初夏のヴァノワーズ国立公園(後半)
昨晩は初夏に子供たちと1泊で南ヴァノワーズを散策した際、いくつかの湖を巡ったところまで書きました。今日はその続きです。
今晩のお宿、プラン・デュ・ラック山小屋(2385m)にまもなく到着です。ポワント・ド・ランセルリア(2909m)の麓にあります。
なかなかかわいい外観です。
中も明るく清潔でした。夜ご飯、朝ごはんは自炊するけれど、到着時には飲み物を頼みました。長男はホットチョコレート、次男はジュース、わたしはもちろんビール♡
ヴァノワーズは全体的には牛の放牧が多いのですが、このあたりには羊もいました。
夕食前に外に出ると羊飼い犬と共に移動してきましたが、その後どんどん遠ざかっていきました。6月は日が長いので、この写真は19時過ぎくらいものですが、まだこんなに日が高いです。
翌朝、グランド・カッス登頂に向けて出発。って冗談です。アルピニストでないと登れません(^▽^;) 背景として楽しむだけです。
今日も快晴です。一日歩くぞ~
最初の分岐点。基本的に子供たちと一緒の時はちゃんとしたハイキングコースを歩くので常に分岐点には黄色い案内表示があり、その度にみんなで確認します。
爽やかな小川がありました。
誰も通りかからないのでセルフで集合写真を1枚
ヤマツツジがきれいでした
こちらはジョンシアン・プランタニエール。ジョンシアンにはいくつも種類があり、ほとんどが青色。鮮やかな青や群青色だったり。初夏~夏に一番多いですが、春や秋にも見たことがあります。息子たちも初めて見た時「うわー、きれい!!」と感嘆の声をあげていました。
先頭を歩いてた長男が「あ~っ」と声を上げました。雪か水溜りでもあったのかと思って近づくと。。
アイベックスと遭遇。角の立派な若い雄です。
草を食べるのに夢中で後ろで記念撮影しても一向に気にしていない様子です。
子供たちにとっては初めてのアイベックスとの出会いでした。
ここら辺からしばらくは岩々したところを通ります。
次のケルンを探しつつ進みます
やれやれ、また草の道になりました。
いい感じのところに来たので一休みです。
窪んだところには少し雪が残っていました。
またおたまじゃくしや小さな魚を観察したりピョンピョン跳ねたり雪遊びをしたりと忙しいです。
今度はもっとたくさんの雪が残った地帯にやってきました。
そう高くない地点(この辺りは確か2400~2500m程度だったと思います)にも残雪があるのは初夏のハイキングの醍醐味です。
結構傾斜があります。子供たち「ね~お母さん、思いついたんだけど、この坂で・・」
そり滑り大会!!
たぶん子供たちにとっては今回のハイキングのハイライトだったと思います。
そり滑りの後はおやつ休憩です。あとは下るのみ。昨朝車を停めたところまで1200mくらい下ります。
途中通りがかったシャレー。
下りが長いのでこの近くのアルポン山小屋でも一度休憩しましたが写真を撮ってませんでした。わたし達が泊まった山小屋に比べるとずっと大きくてデラックスな感じでしたが、泊まるにはこじんまりとしたところが個人的には好きです。
駐車場に戻ってきたのは20時50分。6月は日が暮れるのが遅いのでまだ十分に明るかったですが、たくさん歩いたのでみんな疲れました。翌朝は仕事だ(;´Д`)。
帰り道は約2時間40分、うち高速2時間なので普段はほとんど外食をしないんですが高速に入る前にイタリアとの国境の町モダーヌでピザを食べて帰りました。イタリアと接しているせいか、安い店でも結構おいしかったです。
まためちゃくちゃ長くなりました。今こうやって書いてみると、楽しかった瞬間がひとつひとつ鮮明に思い出されます。子供たちと2日間自然を満喫することができ、今までで一番楽しかったハイキングのひとつになりました。
読んでくださった方、ありがとうございます。