randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

リベンジ・二姉妹峠(ヴェルコール山塊・5月下旬)

今月上旬にあちこちの山にかなり積もった雪は、ここしばらく暖かいため低い辺りではもうほとんど融けてしまった様子です。
スノーシューも新しいのに買い替えてスノーシューで行けるコースを色々考えてただけに拍子抜けしてしまいます😞


今週末は久々の土日休みで、子供たちとどこかに行くのですが、天気予報が安定しないので明日くらいまで待って行き先をきめるつもりです。ただし山に行くことはなさそうなので(彼らは先月のヴェルコール山塊で「今回が僕らの今年最後のハイキングね」と宣言)ちょっとの間は山に行けそうにないので今日は以前に行ったハイキングのことでも書かせていただきます。



先月と今月で3度ほどヴェルコール山塊のハイキングの記事を書いたのですが、そのうち二姉妹峠という結構キツい峠(コース外・・)を雪のため撤退、という甚だしく屈辱的なことも書きました。
雪もだいぶ解けたであろう約1か月後の5月下旬、友達と同じところに行くことになりました。
この日の天気予報は曇りときどき晴れ、強風。夕方から雨。なので個人的には6時にはうちを出発して7時半には歩き始めたかったのですが、友達はそこまで気合が入っておらず、わたしを迎えに来たのが7時。。。「もうひとりで行くから迎えに来なくていい」ってメッセージを送った直後のことでした(^^;)


出発地点は前回と少し変えて別の村にしました。写真のPrélenfrey村(標高約1000m)から林道を上がった1300mくらいの地点に車を停めます。前回が二姉妹峠の南側から歩き出したのに対し今回は北側からですが、峠の麓からは同じコースです。


歩き出して30分もすると避難小屋がありました。そういうの大好きな友達とわたし。次回のため?に中をチェック・・と思ったら中に人がいました(;´・ω・)


そこで1泊していた男性二人組のうちひとりと話す友達。
コーヒーとかウイスキーとかどうですかって勧められたんですが、すでに出発が予定よりも遅れているし、第一わたし達歩き出して30分しかたってなくて休憩もくそもないので遠慮して先を急ぎました(わたし先導。友達は休憩してもいいけど、みたいな感じだったんですが(~_~;)。。)


これは帰りに撮ったもの。先ほどは泊まってた人に遠慮して中には入らなかったので…


前回と同じく、峠の真下の辺りまでやって来ました。


雪は全然残っていません。


前回(その1か月前)に来た時の大体同じ場所。


歩き進めると前回にも通った洞窟が。先月は凍ったものがたくさんあって、入り口から奥にはあまり入らなかったんですが今回はちょっと中まで進んでみます。


峠の麓。いまからチャレーンジ(≧∇≦)


下の辺りはほとんど雪がありません。かなりよじ登り系ですが、雪があるのとないのとでは雲泥の差です。ただ、友達から気弱なセリフが2度3度出るのが気になります。「これ・・ちょっと危ないんと違うん」「コース外やし」「一瞬足滑らしたらお終いやけど」


前回登り切れなかった辺りまで登ってきました。友達はさらに「この雪、想定内?滑ったら下まで落ちるけど」・・・彼はクライミングもするのに??そしたら「クライミングはロープで繋がってるから実際に危なくはない。こんなとこ歩くの自殺行為。引き返して別のコース歩こう
はぁ!!!???雪、ほとんど融けてますけど!!??
ここで順番チェンジ。わたしが前に行かせてもらいます。



注意深く登ればどうってことはありません。リベンジ達成\(^_^)/


雪どけの時期によく見られるソルダネルも祝福してくれています(*‘∀‘)


満足してる友達。「いや~案外大丈夫だったね」・・って、誰やねん、引き返そうって言ったの~~


奥が「二姉妹」と呼ばれるふたつの山のうち低いほうの妹ソフィー(2162m)。
峠さえ越えてしまえば、こんなに楽勝な山頂もないって程緩やかな登り坂です。


それより30mほど高くなっている「アガット姉さん」も反対側の延長上にあるんですが、もういいです。そんなことよりそろそろお昼にしたいと思います。


お天気はまあまあなんですが、なにせ風がものすごく強い!写真では全く伝わってきませんが。
友達はハイキングには必ずワインを持ってきます。彼の手が大きくてハーフボトルのようにも見えるのですが、普通の750ml入りのボトルです(^^;)
わたしはパンにチーズ、サラミ、パテを持ってきました。


