フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

秋になってもしつこくテント泊!2018年総まとめ 10〜12月編

☝10月~12月に撮った写真のお気に入りのうちの1枚。10月下旬にシーズン最後のテント泊をした標高約2800mの地点です。夕暮れ時に息子たちと周りを散策(これは長男です)したとき。



山友でもある同僚S君に影響されて昨年の夏にテントを買ったことでお山に行くのがさらに楽しくなりました。購入したのが8月後半だったので寒くなるまでに2、3回行けたらいい?と思ってたけど(わたしは2日連続の休みもほとんどないので)結局9月末までに4回も行きました。いずれも休みの日の前日に仕事が終わった午後に出発、歩き始めは夕方というパターンです。気温も下がってくるし、日も短くなってきて夕方発はキビしい・・けど10月になってもしつこくテント泊しました!



10月5日 ベルドンヌ山塊 ラ・クロワ・ド・フェール峠近くの湖 高低差マイナス50m

この日はいつもに増して遅くの出発(~_~;) うちを出たのは夕方5時過ぎ、峠の駐車場に着いた時にはほぼ真っ暗でしたが湖は駐車場から10分間くらい下りるだけなので暗くても大丈夫!思ったよりも寒くなくて宴会は延々と続きました(^▽^;) 峠道路の途中でいっぱい木の枝を拾ってきたので十分に焚火を焚くことができました。


10月6日 ベルドンヌ山塊 ラ・クロワ・ド・フェール峠近くの湖~駐車場 高低差約50m

お天気は午後から雨の予報。朝もそれなりに雲は多かったものの、いつもとはまた違ったニュアンスのある日の出を見ることができました。
次男は前日、キャンプに出発する直前に15歳から取れる仮免のようなもの取ったばかり。途中でチーズ農協に寄ったりピクニックを交えつつ峠からうちまで次男が運転しました。


10月9日 ベルドンヌ山塊 ロシェ・ブラン近くの2700mの地点 高低差約1100m

前回テント泊をしたのと結構近いエリアでした。思っていた頂上には行けなかったのですが、それなりに景色の良いところまで登りました。何頭ものアイベックスに出会えました。駐車場に近い辺りではブルーベリーが紅葉して斜面全体が真っ赤で美しかったです。


10月14日  セルス山塊  ロッシュ・オリヴェラ(2662m) 高低差約400m

次男と日帰りハイキングです。元々の目的地だった山とその周辺がとんでもない強風&雲が多かったので思い切って駐車場を変え、目的地も変えました(^▽^;) 予定してた山の半分以下の高低差というお手軽なハイキング、頂上で軽食(まだお昼には早かったので)。憧れのガリビエ峠道路を仮免運転できてとっても嬉しそうな次男でした。


10月19日 エクラン国立公園 ル・ロシャイユ(3022m)高低差約1700m

8月に撤退していた山頂。雪が積もるまでに何とか登りたいと思っていました。ハイキング客のひとりともすれ違うことのない孤独なロングコースでしたがケルンがほとんどなくてどこを通ったらよいのか分からない怖い稜線を登り切って登頂。達成感は大きかったです。2018年度「ザ・リベンジ!」


10月21日 ケラ山塊  レシャシエ湖(2887m)  高低差約290m

南仏の山にテント泊遠征!目的地のアニエル峠はイタリアとの国境になっており、2744mでフランスで2番目の標高。朝食ピクニックはドライブ途中、日の出のロータレ峠で(超寒かった💦)。昼食はアニエル峠からイタリア側に少し下りたところでチーズフォンデュ。駐車場にいったん戻ってからテントや食料などの荷物を持って別の峠~湖へ再出発です。10月ということもあってかテント泊客どころかハイキング客さえもいない美しい谷間で日没の風景にうっとり。さすがに日が沈んでからはかなり寒かったですが焚火をじゃんじゃん燃やして暖をとりました。お肉、お餅、ジャガイモに最後はマシュマロと色々焼いて楽しいご飯でした(^^♪ 次男曰く「今まで見た中で一番きれいな夕暮れの景色」だったそうです。


10月22日 ケラ山塊 レシャシエ湖~駐車場~パン・ド・シュークル(3208m)高低差約530m

朝はさすがに寒くて水溜りや小川も凍っていました(^_^;) 駐車場までいったん戻ってテントなど車に置いてからすぐ近くの山頂(3208m)にささっと登りました。イタリアとの国境になる稜線で抜群のパノラマ✨下山後は自宅まで5時間のドライブです。アニエル峠からイゾアール峠、ロータレ峠と峠道路をお買い物やピクニックを交えつつハシゴ♬最後の高速の部分1時間ほど以外は次男が運転しました。昨年度「もっとも充実してた1泊旅行」だったと思います。


11月4日 プラテ・フィズ山塊 アンテルヌ山小屋(1800m)高低差約700m

ちょっとまとまった量の雪が降ったようでしたが、その後良いお天気が2日ほど続いて融けつつある雪景色のなかを次男と歩きました。まだ雪の量は多くなさそうなのでスノーシューは持って来ませんでしたが、山小屋以降はさすがに雪が多く&曇ってきたため目的地の湖までは行かず、管理人さんはいないけど鍵が開いている山小屋を使わせてもらってランチにして折り返しました。天気予報の都合でチョイスしたあまりなじみのないモン・ブラン方面でしたが全くモン・ブランは見えないエリアです(~_~;)


