フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

夏山満喫&テント購入! 2018年総まとめ 7~9月編

☝去年撮ったmyテントの写真で一番気に入っているものです(#^.^#)


去年の夏の一大イベントはテントを購入したことです。今のペースで山に行くようになり約4年になろうとしていますが、テントは「重たい」そしてわたしは「寒がり」なのでテント泊なんて自分には無理だ、と思い込んでいました。有人山小屋や避難小屋で満足していたのですがテント泊するようになって新たな山の楽しみ方ができました。


7月8日 タランテーズ山塊 ノワール湖~リュイトール山小屋  高低差約900m

受験勉強が忙しくてしばらくハイキングに不参加だった長男ですが、5月6月の試験で志望校に合格し久々に参加してくれました。ちょっと遠い目なのであまり行かないサヴォア県タランテーズ地方で1泊ハイキングです。まだ雪の多く残る3000m級に囲まれた美しいエリア。雪融けの湖や水たまりを愛でつつ山小屋へ。長いコースでしたが変化に富んで飽きませんでした。


7月9日 リュイトール山小屋~プチ湖(2400m)~駐車場 高低差約500m

シーズン入りしてるのに日曜晩だったせいか山小屋の宿泊客はわたし達だけでした。小屋に荷物を置いて少し上ったところにある美しい湖にハイキングしたあとはピクニックを交えてゆっくりと帰途へ。翌朝日本に里帰りだというのに農協で爆買いしてしまったボーフォールチーズが最高においしかったです(*'▽')


7月27日 セルス山塊  ペイロン湖~モン・タボール山小屋 高低差約700m

日本での2週間の里帰りから帰ってきて中1日で2泊3日のハイキングに出発です。長男の彼女Mちゃんも参加してくれました。


7月28日 セルス山塊  モン・タボール山小屋~バタイエール峠(2787m)~レ・マルシュ山小屋 高低差約650m

湖がたくさんあるのも魅力のセルス山塊。この日も3つの湖を経由して次の山小屋へ移動します。峠を越えたあたりと山小屋に着く寸前に雨に降られてしまいました(^^;) パオのような山小屋の離れで寝たもの楽しかったです。


7月29日 セルス山塊 レ・マルシュ山小屋~サラザン峠(2844m)~駐車場  高低差約800m

周回だったので行きとは違うルートから駐車場へと戻ります。サラザン峠は今回のハイキングで一番標高の高い地点でした。この日もいくつかの水溜り的小さな池を通過しながら変化に富んだ風景を楽しみつつゆっくりと下山しました。


8月5日 セルス山塊  湖経由でポワント・ド・セルス(3098m) 高低差1130m 

子供たちも一緒のハイキングは楽しいんですけど、彼らが嫌がらないような高低差少な目のところを選ぶようにしているので、たまにガッツリ(せめて高低差1000m以上)歩きたくなります。比較的簡単な3000m級と言われているポワント・ド・セルスへ。乾燥した岩々の氷河跡は大好きなパターン。あまり長いコースではなかったので時間に余裕があり、下山後はガリビエ峠道路をドライブして帰りました。


8月12日 エクラン国立公園周辺 2857mと2851mのふたつの「本日の頂上」高低差 約1900m

元々目指していた3000m台の山の途中に雪渓の残る急斜面があり「こりゃ無理だ」と早々に少し違う方向の稜線に登り、そこから下りて近くまで見に行くとそんなに急でない&雪渓も避けられることが判明💦 近づいてみるも続きがしんどそう過ぎて既に1200mくらいの高低差歩いてる今日は無理と判断。その隣にあるゆるやかな?別の頂上でお茶を濁しました。名もない頂上ふたつ(しかもその二つの間に一度数百メートル下りて)登った結果、もともとの目的地に行くよりもずっと大きい高低差になりました。2018年度「もっとも意味不明&高低差が最大」なハイキングだったと言えます。


8月14日 イゾアール峠周辺でテント泊

仕事を終えた夕方4時半ごろ同僚S君と出発、約4時間でイゾアール峠に着きました。標高2361mでフランスで5番目に高い峠道路です。峠周辺は気温9度。風がとても強く少し下りた木の多いところでテント泊。S君のテントでしたが、快適&楽しい(≧∇≦)
この時「わたしもテント買ったる~!」と決意(^▽^;)


8月15日 ブリアンソネ山塊  ロッシュブリュンヌ(3321m)高低差1160m

テント泊したのは翌朝、憧れの山のひとつロッシュブリュンヌに登るためでした💕
聞いていた通り岩々でとっても登り甲斐のある山でした。パノラマも最高!この日は祝日でしたがイタリア人カップル一組、スイス人カップル一組に出会っただけなのが有名な山にしてはとても意外でした。ピストンはせずに帰りは超ザレ場を300m下り湖を経由して帰りました。2018年度「ザ・今年の山」だったと言えます(*´ω`)