ご飯を食べていると面白いスペクタクルが始まりました。マーモット2匹が相撲を始めました。


あちこちにソルダネルが顔を出しています。そういえば、このすぐ近くにある山小屋も「ソルダネル」という名前でした(^^) まあここに限らず、この時期あちこちでみられるんですが、春の到来を暗示する可憐な姿が印象的です。


5月も下旬ともなれば他にも少しずつ花が咲き始める時期です。中には本格的に暑くなってくるともう見られなくなるものもあるので一機一会、その瞬間その瞬間を大切にしたいと強く思わされます。


さて、風がとっても強いのでお昼休憩も最低限で切り上げて歩き始めます。
目指すはヴェルコール山塊で2番目に高いグランド・ムシュロール(2284m)です。


しかし、残念ながら突風も含んだ強風とところどころに残る雪、そして山全体がよじ登り系なことを考慮して登頂は無理とふたりで判断。これにはわたしも賛成しざるを得ませんでした。というのも、峠ではそう風は強くなかったのですが、ここはかなり吹き荒れていたのです。
ただ、個人的な満足のために友達とリュックサックを麓に残して少しだけ、行けるところまで登ってみることにしました。ほんの15分ほど登ってみましたが荷物のない身軽な状態でもここらへんまでが限度、ってとこまできたので大人しく下りました。


👇途中、まだ危なくないあたりから撮った写真

👇そろそろ危なくなりかけた辺りから(^^;)

わたしの手袋の指が写りこんでいますが、風が強かったのと足場が不安定だったためこのようなスマホの持ち方になります(;´Д`)
ヴェルコール独特の連なった山頂が見られます。


ここらから友達とリュックサックの待つ麓までぼちぼち下ります。

先ほどいた辺り。ふたつの山(山、なのですが名前的には「岩(rocher)」と呼ばれている)アガットとソフィー。そしてその間の峠。


ほとんど下りてきました。この湖みたいなのはすぐ反対側にあるスキー場に人工雪を足すときに使われるときの水のため池として作られた人工池。ヴェルコール山塊には湖や池はなく、川さえもあまり見ることがありません。雪解けの季節はさすがに潤っているものの、とても乾燥した山塊なのです。


さて、友達の待つ麓まで下りてきました。
・・・ということで、以降コース変更を余儀なくされます。
👇予定していたもの


👇変更後

・・・つまり、危ないところを避けた結果コース的にかなり遠回りすることになりましたが仕方ありません。


この辺りは山に囲まれた形になっているため雪渓が多く残っています。歩きにくかったので友達にトレッキングポールを1本貸してあげました。


振り返った景色。お天気はいいけど風が寒い・・・


浸食の跡がある岩がたくさんあります。


小屋がありました。なかなかいい立地条件なので次回のためにチェックしようと思いましたが鍵が閉まっていました(´Д⊂


どんどん曇り空が広がってきます。そして遠回りになったのでちんたらしていられません。友達とひたすら道を急ぎます。


バルム峠に到着。
つまりようやく山の反対側(朝来た方)に戻って来ることが出来ました。


ひたすら下りていきます。


雨が少しずつ降ってきました。予報通りです・・・
ふたたび二姉妹峠の麓まで戻ってきました。ここら辺からは行きと同じルートです。
峠を見上げた友達がひとこと「俺はもうここはいらんわ」


ようやく車を停めてたところに到着。まあまあ降ってきたのでこれ以上遅くなるとかなりズブ濡れるところでした。考えたらお昼休憩した時からほぼ休憩なしに4時間以上歩いたことになります。
友達に「あんたが朝遅れてこなかったら降ってくる前に車に戻れたよ」って言うと友達は「君がグランド・ムシュロール登ってくるとか言ってひとりでピストンしなかったら降ってくる前に戻れたよ」と返す(^^;)


今回、二姉妹峠はリベンジできましたがグランド・ムシュロールという新たなリベンジの対象が発生してしまいました(;´Д`)
友達はそういう感覚はないので「コース長くなって帰りキツかったけど峠にも登れてよかつたね」と満足顔・・・
ちなみにこのリベンジ、まだ達成されていません、、、