アニエル峠(2744m)近くでチーズフォンデュ
10月21、22日に子供たちと一緒に南仏の山まで遠征した時のお話です。
行き先はその2週間前に土日休みがあった時に行こうと思って、でもお天気が悪くて行けなかったアニエル峠方面。標高2744mで峠道路としては国内2番目の高さになります。うちから5時間近くかかりますが、高速はリヨン~グルノーブルの1時間弱で、あとは景色の良い山道、特に峠道路をハシゴするドライブ的要素も大きな今回の旅です。
ツール・ド・フランスでも有名なイゾアール峠を越えてケラ地方に入りました。いくつかの山間部の町や村を抜けた後、いよいよアニエル峠道路に入ります。峠道路にはサイクリストさん向けに現地点の標高、傾斜、目的地(峠)までの距離が示された小さな看板が時々立っています。
はい、ここでイタリア方面に左折(≧∇≦) 峠はイタリアとの国境になっているのです。
ただし、峠道路のイタリア側は既に冬期閉鎖期間に入ったと数日前のニュースにありました。こちらから峠に向かう分には問題なさそうです。
標高2000mに近い辺りにふたつ村がありました。
その後は荒涼とした景色の中を走り抜けます。
峠付近。左手に面白い形の山がふたつそびえています。手前のは明日登るつもりをしている3200m台の山です。裏側はかなり雪が積もっているけれど、こっち側の斜面を登るならまあ大丈夫っぽいです。もし難しそうなら他に適当なところを探して歩こう・・・
11時過ぎ、アニエル峠に到着しました。ここに来るのは初めてです。これで今シーズンにフランス国内の標高の高い峠道路、1位から5位まで全て制覇\(^_^)/ まぁ自転車で登って来たわけじゃないですから、特に自慢できるような話でもないんですが(^^;
看板(イタリアのものです)にはバイクや自転車のクラブのシールがいっぱい貼られています。
ところで、👇これはわたしがよくチェックする峠道路の情報サイトなのですが・・・
この日はまだアニエル峠も、そのすぐ直前に通過したイゾアール峠も開いていたのですが、1週間もしないうちに雪のため閉鎖(Fermé)されました(+_+) これらの標高の高い峠道路は年間5か月弱しか開通していないのです。
追記・・・
11月2日(金)現在のアルプス(南方面)の峠道路の状態
👇
2、3日でまた多くの峠道路が冬季閉鎖期間に入ってしまいました・・・
さて、10日間ほど時間をさかのぼって、お天気が良く雪もまだ積もっていなかった10月21日・22日の週末に話を戻します(^^;
国境の石碑
サイクリストさんの木の彫刻がありました。ここケラ地方は林業が盛んできれいな彫刻が入った家具や民芸品、おもちゃなどが特産品です。
今日はわたしの運転でしたが、15歳から取れる仮免を10月上旬にとったばかりの次男が明日は運転して帰ることになっています。
峠道路、イタリア側が閉鎖されているというわりには、ここからしばらく下りていくには問題なさそうです。もっと低い位置でバリケードなりなんなりで閉まっているのでしょう。少し下りたところに小さな池があるのがご覧になれると思います。うちで地図を見ながらピクニックする場所候補地として目星を付けていたのです。子供たちに聞いてみます。「あれなんかいんちゃうの?」
峠からほんの少し下りたところに2、3台停めれそうな駐車スペースがあったので体力温存(^^;のために車で移動。そこからピクニックに必要なものだけ持って歩き始めました。山小屋があり(閉まってるようでしたが)その看板がありました。
うーん、なかなかよさそう。
振り返って。中央左に見える白い建物が、山小屋。
朝7時半に標高2058mのロータレ峠で朝ご飯ピクニックした時はものすごく寒くて日中はどうなるのかと不安でしたが、とてもいいお天気な上、風もあまりなくポカポカしているくらいです。
メニューは・・・夢にまで見た屋外フォンデュですよ(≧∇≦) チーズは農協で購入のボーフォールです。
風が少ないとはいえ、まずは石で風よけを作ります。
ワイン担当者(^▽^;)
ポテチやサラミをつまみつつのんびりと。
この時期、しかも標高の高いあたりはもうお花はないのですが、ポツンと咲いていたジョンシアン。
フォンデュ鍋は固形アルコールで温めるのですが、うちでやるときはまずガス台で沸騰させた白ワインの入った鍋に小さく切ったチーズを入れて中火以上にしばらくかけてよく溶かしてからフォンデュ台に移します。そのことをすっかり忘れてフォンデュ台と鍋だけ持って下りてしまい、これでは火が弱すぎて白ワインにチーズがちゃんと溶けません。おろしチーズなら何とか溶けるかもしれないですが、残念ながらナイフで切ってるので💦
車までダッシュでジェットボイルを取りに戻りました(;'∀') 車まで10分ほどだったので助かった・・・
もうひとつ忘れたもの…かき混ぜる木のへらです。仕方ないのでパン切りナイフ(なんてものは持って来たのに💦)でギザギザでない方を下にして底を擦らないように注意しながら混ぜました。何とかいい感じに乳化した状態になってきました(´▽`) ホッ
サラダやドレッシングは抜かりなく持って来ました。
いただきまーす✨
気温が低いせいか、途中ときどき鍋の温度が下がりすぎることがあったので生ハムなどが乗っていた厚紙を乗せて中が冷えすぎないように調整。
デザートはマドレーヌです。
岩の上にカメラをおいて記念撮影。
お昼のピクニックだけでひとつの記事にしてしまいましたが、この後ようやくテント泊に向けてハイキングです(^^;