8月19日 タイユフェール山塊 ル・タイユフェール(2857m) 高低差約1500m

ロッシュブリュンヌから中3日でまたS君とお山へ。同僚んちのパーティー明けでちょっときつかったのです💦 比較的近場のタイユフェール山塊の最高峰でわたしは2回目でしたが前回は雪のある時(元日でした😅)だったので夏山はまた新鮮でした。


8月26日 セルス山塊 グラン・ガリビエ(3228m)高低差約1100m

次男とS君と3人でお山へ。わたしは2度目になるグラン・ガリビエですが前回は別の駐車場から高低差1550mのキツめのコースだったので今回は比較的楽に感じられました。まだ8月というのに霜が降りて駐車場近くの池には氷が張っていましたΣ(゚Д゚)セルス山塊の最高峰だけあって眺めは最高。下山後はお約束のガリビエ峠道路ドライブ(^^♪


8月28日 ヴェルコール山塊  2姉妹峠~グランド・ムシュロール(2284m)高低差1150m

今こうやってまとめていて、中1日でまた出かけていたりするのを我ながら呆れています( ̄▽ ̄;)
前回がちょっと遠いエリアだったのでまあまあ近場のヴェルコール山塊へ。1年前に来たことがあるバラエティに富んだ歩き甲斐のある楽しいコースです。今回はものすごい数のオスのアイベックスの群れに遭遇。日本で購入の「明石のりラーメン」にこれも日本からおいでのミニパック入りキムチ乗せという最高にラグジュアリーなランチに舌鼓を打ちました。


9月1日  ブリアンソネ地方  クリストル湖(2245m) 高低差約100m

S君に触発されて早速購入したテントの出番です♪ 2日連続の休みがほとんどないのでこの日も土曜に仕事を終えた後、午後の出発でした。重い荷物に慣れていない&歩く時間があまりないため標高のもともと高い峠道路を活用。 グラノン峠(2413m)から出発、むしろ下りることになります😅風がかなりあって湖の際は寒かったので風よけになるようなデコボコのある地形になんとかテント二つ分の平たい地面を見つけてテントを張りました。


9月2日 ブリアンソネ地方  クリストル湖~駐車場 高低差約280m

記念すべき初のテント泊。他に全く誰もおらず(前日も人とすれ違いさえもしませんでした😅)最高の景色を独り占めです。しかし、寒ーい!霜が降りてました。でも寝袋は暖かいのを買っているのでよく寝られました。子供たちも大満足のとっても楽しい1泊ハイキングになりました。


9月3日 シャルトルーズ山塊  シャムショウド(2082m)  高低差(迷ってウロウロしたせいで)約1000m

今、日にちを見ていて・・テント泊からまさかの翌日!?なんでだ?と考えてたんですが多分運よく日月やすみだったんだけど子供たちは月曜学校だから敢えて土曜午後・日で出掛けたんでしょう。で、翌日日帰りハイキングしたみたいです💧しかも迷ったんだ、里山っぽいとこで…お天気はイマイチでしたが、放牧の羊に逃げまくられたり可愛いシャモアに出会ったりラズベリー食べまくりでそれなりに楽しいハイキングでした。軍隊の訓練にも遭遇しました(また)。


9月9日  アルプ・グレ山塊  モン・セチ(3151m)  高低差1300m

またまたS君とハイキングです。今回初めてS君が行き先を決めました。しかし・・それはクライミングの装備がいるんじゃないのか?せめてヘルメットはあったほうが、、というような怖い山でした:(;゙゚''ω゚''): 頂上から下りた後は氷河湖の湖畔で豪華焼肉ランチ✨下山後はヨーロッパいち標高の高いイズラン峠道路をドライブして帰るという充実した1日でした。2018年度「最も怖かった山」大賞です。ちなみに2107年の「最も怖かった山」もS君と登った山でした💧


9月10日 ベルドンヌ山塊 ラ・クロワ湖(2415m) 高低差約600m

記念すべきソロテント泊!仕事が終わって午後の出発だったのでうちから2時間ちょっとで行けるグランドン峠道路から出発。出発地点が1924mなので手っ取り早く高いところまで行けます(;'∀') 湖があって高低差が少なくてうちから遠すぎないという理由で適当に決めた聞いたこともない場所でしたが、思いのほか奇麗なとあでうっとり💕他にテント張ってる人もなく、大自然のなかに自分ひとりぽつんと寝てる、というのが不思議な気がしました。雲一つない晴天でお月様も新月だったようで天の川がきれいに見えたのにも感激でした。


