フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

3つの峠道路をハシゴして帰宅

もう3週間も経ってしまった6月初旬の南仏メルカントゥール国立公園への遠征。
峠道路を中心に帰ってきました。標高の高い峠道路は雪のために5月末か6月初めから10月末か11月初めくらいまでの約5ヵ月しか開通しておらず、この時期は2000m以上の峠道路の開通が相次いだ頃でした。峠道路の開通ニュースを聞くと「ああ、夏が来たんだな」という気分になります。


ボネット道路はアスファルト舗装がされている最もヨーロッパで標高が高い道路とされていますが、峠自体は2715mの地点になるので国内3番目となります。行きはこの道路が開通した翌日に通過しました(*´▽`*)


峠が近づくにつれ雪の壁が高く残っている場所が増えてきます。サイクリストさんに何人もすれ違いました。すごい根性・・・敬服のひとことです💦


峠に到着しつつあります。サイクリストやバイクが多く停まっています。
小高いのはシーム・ド・ラ・ボネット。峠からここの頂上へとループ道路が作られており、2802mのこの部分をもってヨーロッパいち、としているようですが除雪作業が終わっておらず入ることはできませんでした。


峠の反対側すぐに駐車しました。意外なことに峠部分にはこれといった広い駐車場はありません。道路自体には数台停められる駐車スペースが至る所に作られているのですが。


この地方の7つの峠を網羅するコースがあるようです。どなたかの自転車が立てかけられていました。


バイクのナンバープレートを見るとフランスナンバーよりもイタリア、ベルギー、ドイツといった外国のバイクの方が多く、4、5人ずつのグループになっていました。


山には一眼持って行かないけど車に置いていたので景色を撮っている次男。


次男にスマホで撮ってもらったら指が写り込んでました(;´・ω・)どうした、カメラ小僧!?


峠で10分ほど休憩&写真タイムの後はまた出発です。峠の手前はニースが県庁所在地のアルプ=マリティーム県でしたが、こちら側はアルプ・ド・オート・プロヴァンス県になります。


こちらからもどんどん登ってきます。お疲れ様です!


行きはこの近くで7時過ぎくらいに夜ご飯をピクニックしたのでした。9時半くらいまでは明るいので昼間のピクニックとなんら変わりませんでしたが・・・


湖を通過します。テーブルがあるのでお昼ご飯中の家族がありました。ハイキングで頑張って登らないと出会いないような景色の中で車でささっと来てピクニックや食後の散歩(5分でもよし)ができるなんて峠道路万歳です(*´▽`*)


峠道路も終わりに近づいたところに、行きに目を付けていた農家があります。


羊チーズを製造・販売している農家です。この地方はピレネー同様、羊チーズが盛んに作られています。


奥さんが出てきてくれました。フレッシュなものや羊ヨーグルト、ジャムも売っています。フレッシュなものを2種類2個ずつ、熟成された硬い目のを少し切ってもらいました。わたしにしては少ないお買い物ですがバスクから帰ったばかりでピレネーの羊チーズがうちにたくさんあったためです。


のどかな風景に癒されます。さて、わたし達はドライブ(ってうちに帰るだけ)の続きがあります。


ボネット道路から下りてしばらく走るとヴァルス峠道路が始まる地点があります。
この看板はフランスの峠道路の手前やそこに繋がる少し前の他の道路に立ててある看板で開いているかどうかが分かるようになっています。この道路は峠近くにスキー場があるため、基本冬期閉鎖はされませんが、大量の積雪直後や雪崩等で時折閉鎖されることはあります。2109mでフランスで10番目に標高が高い峠道路です。


お天気が相変わらずイマイチですけど、フランスは5月ずっとと6月半ばくらいまでお天気が悪い日の方が多く、1日晴れてもまた数日曇りや雨、といった安定しない天気だったため、3日の遠征でほとんど雨に降られなかっただけでもよしと思っています。


1時前だったので峠に着く前だけど適当な場所に車を停めてお昼ご飯にします。


前の日に山小屋での晩ご飯に使ったインスタントトマトスープが少し(一人分くらい)残っていたので次男と半分こしました。


今さきほど買ったばかりの羊のフレッシュチーズと、持って来ていたチーズ達。


そして秘密兵器の登場です。日本に帰った時に父が「インスタントラーメンのなかで一番うまい」と言っているマルちゃん正麺。ただしこれは従兄夫妻が少し前にこちらに遊びに来た時に持って来てくれたお土産の一部です。


いただきまーす。おいしい(*´ω`*)


ピクニックの後、峠に向かって再出発。10分もしないうちに着きました。バイクや自転車の人で賑わっていたボネット峠とは程遠く、2台のバイクが停まっていただけでした…


峠道路などに設置されている「頂上まであと何キロ、ここの傾斜何度」という表示がさてている看板。ここは頂上(sommet)ですので距離も傾斜も書かれていません。


峠からどんどん下っていくとホテルかレストランのような建物が。。


REFUGE NAPOLEON・・・( ゚д゚)ハッ! これはナポレオン3世の時代にこの地方の6つの峠近くに作られた旅籠のうち、現在も営業されている3つのうちのひとつです。
去年の12月、イゾアール峠のナポレオン山小屋でランチをしましたが、建物がそっくりです。


12月は当然峠道路は閉鎖されています。スノーシューで周辺を周回した時に寄りました。山スキーやスノーシューの人が多いので峠道路が閉まっていても雪がたっぷりある時期は営業しているとのことでした。


ちなみに6つのうち、3つは既に朽ち果てています。例えば昨年5月、たまたまスノーシュー中に出会ったラクロワ峠(ケラ山塊)のナポレオン山小屋。第二次世界大戦中に破壊されたらしいです。


さて、最後は普段からよく通るロータレ峠に向かいます。ブリアンソネ地方からエクラン方面に入ってきます。可愛いアルピニストの像が立っています。


3000mから4000m近くにもなる山々が次々に現れる美しい道路です。道幅も広く、峠前後のカーブもうまく作られていて絶景なのに運転していて全然疲れない素晴らしいルートです。基本通年開通していて便利なのでよく利用しています。


道路の右側はセルス山塊、左がエクラン国立公園になります。


ロータレ峠でコーヒー休憩することに。カフェ・レストランが2、3軒あります。


自転車の人が多いので(去年もツール・ド・フランスが通りました)「ここで写真撮れよ(インスタ映え)」っぽいものが作られています。ここのカフェでコーヒー&トイレ休憩をしました。


ロータレ峠からは別の峠道路が出ています。ボネット峠に次いで国内4番目に高いガリビエ峠(2645m)ですが、この時はまだ開通しておらず、その1週間後にオープンしました。


峠道路をどんどん下りていきます。白いスイセンが群生していました。


あまりにすごいので車を停めて写真を撮りに外に出ました。


この約1週間前にピレネーでは黄色いスイセンばかり群生しているのに遭遇しましたが、ここは白いものばかりでした。


斜面を登ってしまいました、つい癖で(^^ゞ 次男もカメラを持ってスイセンを激写しまくってました。
この後、これといった渋滞もなく2時間半ほどで自宅に帰ることが出来ました。早くにメルカントゥールを出発出来たので(ハイキング後に道路を歩いて車まで戻ってる最中、拾ってくれた民宿の奥さんのおかげもあります)夕方6時すぎの帰宅で、翌日の学校や仕事に響くこともありませんでした(*'▽')



めちゃくちゃ長くなったメルカントゥールおよびバカンス(そう、17日間に及ぶバカンスの最終の3日間でした)記、読んで下さった方どうもありがとうございます。

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