フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ロシャイユ(3022m)、再び近付くも撃沈(;´Д`)

先日の日曜日のハイキング記です。うちから2時間と比較的近場のエクラン国立公園の北限のあたりにやって来ました。目的地だったロシャイユ(3022m)への登山コースにとても急で雪がしっかり残ってる所がありアイゼンなしでは難しそうに見えたため、あっさり諦めて稜線で繋がっている部分まで登ってきました。


約2800mちょいの地点になります。すぐ隣がロシャイユですが、ご覧の通りこちらからの稜線は狭くてギザギザで登っていくことはできません。頂上にはもっと手前の隙間みたいになったところ(わたしが遠くから見て無理と思った地点)から裏側に入り込みアプローチすることになってるようです。


隣の少し高くなったところ(地図上での2859mの地点)まで登ってみました。ここが本日の頂上ということにしておこう・・・


ローヴィテル湖


お酒の香りづけにも使われる薬草、ジェネピ。


モン・ブラン


エギーユ・ダルヴ


ピック・デュ・コル・ドルノン(中央やや左)とジェネピ。


さて、景色もさんざん楽しんだのでそろそろ下りていくことにします。出発地点のヴィラ―ル・ノートル・ダム村が遠くに見えます。
でも・・まだ11時になったところなんですよね。どっかでお昼食べたとしても2時台くらいに駐車場に着いちゃいそうな感じです。ちょっともったいなくない・・?
そうだ、アイゼンないと無理だろって思ったあの隙間みたいなとこ、近くまでちゃんと見に行ってみよう。


案の定、どっから登ってきたのかまるで覚えてなくてベストでないおかしなところから下り始めてしまい勝手にアドベンチャーする羽目に・・まぁいつものことです(^▽^;)


あれ、誰かの落とし物が。。劣化してしまった真冬用の手袋です。山スキーヤーさんのものでしょう。


落とし物ふたつめ。これは何かの部品です・・・Hiverna、何か分からなかったのでググってみたらアンティークな木製スノーシュー(まあカンジキって言った方がよさそうな)でそんなメーカーがあったようです。いまどきそんなん履いて歩いてる人は見かけたことがないんですが。つまりそんな時代の落とし物?Σ( ̄□ ̄|||)


上りは写真の上の方に写っている岩と草のゾーンを通ったので歩きやすかったのですが、最短距離で件のロシャイユにアプローチする雪の溜まった隙間に向かうために石ゴロゴロゾーンをひたすら下りていきます。思った以上にしんどい。。中途半端な大きさの石なので変に踏むとバランス崩して転びそうになるのであまり早くも歩けません。てか2度ほど転びました(;´Д`)

いやーな斜面。これで200mか250mくらい下りました。


はー、登りの倍以上疲れて下りてきました。問題の隙間はすぐそこです。ここから見ると、まだめっちゃ急な斜面に見えています。


それが・・・驚いたことに、近くで見ると大した斜面ではありません。しかも雪の右隣の辺を登ることもできそうです。
なーんだ、全然行けるやん!!その続きのことはここからは見えないから何とも言えないけど。ちなみに右奥に見えているのは頂上ではありません。ロシャイユへはここから左に回り込むことになります。


こんなんだと分かってたら初めからこっち来てたのになぁ・・・
遠くから見た時よりもずっと緩やかな斜面だとはいえ、雪の上はさすがにズルズルと滑ります。右側の雪のない斜面から登ります。


切れ目から反対側に回り込む瞬間。ドキドキ。。


じゃじゃーん。こんなところが待っていました。向かいの山肌は少し土柱っぽくなっています。湖があってもおかしくなさそうな地形ですが、残念ながらただの窪みです(^^;)


2400m台ですがかなり雪が残っています。四方を山に囲まれているため雪融けが遅いのでしょう。


この左の憎たらしい岩の塊がロシャイユです。どうやらコース的にはこのザラザラのザレ場を盛り上がったところ→岩壁ギリギリのとこ、そして裏に回り込んで稜線部分から登るみたいです。。。標高にして600mほど、1時間半か2時間といったところでしょうか。
早朝から既に合計で1600mほどの高低差、時間にして6時間近く歩いています。標高差そのものというより、この忌々しいザレ場岩場にアタックする気力が・・気力がありません💦 ザレ場はズルズル滑りながら登ることになるだろうし、ギザギザの稜線部分では緊張感を強いられることでしょう。朝一番の体力的気力的に元気な時でないと無理です。
やっぱり撤退_| ̄|○


このまま帰ると思いきや・・また代わりの何かないの?と探し出します。
どうにかしてる・・💧
次に続きます。

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