フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

水曜日に山に行く人 (その3・最終回)

前回、水曜日に日帰りで行ったサヴォア県はアルヴ山塊のエギーユ・ド・レぺスール(3230m)への登頂直前のところまで書きました。
最後ちょっとドキドキする幅の狭い尾根でしたが特に危険なこともなく、13時頃頂上に到着。


頂上\(^_^)/
今年5回目となる3000m以上の山への登頂です。


本日のメインキャスト、エギーユ・ダルヴの皆さんが真正面に。


日曜日にハイキングに行ったヴェルコール山塊から眺めたエギーユ・ダルヴ(左)


エクラン国立公園方面の北部から中部にかけて。中央やや左奥に白く出っ張っているのが最高峰のバール・デ・ゼクラン(4102m)


北エクランのスター達、メイジュ(3984m)とラトー(3809m)にズーム
いつ見てもお美しい・・・
ちなみに日曜日にヴェルコールから見えたメイジュ👇


それと8月に麓を歩いた時のメイジュ👇

メイジュも形からして分かると思いますが、アルピニストにしか登れない山です。でもこのときは麓、2800mくらいの地点まで歩いて近づきました。近くて遠い存在ってやつですね(´Д⊂
・・・思い出話はここまでにして、雪の世界に戻ります。


イタリアに近いセルス山塊


手前は地元スター、グラン・ガリビエ(3228m)。左奥にはロッシュブリュンヌとモン・ヴィゾ。


そしてスーパースター、モンブラン


パノラマもひととおり楽しんだのでお昼ご飯にします(*´▽`*)
頂上付近は雪が固くなっていたのでアイゼンを付けました。



そう風も強くなく、とっても気持ちよく1時間ほど頂上でゆっくりしました。数日前から冬時間になったし日が暮れるのが断然早くなったのでそういつまでもここにいるわけにはいきません。


先ほど登ってきたのは南壁になるので雪は少なかったのですが、せっかくアイゼンをつけたことだし雪が多く積もってる東側から降りようと思います。傾斜はむしろこちらの方が緩やかな気がします。


ちょうどいい岩がぽつんとあったのでセルフタイマーで1枚。
やっぱり平日ということもあってかお天気はいいし雪もまだ少ないのに、この日は朝に出発地点の村周辺でひとりハイキング客にすれ違ったきり1日中誰にも会いませんでした。


かなり下りてきました。そろそろ朝登ってきたあたりに戻ろうと思います。


少しずつ下りつつも目を皿のようにしてケルンを探します。
あったあった、これ(写真右下)ケルンだ~


このように👆ぼちぼちあるケルンですが、小さすぎて結構頻繁に見落とします(~_~;)
特に急いで歩いていると…。雪で道が隠れているというのも手伝ってこの後見失いました(;´Д`) でも方角は分かるので適当に下りていくと間もなく土と草のゾーンに戻ってきてそうなると道の形が遠くからでも見えるのでそっちを目指すことができました。


山小屋まで下りてきました。(´▽`) ホッ
しかしだいぶ日が傾きつつあります。


ここから駐車場はノンストップで下りるので最後におやつ休憩を。


朝通ってきた谷を緩やかに下ります。秋の夕暮れは草の色がきれいです。


無人になったシャレー


こっちは完全に廃墟になったシャレー。遺跡みたいになってます。


パンジーがポツンと咲いてました


どんどん日が暮れていきます


谷の底、車を停めている村「おやすみ(Bonnenuit)村」(1670m)にはあかりが灯されつつあります。
その手前の集落(写真右下)に湧水を汲めるところがあったので空のペットボトルを出してきて清らかな水をリヨンまで持って帰りたいと思います。


水も汲んだことだし急いで村まで下ります。これ水汲み場の前だけど、暗くて写ってません(-_-;)


最後に川に落ちないように気を付けます(;´Д`)


ランプまで登場しました。冬時間って怖い・・・


あ~無事車まで戻って来ることができました。これ、まだ18時過ぎくらいなんですがもう真っ暗…日曜日に冬時間になるまでは18時でもまだそこそこ明るかったんですが。危うくおやすみ村でおやすみ💤になるところでした^^;


高速に入る直前のサン・ミッシェル・ド・モリエンヌに農協のショップがあるのでボーフォールとシェーヴル(山羊)チーズを買って帰ります。閉店(19時)の数分前に滑り込みセーフでした(^^;


ただいま~(^^) 21時ちょっと前に帰宅。
これでしばらくはボーフォールを楽しめます。先週のワイン物産展でサヴォアの白をいっぱい買ったところだし完璧です♬


水曜日のハイキング、3回シリーズになってしまいましたがもし全部読んでくださった方があれば、ありがとうございますm(__)m

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