フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

家族3人で南仏の山に遠征!

今月上旬に「今シーズン最後?」というタイトルで子供たちとテント泊した時の様子を記事にしましたが、「?」が物語っていた通り、10月21、22日にもう一度行ってきました(^▽^;)
日月だったのですが、子供たちも学校が秋休みに入っていたため(大学生の長男1週間、高校生の次男2週間)3人で行くことが出来ました。今月初めにテント泊した時は「もうさすがに寒くなってくるし天気も悪くなってくるだろう…」と思っていました。これを書いている10月末はお天気が荒れ気温も冬並みに下がって山では雪というか吹雪いてますΣ(゚Д゚) いくらわたしがクレイジーでもテント泊など夢にも考えないお天気ですが、ほんの10日前には信じられないほどのいいお天気が続いていました。


今回は片道5時間弱かかるオート=ザルプ県のイタリア国境になる地方が目的地です。高速は1時間弱で後はほとんど風光明媚な山道ばかりというドライブの要素も強い1泊旅行ですので、ドライブ中に通る場所や途中で食べるご飯(外食はほぼしない主義です😅)にも注意を払って計画を立てました。と言っても、何日も前から準備したのではなく前日の夜仕事から帰ってからだったので(^▽^;)持ち物の準備を終えて寝たのは夜中の2時半を過ぎていました💧
うちから約2時間半のロータレ峠で朝ご飯を食べたかったので、日の出の7時半を目安にうちを5時に出発。


7時半過ぎ、ロータレ峠(2058m)に到着です。
右がロータレ峠の駐車場になります。そのほんの少し下りたところにあるハイキングの出発地点にもなる小さな駐車場に車を停めました。少し周辺を散歩します。


秋色の山肌を朝日が照らし始める心がウキウキする時間帯です。


わたしのお気に入りのテーブル✨ 駐車場の奥にふたつあります。次男は自分の一眼レフを持って来ました。しかしお天気はいいものの、標高2000m以上なだけあって寒ーい!!早く温かいもの飲もう~~


山とこんなに美しい空を見ながらの朝ごはん、山小屋に泊まったわけでもテント泊をしたわけでもなく単にドライブの途中に車から降りてささっと実現できてしまうのですから峠道路万歳です。


リヨン名物の赤いプラリーヌ(砂糖がけアーモンド)入りのブリオッシュ、オレンジジュース、子供たちはココアでわたしはコーヒーという朝ごはんです。わたしはうちを出る前にも食べていたので2度目の朝ごはんになります(^^;


ベック・ドム、ロータレ氷河が朝日に照らされます。綺麗な景色でさらにお腹が満たされます⁉


一度出発しましたがフロントガラスに虫がいっぱいくっついて汚れがひどかったので景色が綺麗なところを走るのに残念過ぎるので、ちょっとガラスを拭くために峠のメインの駐車場でもう一度停まりました(;'∀')


さて、南に向かいます。オート=ザルプ県第2の都市ブリアンソンに向かう県道です。奥の山のラインの、左に尖がってるのは8月に同僚と登ったロッシュブリュンヌ。その麓近くに位置するイゾアール峠が次の経由地です。


秋から冬に向かって少しずつ移行していく風景を眺めながら気持ちの良いドライブを続けます。


ブリアンソンを通り、イゾアール峠方面に向けて県道はどんどん高度を上げていきます。
色付いたカラマツがとってもきれいです。


途中、ミッションがひとつ・・・
前回3人で出かけた帰りに拾って帰った焚き火用の木の枝を車に積んでいて、それもそこそこあるのですが、夜寒そうだし足りないと嫌なのでもう少し拾っていくことにしました。今日テント泊するつもりでいる周辺は標高が高く、地図を見ても周辺に森などなさそうなので、こうやって前もって拾っていくのです( ̄▽ ̄;)


初めは車の中でボーっと待ってたんですが、なんか虐待みたいかと思って💦わたしも参加。長い枝は運びやすいように折ります。


たっぷり集めました。


さて、イゾアール峠に向かいます。


峠道路の始まるル・ラウスの集落。可愛い古いおうちがいくらか集まっています。峠道路が冬季閉鎖されるのはこの地点からになります。


去年の12月にスノーシューしに来た時、同じ場所にて。ここに車を停めて歩き始めました。


峠に着く直前。右に写っているのは19世紀に創業のナポレオン山小屋。この地方の主要な峠にナポレオン3世の時代に5軒作られた旅籠のうち、現存するもののひとつです。


大体同じ角度から12月に撮ったもの。まるで別の場所のようです。


イゾアール峠に到着します。


同じ場所。スノーシューで(*'▽')
でも、この日は峠道路を登ったのはナポレオン山小屋からのみで、その前はぐるっと遠回りで森の中から上がってきました。ものすごーくきれかったのです✨とってもいい思い出・・・👇

とってもいいお天気だったけどペットボトルの水もガチガチに凍るマイナス15度とかそんな気温だったのでした(;゚Д゚)


イゾアール峠に到着しました。2360mで峠道路としては国内で5番目の高さになっています。


有名な峠なのに・・日曜なのに・・最高のお天気なのに・・誰もいません(;´∀`)
10分ほど休憩です。


イゾアール峠はブリアンソネ地方(今来た方)とケラ山塊(今から下りていくほう)の境界線になります。これは、ケラ方面を臨んで。


ケラ山塊は地方自然公園に指定されています。


峠を越えて初めのうちは乾いた感じのザレザレの景色ですが・・・


色付いたカラマツの森の中を駆け抜けます。


景色のよいところには大抵数台停められるスペースがあり、テーブル席がひとつふたつ設置されているのが親切です。わたしたちも、何の予定もなければこんなテーブルのひとつでピクニックでもよいのですが、今日は決めていることがあるのでお楽しみです。


だいぶ下りてきて、眼下にこじんまりとした村が見えてきました。ブリュニッサール集落です。峠道路の始まる地点になります。


2年前、ケラ山塊デビューした11月にスノーシューしたのは実にこのすぐ近くだったのでした。今下りてきた峠道路は当然既に閉鎖されていたので、この地域には遠回りでぐるりとやって来ました。


峠道路から下りたのち、山間の道を走ります。17世紀末に有名な建築家ヴォーバンによって要塞化された古城のあるヴィル・ヴィエイユを通過します。



あんまりまだ進んでないんですが(^^; 長く書く時間がなかなか取れないので、ここで一度投稿します。

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