フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

南仏へ結婚式の2次会へ

ここ1週間ほど猛暑続きのフランスですが、特に暑い南仏まで友人の結婚式の二次会へ行ってきました。


いつも山行きに乗る高速とは別のA7(オートルート7)、マルセイユ行きに乗ります。
ローヌ河の谷のリヨンから南はしばらくごじゃごじゃエリア(石油精製工場やら製薬会社等)が続き、イマイチな景色でちょっとブルーですが来るべき南仏の爽やかな風景に心を馳せ運転。


今日は新婦の実家のお庭でガーデンパーティーらしいのでみんな普段着だそう。40度近い猛暑という予報なのでこんなのでいいか。。


最近薄着になってきて同僚から「ちょ・・あんた何その腕?」と指摘が入った上腕。
いや、何もしてないんですけど。。どうしてこんなことに。


南行きの高速は既にキャンピングカーやキャラバン引っ張った車だらけです。ドイツやオランダといった外国のナンバーの車が目立ちます。


途中トイレ休憩に寄った高速のSAもわたしがいつも山に行くときに乗る高速のコンビニみたいに小さなSAに比べるとショッピングモールかというくらい立派。10倍、いや20倍くらい広い感じです。


この辺りの名物はヌガー(手前の袋)やカリソン(右の棚)といった砂糖菓子。
奥にはお決まりのラベンダーのサッシェ(香り袋)。クッピーラムネの小さな袋がつながったやつみたいにいくつかくっついてるのでばら撒き用お土産に最適とされています(^^;


そのヌガーで有名なモンテリマールで高速を降ります。なんかお山のシルエットがあるけどあんまり高い山ではなさそうです。


あっ、道路わきにラベンダー畑が!
そうだ、全く忘れてたけど7月初めくらいってラベンダーの収穫時期なのでした。満開になると割とすぐに収穫されてしまうため、案外パーッと咲いている時期は短く、見られてラッキーでした。


ツーリストなので車を停めてラベンダー畑に侵入。写真を撮らなきゃ。


これは別の場所の畑。まさに収穫中でした。いかにもなカッコ(オレンジのギンガムチェックの半袖ブラウスにジーンズの半ズボンに麦藁帽💖)の女性が作業中でした。もしかしてツーリストのインスタ映えを考えてくれたお召し物なのでしょうか・・・と疑ってしまうほど景色に馴染んでいました。


その畑にあった宣伝の看板。時間がなかったので寄りませんでしたが、エッセンスオイルやラベンダーの蜂蜜などを売ってるそうです。


お呼ばれしているおうちのある町からすぐのところに「フランスで最も美しい村」のひとつに選ばれているル・ポエット・ラヴァル村があるので寄り道していきます。


石畳に中世の古い民家が残るフォトジェニックな村です。


こちらは塔があったりしてちょっと立派なおうち。鉢植えの植物もお洒落です。


葡萄の木が日よけになった?アンティークな郵便受けが絵になります。


写真いっぱい撮ったけどキリがないので早送り(^^;


キリがないばかりか、時間もあんまりなくて(11時半から12時くらいに来て、と言われてます)駆け足で村を廻って車に戻ります。


20分弱で到着しました。友達(O君)と新婦Nさんの名前が入り口に立てかけてある民家が田舎道の奥にありました。わたしは初めて来る新婦さんの実家です。


広大なお庭にはオリーブの木や果樹園コーナーも奥にありました。


な・・なんかすんごい豪邸なんですけどΣ(゚Д゚)


広いお庭のおうちに近い辺りにパーティースペースが設けられています。専門のイベント業者に依頼したようです。


真ん中がJUST MARRIEDなO君。その親友たちと。昨日は150人ほどの招待客だったそうですが、今日はその半数以下だとか。それでもそれだけの人数を招待できるお庭ってすごいです・・・新婦Nさんは出たがりではないので残念ながら写真はなしです。


おうちのテラスの部分もステキ😻お庭がなくてこれだけだったとしても既に満足なんだけど(@_@)


荷物を置かせてもらうのにおうちの中にもお邪魔しました。インテリア雑誌そのまんまといった趣味の良い内装です。


台所に新婦の両親、祖父母がおられたのでご挨拶しました。台所も広くておしゃれです。


再びテラスに出てきます。田舎の高級コテージのようです。


お庭に置いてあったミニチュアの小屋。中はミニチュアの台所になっていましたがえらいリアルでした。可愛すぎる💕


コーヒー?紅茶?それとももうワインいっとく?と聞かれましたが、テーブルに地元産のアプリコットがあったのでむしろそれをいただきました(^^; 久々に食べる、完璧に美味しいアプリコットでした。


テーブルには朝6時まで続いたパーティーに最後までいたツワモノたちが短い休憩を経て既に復活しています。歳はわたしと同じ位か少し若い程度なのですがフランス人、元気でいつも驚かされます。
新郎新婦へのメッセージカードを書いているところです。


お楽しみのお料理は、ケータリング業者と新婦の家族の手作りとのコラボでした。写真に撮り忘れましたが、ケイク・サレ(塩味のケーキ)と呼ばれるオリーブやらベーコンやらハーブやらを使った塩味のパウンドケーキが何種類もあり、どれもおいしかったです。たくさんの種類焼くの大変だったでしょう?と新婦のNさんに聞くと「何日か前から1日2種類くらいずつ焼いて冷凍しておいたのよ」とのこと。
メロンも南仏のものでめちゃくちゃ甘くて美味しかったです。


ちなみにわたしは左下の写真に写っているルブロッション(平たいやつ)と円筒形のチーズを差し入れに持って来ました。円筒形のはその数日前にサヴォア県の農協で買ったボーフォールチーズの中心部です。こんな珍しい切り方をしているのは初めて見たので買いましたが、一般的に大きなチーズは真ん中の部分が一番おいしいと言われているのです。
ルブロッションはその1週間前にオート=サヴォア県の生産農家で買ったもので両方超おいしいので自信を持って持参しましたが、招待客にも喜んでもらえたようでわたしも嬉しかったです。


美味しいもの尽くしでちょっと飛ばしてしまったので(^▽^;) デザートまでプールで軽く休憩です。


休憩・・ビール付きです(^^ゞ
乾燥した気候ではあるものの40度近い猛暑だったので何度かプールに入りました。


あ~さっき食べたもの、ちょっと下りてきて胃にデザートのスペース出来たっぽいな・・・でも動くの面倒。って思ってるとデザートが自らこっちにやって来てくれました✨


カスタードクリーム入りのミニシューと・・・


マカロンが散歩してきてくれました(^▽^;)


極楽じゃ・・・


招待客へのお土産コーナー。小さなサッシェにはヌガーが入っていました。


まだ夕方ですが、遅くなると高速が渋滞しそうなので早い目においとまします。


ラベンダーのブーケをもらいました。いい香り♬


助手席のカバンの上に置いていたのですが。。


ラベンダーってめっちゃポロポロ落ちるんですね(;´・ω・)
こんなことになってしまいましたが、車の中は良い香りで満たされました。
早くに出たおかげで全く渋滞に巻き込まれず1時間40分ほどで帰ることができました。

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