フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

次男・アイゼンデビュー!(6月上旬)

今月初めに次男と出かけた南仏のメルカントゥール国立公園。わたしは昨年初夏に来て以来2度目、次男は初めてです。


この日、もう一つ初めてのことが。スキー以外で雪のある山に来たことがなかった次男、5月末にスノーシューデビューは果たしていましたが、この日アイゼンデビューとなりました。メルカントゥールに出発する前日(バスク地方から帰って来た日の夕方💦)に次男の分も買ったばかりです。


標高1650mの駐車場を出発、2600ⅿ弱の峠を越えて2380mの山小屋へと向かいます。


この奥の谷を右奥に越えます。真正面は最後急になるので、左側の斜面をまずある程度登った後、トラバースしていくことになるようです。
雪の上はトレースがなく道がどこにあるのかよく分からないので雪のない斜面に見えているハイキング道を目を皿のようにして探し、それを目指して横切っていきます。


広い雪渓を歩きます。傾斜は緩いのでアイゼンはまだ要りませんが、ゲイターは付けました。


イワカガミダマシがあちこちに出てきていました。


斜面のハイキング道に合流することができ一安心です。


登り始めに振り向いた景色。奥に映っている雪を被った山々は昨日越えてきたボネット峠道路の走っている辺りになります。


所々雪渓を横切ります。


峠が近づくにつれ雪の部分が多くなってきました。


雪の範囲が広いとトレースがないため道を見失いいがちですが、幸い峠というここから見えている場所を目指すため大体で進んで行けるのはありがたいことです。


もう12時を過ぎています。峠周辺でご飯にしたいので、ここはシリアルバー(イチジク入り)で我慢。


摩訶不思議な形をした岸壁が正面に。このすぐ裏を通ることになるのでしょう。遠くから見ても気づきませんでしたが、今ここから見ると、正面の小高い山の右と左の両方が峠っぽい感じになっています。


傾斜が少しずつ出てきてズルズル滑りやすくなってきています。特に最後は急になっているので、そろそろここら辺で・・・


アイゼン登場です。次男は初めてつけるので手伝ってやります(これはわたしの)。わたしのと同じグリヴェルのもう少し安いやつ(1万円くらい)にしましたが、パッと見同じような感じで付け方も変わりません。


ひたすら登ります。


もう少し・・・


フェール峠(2584m)に着いたっぽいです・・・看板がないですけど、地形としてはここが峠になると思います。


見下ろして。


やっぱり続きというか、もうひとつ峠っぽいところが先にあります。もはやハイキング道は全く見えないしもちろんトレースもないですが、とりあえずそちらまで進むことにします。


嬉しい✨分岐の看板がありました。トルティス峠(Collet de Tortisse 2591m)に到着です。ヴァンス湖と山小屋へは45分とあります。


ここでお昼ご飯にします。もう1時半になっていてお腹もペコペコです。まずはサラミといういつものパターン。


前の日までバスクに1週間以上行っていたため、冷蔵庫に大したものが入っておらずに謎のレシピを開発する羽目に・・・
3分で茹るスパゲッティのゆで汁に直接スープの素(東ヨーロッパ製。ディル&ピクルス風味でちょっと酸っぱくておいしい)を足してスープっぽくして、同じく東ヨーロッパ食品店で購入のハムみたいなものを薄切りにして乗せます。


今回、味付けというか具に面白いものを持って来ました。

日本で売ってる「ラーメンの具」みたいな、乾燥野菜のミックスなのですがフランスのブルターニュ地方の製品で、なんとわかめまで入っているのです。一般的にフランス人は海藻は食べる習慣はないのですが、ブルターニュはフランスでは珍しく海藻類を商品化している地方なのです。ブルターニュの知人が最近送ってくれました。
ただ、いらんのにローズマリーも入ってあるのでチクチクと邪魔(^▽^;)。。一応お魚を茹でる時に使う用らしいです。


食後のデザート代わりに昨日ビアリッツ~リヨンの飛行機でもらったリンゴ風味サブレを持って来ました。何の因果かこれもブルターニュで作られたお菓子でした(^^;


峠に向かう時、かなりしんどそうにしていた次男でしたが、ご飯をしっかり食べてまた元気になりました。ちなみにこの奇怪な岩の山頂には登れるみたいですが(2600mちょい)、必要ないので無視して下りていきます。


次男が撮ってくれた1枚。その先まで進むと湖が見えるはずです。この感じだと、ちょっと下りは急なのかもしれません。


わーーい(≧∇≦)
ようやくお目にかかることが出来ました。ヴァンス湖、去年の同じ時期にも来ましたが、そのときは違うコースで来て、右奥の峠っぽいところから下りてきて到着しました。この写真では分かりませんが、湖3連チャンになっていてそれはそれは美しかったです。


その時の写真👇

2017年6月6日。今年に比べて雪がとても少なかったのが分かります。一番奥の少ししか見えていないのが今下りて行こうとしている湖になります。


山肌を細いハイキング道が通っています。思ったほど急ではなく、(´▽`) ホッ
ちなみに今歩いている斜面の左手の山々の頂上の稜線はイタリアとの国境になっています。実際、先ほどのひとつ目の峠(フェール峠)からイタリアに入るハイキング道も出ていて、その先にも山小屋があるのでイタリアに入ったり出たりしつつこのエリアを3、4日かそれ以上かけて周回するコースもポピュラーなようです。


サクシフラージュ(ユキノシタ科)のなかでも雪融けと同時くらいに出てくる品種のもの(サクシフラージュ・ア・フォイユ・オポゼ)。


面白い形になっている岩がありました。


わたしは面倒くさかったので登りませんでしたが、次男はピョンピョン走って行って(若いっていいね・・)中を潜り抜けていました。


さらに下っていきいます。


輪っかをくぐっていてわたしに追い越された次男(^▽^;)
斜面が急になっているので慎重に進みます。アイゼン持って来てよかった💜


薄っすらとハイキング道が見えていて助かります。雪でなーんも見えないと不安になるばかりか、やはり緊張が続くと疲れるので、このくらいまで融けていてくれて助かりました。


やはり最近誰かが歩いた形跡はありません。


どんどん湖が近くなってきました。


山小屋までもう少しです。


最後に橋を渡ります。


ここですべてのペットボトルに水を汲んでおきます。営業期間外の山小屋は水がきていないのが普通なので。たしか小屋前に水場もなかった記憶です。


わーい、着きました\(^_^)/
ヴァンス山小屋(2380m)、今晩のお宿です。まだシーズンインしておらず管理人さんはいませんが、鍵は開いているので使用料分の小切手を置いて行って使える仕組みです。



次回に続きます。



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