうほとんどありませんでした。


雲がかなり出てきています。お昼前から曇り、午後は雨という予報の1日でした。


夏山コースのマーキングがあるのでそれに従って下りていきます。雪があったり、単に岩々してて見過ごしてしまうことも多いので、「どこからおりても基本大丈夫。駐車場下の森を抜けた左側だから」と次男に言い聞かせます。


グロビュレールと呼ばれる薄紫色のまん丸い花があちこちに。この花とも今シーズン初めての出会いでした。


これはもう少し先、5月の中旬以降くらいから初夏にかけて見るトロールというキンポウゲ科のまん丸い(これもか・・)花のつぼみ。まだ開いているのには出会っていません。


牧草地帯に戻って来ました。後は緩やかな下り坂が駐車場まで続きます。


さて、駐車場に着いてもまだ9時半にもなっていません(゚Д゚;)
近くの馴染みのチーズ農家に寄る?それとも峡谷がきれいな道路通って遠回りして帰る?と次男に聞くと峡谷ロードが見たいとのこと。うちとは反対側になるので、いつもなかなか行く気が起こらないのですが、こんな早い時間帯のときにはうってつけの寄り道です。


次男が自分のカメラで撮影。


途中たまたま看板を見かけたチーズ農家に寄ってみました。


こんなのどかなところです。峡谷道路に入る少し前になります。


ドアに鍵がかかっていましたが、トントンと叩くと中から作業中の兄さんが気付いて出てきてくれました。


買うべきはやはり、この地方でのみ作られるAOP(原産地呼称制度)のブルー・ド・ヴェルコール・サスナージュでしょうか。


ハードタイプのチーズも少し、あと小さな若いチーズをふたつ購入。


少し行くと、県道に「豚肉加工品手作り、農家製」の看板が~~
通りすぎてしまったのでUターン、細い道に入ります。すぐかと思うと、これが結構遠かったです。6、7分は山道を運転したでしょうか。こんなに来て、閉まってるとか嫌だなぁ…頼むで!!


大きな看板の出ている農家が、可愛らしい村の入り口近くにありました。
勝手に庭に停めます・・・


えーと、入り口は・・・Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン閉まってます。。


裏口に回ってみます(勝手に・・)。ドアのガラス窓から中でおじさんが作業しているのが見えます。ガラスをコンコンと叩いてみました(こればっかり)。
どうやら週の半分しか店は開けておらず(プラス地元の町の朝市でも販売)、今日は製造の日なのだけど、もし欲しいものがあるんだったら売ります、とお店側に案内していただきました。


うわ、いかにもおいしそうです・・・しかも適度に乾燥していてだいぶ硬いへんがまた好み。ちょっと珍しいニンニク入りというのがあります。


物静かなようで案外ひょうきんなご主人。


ニンニク入りとスモークのものと計3本。


もうひとつ、即買いしたのはこの地方(運転しているうちにイゼール県からドローム県に入っています)の名産品、カイエット・ド・ラ・ドローム。豚の腹膜に肉とホウレンソウなどの野菜を混ぜたものを詰めた加工品。普段は見かけることもないのでその存在さえ忘れていました。
前回に食べたのは多分このとき👇 2年ほど前に南仏に旅行した時にレストランで出てきたパン粉を付けてオーブンで焼いたオシャレっぽく変身したカイエット。



でも中身は一緒でした(^▽^;)
子供たちは食べたことがないはず。3つ入り真空パックのものを購入。
先ほどのチーズ農家もここもカード使えなくて現金ある分ギリギリ買いました(^▽^;)
てか最後ちょっとおまけしてもらいました。スンマセン💦


豚肉加工品農家から山道下りてきたところに素敵なお城が・・・しかもワイナリーです✨しかし「試飲&販売は要予約」と看板にあり、しかもお金もないし(;´・ω・)すごすごとお城を後にしました。
お昼ご飯にピクニック出来る準備は車に積んでいたので、次男にどう?そこらで食べて帰る?と聞くと「ぼくは・・おうちに帰って食べる方がいい」と。こんなにいいお天気なのに(ところで天気予報外れてるな・・昼から雨って言ってただろ。。)~~でも無理強いして「もうお母さんとお出かけはイヤ」となると悲しいので次男の希望通り帰途につきました。


でもうちに帰ったからといっていい料理が出てくるわけでもなく、ピクニックに持って行ったものがそのまま出されるという(^▽^;)
早朝にうちを出たため、こんなに色々やって帰ってきたのはお昼の1時過ぎ。早起きってイイな(≧∇≦)


最後に次男の撮った「カッコいい車」の写真を少し。わたしが勝手に写真の下に次男のインスタ名を入れています。一応リスペクトという意味で・・・
わたしはインスタしてなくてよく分からないんですが、写真のランボルギーニの持ち主のドイツ人のインスタや、メルセデスの専門店のインスタにも写真載せてもらってるそうです。わたしとしては山の写真にもっと目覚めてもらってもっと一緒に山歩きに行きたいのですが。。(^^;



今に始まったことじゃないけど、車の正面って顔みたいで面白いですね・・・
特にランボルギーニ、般若みたいです(*_*;

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