アヌシーまでフィリップ・リゴロさんのケーキを食べに行く

2019/02/08 08:19

1月末に大規模な外食関係の見本市のためにリヨンを訪れていた日本の製菓・パン学校のMさんのお供をさせていただいたときのお話です。
3日目も見本市に行く予定でしたが、変更でリヨン市内でのミーティングになりました。

市内のホテルのロビーにて有名パティシエ（ショコラチエ）のカンタン・バイィ氏とのミーティングです。

早速「何か飲まれますか？」と聞かれたので遠慮なく「じゃあコーヒーを」すぐに注文して自ら運んできてくだいました。イケメンなだけでなくおいしいチョコレートを作る才能も若くしてお店を経営する才能もあり、おまけに気も利く✨

カンタンさんは日本のサロン・デュ・ショコラに2年連続で出展。東京から帰って来て速攻クープ・デュ・モンドの仕事でとってもお忙しそうでした。彼自身、同大会の2013年の優勝チームメンバーでもあります。
落ち着いていて、爽やかで素敵な方でした。
さて、このミーティングを終えたところでMさんのオフィシャルな出張業務は終了。わたしの通訳業務も終了(*´▽｀*)まだお昼前、この後どうしますか？？昨日から少し考えていたのですが、有名パティスリー「フィリップ・リゴロ」がある風光明媚なアルプスの麓の町、アヌシーに行くことにしました。リゴロさんもかつてクープ・デュ・モンドで優勝しており、2大会前から同大会の実行委員長を受け持っておられます。

アヌシーだけではもったいない！その前にすぐ近くのアラヴィ峠まで行きましょう！と提案します(￣▽￣;)そんな風に「地球の歩き方」には載ってないかもしれないですけどせっかくの機会です。ってアヌシーからさらに車で40分くらいかかるんですけどね(;^_^A
前日に雪が降ったばかりなので木の枝まで真っ白できれい✨

スキー場のある町、ラ・クルザを抜けて・・・

峠に近づいてきます。

そこらへんに車停めてスノーシューしたい気分です（トランクにスノーシューもストックも入ってる）😅

アラヴィ峠に到着。小さなチャペルがあります。

Mさんがお土産屋さんに入りたいということで一緒に。可愛いモービルがあったので取り外してもらっています。

お土産屋さんなんて一人じゃ絶対に入らないんだけど、案外かわいいものがたくさんあってついついマーモットの絵のマグカップを購入(^_^;)

峠に2軒あったレストランの一軒でお昼ご飯に。ネットで調べて良さそうと思ってた店は夏の間だけのオープンのようで雪に埋もれていました＿|￣|○
わたしはサヴォアの赤ワイン「モンドゥーズ」（フランスは運転するのにもワイン1杯分に当たるアルコールは許容されています）Mさんは桃のシロップ入りレモネード。これも地元産のレモネードでした。

料理もサヴォア料理・・とキメるのが普通なんでしょうが、わたし達のチョイスはまさかのタジン(^▽^;)「本日のお勧め」だったのです。野菜多めに入れてください、とお願いしました。とっても美味しかったです。

レストランから出るとさっきまでの青空はどっかに消え失せて掻き曇ってきていました。
アラヴィ峠の看板。サヴォア県とオート＝サヴォア県の県境に当たります。さっき到着したときに正面にどどーんとモン・ブランが見えていたのに「後から撮ればいいや」とのん気に構えていたら雲を被ってほとんど見えなくなってしまっていました(つд⊂)ｴｰﾝ

峠を下ります。アヌシーへ向かう通り道だということで寄ったのは・・・

行きつけのルブロッション農家です(;'∀')
いや・・その・・:(；ﾞﾟ''ωﾟ''):フランス伝統食文化を～日本の方にも～～知ってもらおうかと～・・（自分が買いたかっただけだろ？という意見は置いておいて。。）

最高においしい農家でいつもここで買います。さっきレストランを出るときに電話で連絡しておきました。個人のうちなのでいないときもあるので・・・

わたしは５つ買いました。うちの地下カーブにて。
なんとMさんもひとつ購入～なんか嬉しかったです(#^.^#)真空パックをしてもらえます（20サンチーム）。後日「とっておいしかったです」とメールで連絡がありました💕

いつも見かけないんですが今回サラミもあったので（もちろんここの手作りです）普通のものとスモークのものとを購入。あ、完全にいつもの買い物モードに入ってますね💦

アヌシーに到着。地下駐車場に車を入れて町の中心部を少し散策します。

古いアーケードがあちこちにあります。

旧市街地には運河が流れています。

運河を辿っていくとアヌシー湖にでてきます。冬で天気も曇っていて寒々しいですけど（そして本当に寒かった）、気候の良い季節には多くの市民や観光客が湖畔で散歩やピクニックをしたりとくつろぎの場になります。

可愛いものに対する嗅覚があるMさんが見つけたお店。

地元のアーティストの商品を中心に集めたセンスの良いお店でした。ほっこり系の食器が所狭しとぎゅうぎゅうに並んでいます。Mさんがご飯茶碗にもなりそうなカフェオレボウルを買われていたのでわたしも影響されてお買い物してしまいました(^-^;

フリップ・リゴロの新しいティールームでお茶していくことになりました。

とってもガーリーな内装。

お菓子はショーウインドーから選びます。本店のものと品ぞろえが少し違うようです。

リゴロさんがキャラになった(@_@)チョコレートのついたビスケット。

わたしはリンゴのお菓子、Mさんはチョコレート＆ラズベリーのお菓子にしました。紅茶はダマンのものとオーガニックの別のメーカーのとがありました。

リンゴ飴のように見えますが、中はムースとコンポート。
とっても美味しかったです。
さて、そろそろ車に戻りますが、わざわざリゴロさんの本店のすぐ近くの駐車場に車を停めています(^^;)

こちらが本店。何度か来たことがありますが3年ぶりくらいかもしれません。

子供たちへのお土産用（プラスわたしにも、で3つ😅）買おうと思ったらMさんが「わたしからお子さん達に」と払ってくださいました。もちろん他の食事などもすべて払っていただいてるのですが、個人的なものなのに恐縮です・・ありがとうございました。
面白いケーキをひとつ選びました。ハンバーガーをイメージしてあります。パンはビスキュイ、チーズは薄いフルーツゼリーのようなもの、ハンバーグはチョコのムース？ガナッシュ？でレタスはホワイトチョコです。他にメレンゲ付きレモンタルトとトロピカルフルーツのケーキと。どれもめちゃくちゃおいしかったです😻上品でセンスが良くて味のバランスも良くわたしの好きなお店のひとつです。