フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

スノーシュー2日目・ユバイ渓谷♬

11月末にひとりで出かけた南方面のユバイ渓谷への1泊遠征ハイキング旅行記です。
2日目、民宿を出たのは8時半を回った頃でした。8時くらいまでには出るつもりをしていたのにあまりに快適すぎてダラダラとしたい誘惑に負けました(^^; 


民宿のある小さな村から県道に向かう途中。何かの果樹園のようでした。


四方を山に囲まれた美しい地方です。


ヴァルス峠道路へと入ります。2111mと、フランスで10番目に標高の高い峠道路ですが通年開通している峠道路としては一番高くなっているようです。開通しているけど、チェーンかスタッドレスが義務、という表示です。


運転しているだけでもワクワクします。


峠が近くなっているような感じの景色です。


景色の写真を撮るのに停車していると除雪車が。乗っていたおじちゃんたちが窓から身を乗り出して挨拶してくれました(^▽^;) 


峠に着く少し手前に車を停めます。既に3、4台停まっていました。


わたしが停めたすぐ手前の車から男性ふたり女性ひとりの山スキーヤーが下りてきて準備中でした。30代くらいの気さくな方たちでしたので、おしゃべりしながらわたしも準備しましたが、わたしよりも先に歩き始められました。


峠道路にはこのようなサイクリストさん達向けの道しるべが立っています。県道902号線、「ヴァルス峠まであと1キロ」「現在地の標高 2032m」「傾斜は7度」という情報が書かれています。


ここから道路を出ます。


小川が雪の下を流れています。小さな橋がありました。ということは夏山のコースでもあるのでしょう。


歩き始め。道路の方角を振り返って。スキーヤーさんのトレースがたくさんあります。ちなみにスノーシューのトレースもひとりぶんくらいあったのですが、まもなく見当たらなくなってしまいました。


ナナカマドの一種だと思います。この日は風はほとんどありませんでしたが、吹き荒れる日もあるのでしょう、枝が風に吹かれたような形に育っています。


紅白になっていてちょっとかわいい。


・・のですが、今日も残念ながら新雪ズボズボを避けられない模様です。まだ数分登っただけなんですが、既に疲れた・・・


スタートから30分くらい登った地点で振り返って。森というか、木のまとまって生えているエリアの横を歩いてきました。


歩いている左の斜面の上のほうから声がします。よく目を凝らして見てみると、二人組のスキーヤーが嬌声をあげながら滑り降りてくるところでした。スキーヤーさんはみんな早起きですね(;'∀')



そこの斜面を滑り降りてきた人たちは別にして、先ほどの3人組を含む多くのスキーヤーは谷の奥にある2900mほどの山頂を目指すみたいです。わたしも昨晩地図を見ていた時はそうしようと思ったのですが、今日も昨日同様のズボズボ具合に辟易してしまいました。なので、プラン・ベー(plan B、フランス語で妥協策、みたいな意味)であるもっと手前にある稜線上の高くなっているところを目指すことにしました。
山スキーヤーさん達のトレースを離れてズボズボと登っているところです。


相変わらずのズボズボ具合です。


稜線までもう少し・・・ちょっと急になってきたけどあとひと頑張りです。


よっしゃ~(*^▽^*)


稜線も幅がそこそこあるので、そっちの端まで行ってみたいと思います。

ま、景色的にはあんまり変わらないけど気分的に(^^;
2407mのこの地点が本日の頂上ということで。山スキーヤーさん達のようにもっと奥の高いほうまで行きたかったけど、それすると時間的にゆっくりご飯食べられなさそう(前日のお昼ごはんは雪多過ぎ&強風で省略😭)&帰るのが遅くなり明日朝仕事早いのでキツい&帰り道も運転4時間ちょっとかかる、などのネガティブな条件が頭をぐるぐる駆け巡って、早い時点で諦めてしまいました(;´・ω・)


フリーズドライの美味しいお味噌汁。もちろん日本で購入しました。


マジ美味い😻


デザート代わりにイチゴジャムのクッキー。


暖かい、とまでは言えないまでも風がなくて快適です。昨日とえらい違いです。

気持ちよくて景色も良いのでこの場所に1時間近く滞在しました。



次回は下山&帰り道編です。

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