randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

朝日&雲海を見にシャルトルーズ山塊へ

バカンス1日目となる先週木曜日のハイキング記です。翌日から1泊で次男と山歩きの予定だったので、この日はさっくりと半日ハイキングにしておきました。


行き先は1時間半ちょっとで行けるシャルトルーズ山塊です。近場の割に3時半過ぎにうちを出ました。というのも、目的は朝日を眺める、だったからです。先日ハイキング先の頂上で出会った一眼レフ男子が「シャルトルーズの朝日だったらお勧め」と教えてくれたダン・ド・クロールが目的地です。2062mとあまり高くはないものの、シャルトルーズ自体標高の低い目の山塊であるため、山塊で2番目に高い山となっています。


これは2週間前にベルドンヌ山塊から撮ったシャルトルーズ山塊。ダン・ド・クロールは中央から少し右寄りの一番出っ張ってるやつ。左側で一番高くなっているのは山塊最高峰のシャムショウド。そういえば、このシャムショウドが雲海から頭を出している朝日の写真を時々見かけるのですが、どうやらこのダン・ド・クロールから撮ったものが多いようです。


あんな素敵な光景が見られるのだろうか、とワクワクしながらも不安も混じった気分で運転してきました。というのも、雲海って毎日出るものではないですから・・・この日の予報は晴れ時々曇り。ピカ―っと晴天という日よりは出やすいんでは…?そして来る途中の高速道路で時々濃霧に包まれたので「あ、これはいけるかも」という気もしてきました。


標高1400mの駐車場に5時20分の到着です。平日のこの時間にすでに1台停まっていますΣ(゚Д゚) 到着直前に山肌にヘッドランプみたいな小さな光が細かく動いているのを見たのですが、この人かもしれません。先日の一眼レフ男子は「まじで朝日を最初から全部撮るためには俺は3時に駐車場に行く」と言っていました。わたしはきれいなものは見たくてもそこまで根性ないので中途半端な時間帯ですが、あの光は朝日を見に(撮りに)来た人か、それとも暗闇トレランでもしてる人なのか・・・結局会わず終いで駐車場に下りてきたときにはこの車はありませんでした。


歩き始めは5時半です。ヘッドランプも持って来ましたが、既にぼんやりと明るいので必要ありませんでした。
シャルトルーズ自体はParc Naturel Régional、地方自然公園に指定されてますが、中でも一部は特別自然保護地区になっていて、国立公園並みに決まりごとがあります。テントを張ってはいけない、リードを付けていても犬は立ち入り禁止、などです。


初めは森の中のとても太い道を歩きます。幅が広すぎて、公園みたい💦


しばらく進むと森はお終い(早っ)、草原地帯に出てきました。シャルトルーズというと森の部分が長いハイキングコースが多いのでちょっとラッキーと思いました。相変わらずはっきりとした分かりやすい道です。一眼レフ男子も言ってたっけ。真っ暗な中でも怖くない道だから、って。確かにいくらヘッドランプがあっても分かりにくい道や細くて急なところが多いと滑落の文字が頭をよぎります。


途中、放牧の家畜向けの水場が。家畜自体はまだ放牧期間に入ってないようで(大抵6月~9月くらい)見かけませんでしたが、この青々とした牧草地帯は羊よりも牛でしょうか。


ときどき濃霧がスッと晴れます。雲海見に来たのはいいけど、自分まで雲海の中で視界ゼロってのは勘弁してほしい状況です。


このくらいの標高だと雪はだいぶ前から融けているので、この日はたくさん花を見ることが出来ました。この黄色いのは水のある所が大好きで、初夏に湿原や小川の畔にいっぱい咲いています。


最近よく見かけるようになったジョンシアンの一種。


おお、雪が表れました。真っ白でフワフワしており、残雪ではありません。3、4日前にフランスでは雪が降り、少し標高のあるところでは結構積もったのでした。その残りと思われます。


石灰質の山に多く見られるグロビュレール。


左手はこんな感じ。


目的地ダン・ド・クロール。霧がときどき晴れて全貌を現しますが、またすぐ見えなくなる、の繰り返しでした。地図を見ると反対側の方が高くなっていて、最後は緩やかな傾斜の頂上部分の草原地帯を横切ることになるようです。あまりないパターンの地形の山なので楽しみです。


ランの仲間がいっぱい咲いていました。


分岐に到着。右からと左からと2種類行き方がありますが、できるだけお日様が上り切ってしまう前に頂上に着きたいので早く行ける右側をチョイス。


その後うしろを振り返ると、雲海からぬぼーっと現れたのは・・・まさにシャムショウドです。


ときどき雪の塊が見られました。


レザン・ドゥルス(熊ブドウ)


霧が晴れると、こんなに簡単で分かりやすい道です。傾斜もほどほどだし、たまに山に行かない人から「何かお勧めある?教えて」って言われるので、これもいい候補かも。


スイセンがガッとまとまって咲いているところがあったので、ハイキング道から離れて急斜面をトラバースしてきました(^^ゞ 草が濡れててズルズル滑るので要注意です。写真撮ってて怪我したくありません💦


振り向くとシャムショウドが王冠のような雲をかぶっていました。


この辺は残雪に新雪がちょっと加わった感じです。


その割れ目の部分に入って行くようです。反対側の空が明るくなっています。急げ~~


最後複雑で面白い地形になっています。


石灰質の山には洞窟みたいなものがよく見られます。


少し岩が内側に入り込んだところから。


ソルダネル(イワカガミかイワカガミダマシ)


シャムショウドとその取り巻きたちと雲のスペクタクルは刻々と変化し、見ていて全然飽きません。何度も立ち止まっては写真を撮っていましたが、早く山頂に着いて、これをそこから見たい、と気が焦ります。ただ、雲ピンクの時間帯はほぼ終わってしまったので、この先雲海はあっても雲に映る朝日の赤、ピンク、紫を頂上で見ることは不可能でしょう。そのためには、やはりあと1時間早くうちを出ないといけませんでした。


次回に続きます。





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