11月11日 ボージュ山塊 モン・トレロ(2181m) 高低差1400m+迷って約100m💧

前の週に積もっていた雪はほぼ融けてしまったようなのでまた夏山復活です(^▽^;)
先週のハイキング先がちょっと遠い目だったので近場ボージュ山塊へ。2度目になる頂上ですが途中で2度も道を間違えてしまい(前回は間違えなかったのに‥)時間&体力のロス。ただでさえ長いコースなのに💦高い辺りではガスってましたが頂上から下りてきたご夫婦が夏に別の山の頂上でお話しした方たちだったという嬉しい偶然✨ そのあと登ってきた別のご夫婦とは下りる方向が同じだったのでピクニックを交えほぼ最後まで一緒に歩きました。


11月25日  シャルトルーズ山塊  ダン・ド・クロール(2062m)高低差700m

シーズン2度目のまとまった量の積雪があった2日後くらいに近場シャルトルーズの既に2度登ったことのある山頂へ向かいました。岩場がガチガチに凍ってたり、頂上から反対側に下りたら膝までズボズボになる新雪で「スノーシュー、いる・・・💦」と破れかぶれになって戻ってきました( ̄▽ ̄;)


11月27日 ユバイ渓谷 マリーの谷 2555mの地点 高低差約700m

1泊で南寄りのお山、ユバイ渓谷へ初遠征♬ 民宿をネットで予約したのが前夜1時過ぎ、1時間半寝たのち4時間半運転というメチャクチャな旅行でした(^_^;)
今シーズン初めてのスノーシューは新雪が深すぎてバテバテ_| ̄|○ 思ってた山頂まで行く体力(&時間)が全然ありませんでした。風が強すぎて、そして雪から露出している岩とかもなくてランチ抜きという哀しいことに(おやつは立ったまま食べています)。。突風でタイガース座布団が谷(と言っても大した高さではない)底に吹き飛ばされるという非常事態Σ(゚Д゚) 速攻探しに行って無事拾得(´▽`) ホッ


11月28日 ユバイ渓谷 ヴァルス峠近く 2407mの地点  高低差約400m

この日も相変わらずの新雪ズボズボ・・・5分も登らないうちに疲れました(;´Д`)
根性で谷の奥の山頂を目指すか(その場合頂上でゆっくりする時間もないだろう。。うちまで運転4時間なので)近くのきりのよい稜線上でお茶を濁してゆったりランチして帰途に就く、の二者択一(^_^;) 前の日は強風過ぎてランチ抜きだったので風がなく快適な景色のいいところでのんびりしたい!ということで後者(楽な方)に流れました💦
帰りはドライブ途中の景色のいいところでコーヒー淹れて飲んだりしても子供たちとの夕食に間に合うように帰ることができました。


12月4日  エクラン国立公園  コート・ロング峠近くの2705mの地点  高低差約1100m

高低差1100mだけど雪がかなり融けていたのでその半分近くはスノーシューなしで登ることができました。風がきつくて突風でカップラーメンの具がほとんど吹き飛ばされるという惨事が起こりましたΣ( ̄□ ̄|||)


12月15日  ボーフォータン山塊  モン・ロッセ(2449m) 高低差約1100m

10連勤明けの休日は運よく晴れ✨ さすがに疲れ気味だったので知ってるところに行きたくなり、3度目になるモン・ロッセをチョイス。ただし3回とも違うコースで登りました♬頂上では平均年齢65歳overの熟年山スキーヤーさん達と出会いました💕みなさん元気だし面白いし人生楽しんでるな~(≧∇≦) お手本にさせていただきたい・・・


12月18日  アルヴ山塊 2449mの地点  高低差約1000m

同僚S君と山友Aちゃんと3人でスノーシュー!この日も積雪直後で超ズボズボ💦一歩一歩が重く、目的地がはるか遠くに思われたので標高はあまり変わらないけれどもう少し近い適当な出っ張りを「本日の頂上」としお約束の豪華ピクニックを楽しみました。


12月26日  セルス山塊  ピック・ブラン・デュ・ガリビエ(2955m)高低差約1000m

2018年を締めくくるハイキングは南方面のお山へ行くときによく通過するロータレ峠近くの山スキーヤーに人気という山頂をチョイス。時間が早かったこと、一般的でないちょっと難しい斜面から登ったため(周回にしたかったので)、登りでは誰とも会いませんでしたが、通常のコースから下りるとたくさんの山スキーヤーさんが登ってくるのとすれ違いました。以前に山友Cさんから提案されたことのある山だったのですが(その日は別の山に登った)、頂上からのパノラマの美しさは格別でした。



こうやって1年間を振り返ってみるとスノーシュー使っていない時期は5月半ば~11月下旬、とたったの半年間です💦夏山、案外貴重な時期なんですよね・・・
冬はコース自体や天気的な要因での雪崩のリスク、道路(特に林道)の除雪状況など気にしないといけないことが多すぎて行き先を考えるだけで疲れます。夏山が恋しい!テントが恋しい!!です(T_T)
次回から通常のハイキング記に戻ります。まずは子供たちと2泊で出掛けたスノーシューハイキング旅行記です😊

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