9月11日 ベルドンヌ山塊  ラ・クロワ湖~ラ・クロワ峠~駐車場  高低差約200m 

平らな場所がなかなか見つからなくて水際ギリギリにテント張ったので朝寝ぼけて落ちないように、ということだけ念じて寝ました(^^;) 美しい湖畔で目覚めて至福の朝ご飯✨ 湖からすぐ近くの峠まで登ってからゆっくりと駐車場まで帰りました。グランドン峠からすぐ先のラ・クロワ・ド・フェール峠を経由(ツール・ド・フランスもよく通るルートです)して美しい道路のドライブ&ピクニックを楽しみつつゆっくり帰宅しました。


9月16日 ベルドンヌ山塊 ラ・クロワ湖(2415m) 高低差約600m

ソロテント泊した場所にたった数日後の週末に次男と舞い戻ってきました(^▽^;) またまた歩き始めは夕方です。600mは余裕で登れたのでもう少し高低差があるところでもいいかな、と思って候補を探してると次男が「僕も行きたい」と…で、もう行き先を色々探すのも面倒くさくなり同じところへ。今までテント持ってなかったからどんなところに行けるか(特に夕方から歩き始める場合💦)というリストができてないんですよね・・・
焚火ができるように駐車場に着く前の道路で木を拾って(駐車場で既に森林限界出てるので)ただでさえテント泊で荷物多いのに運びました😅 


9月17日 ベルドンヌ山塊  ラ・クロワ湖~ラ・クロワ峠~駐車場  高低差約200m

今回は水際でないところにいい場所を見つけてテント張ったので寝ぼけて水に落ちる心配はなしでした。峠に登った後はブルーベリーをつまみ食いしつつ駐車場へ。少し先に車を停めて歩いて15分ほどのところにある湖でピクニックをして帰りました。


9月19日  アルプ・グレ山塊  エギーユ・ド・ラ・グランド・サシエール(3745m)高低差約1600m(+帰りにカメラを探して150mくらい💦)

テント泊は楽しいんですが、やはり荷物が重くて(12~3キロくらい)しかも夕方発とかが多くてあまりたくさん登ることができません。久しぶりにガッツリと登りたくなり2年前に登った富士山に近い標高のお山へ。前回は同じ9月でも新雪が多くて結構時間かかったんですが、今回頂上近く以外ではそんなになくて(氷河は除く)前回よりもだいぶ早く登れました。帰りにカメラを落とした(忘れた)かと勘違いして一部登りなおす(右下の写真💦)という辛いことがありましたが、結局カメラはザックの普段入れないところに入っていたのでした。。疲れた・・・


9月22日 ボーフォータン山塊 トンペット湖(2131m) 高低差750m

またまた仕事の後、夕方から歩き始めるソロテント泊。グーグルマップのトンデモナイ指示で通れない林道みたいなところに導かれ、にっちもさっちも行かなくなり思い切って別の方角から登ることにして駐車場を変更たためさらに時間がおしてました。日も短くなってきているので暗くなるまでに到着しなきゃ、と湖までノンストップで歩きました。荷物重くて背中と腰痛い&軽い吐き気を覚えるほど疲れました(;´Д`)


9月23日 ボーフォータン山塊 トンペット湖~グラン・モン(2686m)~駐車場  高低差約700m

ボーフォータン山塊は湖が結構あるのですが冬にスノーシューで来ることが多い場所なので湖はみんな雪の下に隠れていてその魅力をあまり感じたことはなかったのですが、本当にきれいなところです。そのエリアでは一番高くなっているグラン・モンに登ってから駐車場に向かいました。モン・ブランもきれいに見えました(左下の写真)。


9月27日  ベルドンヌ山塊 ピック・ド・ラ・ベル・エトワール(2717m) 高低差1700m

駐車場の標高が1000m台と比較的低かったので2700m台の頂上に行くにも1700mの高低差になります(^^;)  いくつもの湖を経由しましたが、高い位置にある湖の周りには9月末だというのにまだワタスゲが咲いていて感激💖
「テント泊であまり登らない」→「日帰りの身軽な荷物でガッツリ登る」と交互、というのがテントを買ってからのパターンだった気がします(;'∀')



テントを購入したのが8月後半だったため、夏の終わりからのテント泊になりましたがほんと楽しいです♪楽しいっていうか、幸せって言った方がいいかもしれません。大袈裟なようですがまさに幸せホルモン?がドサ~っと出てしまう感じです。何か特別なことをしてるわけじゃないんだけど、山肌の色が変りつつ日が暮れていくのをぼーっと眺めて、朝ひとりぽつんと目覚め、とろりとした色合いの朝の湖の水面を眺めながらコーヒーを飲む・・・もう少し暖かくなったら(&雪がなくなったら。雪の上でテント張る人もいるらしいけど寒がりなので無理💦)また再開したいです♪



次はようやく10~12月編です。早く書き終えてさっぱりしたい(^^;) でも色々思い出しつつ書くのは楽しいです。最終回もお付き合いいただけると嬉しいです。

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